今回はチコちゃんに叱られる! ハスキーボイスの魅力▽パパラッチとは▽大納言の謎 初回放送日:2024年10月18日を紹介。
なんでゴシップカメラマンをパパラッチっていうの?
なんでゴシップカメラマンをパパラッチっていうの?
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、写真を撮るのが上手なステキな大人ってだーれ?」
チコちゃん「なんでゴシップカメラマンをパパラッチっていうの?」
チコちゃんの答えは、「パパラッツォさんがしつこかったから。」
パパラッツォさんがしつこかったから
新明解国語辞典にはパパラッチの項目に「イタリア映画の登場人物から」という説明文があります。
その人物を演じたのは俳優のウォルター・サンテッソさん。
その映画は、1960年公開のイタリア映画「甘い生活」
女癖の悪いゴシップ誌の記者である主人公が欲望のままに取材対象たちに手を出して堕落していく様子を描いています。
劇中で主人公の相棒役として登場するのがゴシップカメラマンのパパラッツォさん。
車で走り去る女優を執拗にバイクで追跡や
夜遊びから帰って来た女優を狙って朝まで寝ずに待ち伏せ。
嵐の中でもカメラを構えたり。
スクープ欲しさにフェンスを乗り越えて敷地内に潜入するなど。
実際に当時イタリアで活動していたゴシップカメラマンたちは映画顔負けのしつこさ。
それらに対する問題提起として映画で描いたという事情もありました。
そして映画の中で唯一役名がついていたカメラマンがパパラッツォさん。
これを複数形にするとパパラッツィ。
それが転じてパパラッチに。
映画「甘い生活」はカンヌ国際映画祭のパルム・ドール、米アカデミー賞を受賞するほどの作品となりました。
さらに雑誌タイムに映画の中のカメラマンのしつこさを取り上げる記事が載ったことでさらに知名度が上がりました。
これを契機にアメリカにもパパラッチという用語が定着するように。
そしてセレブに嫌われ者に。
その後、イギリスのダイアナ元皇太子妃がパパラッチの執拗な追跡の末に自動車事故で亡くなりました。
これが、きっかけで日本でもパパラッチの用語が有名になりました。
最後に報道カメラマンの宮島さんが写真の魅力について語ります。
世界各地の紛争地の写真を撮影
心に残った写真として
1992年自衛隊カンボジア派遣時の写真
後ろを航行する輸送艦を撮影。
これは、自衛隊の海外派遣、国の姿勢を変えるきっかけになりました。
もう一枚が、阪神・淡路大震災の写真
思い出が詰まったピアノの写真で終了
結論
というわけで、
「なんでゴシップカメラマンをパパラッチっていうの?」は、
「パパラッツォさんがしつこかったから」
でした。
解説してくれたのは
日本大学の古賀太教授。
古賀 太
芸術学部 映画学科 教授
研究者情報
研究キーワード
映画
映画史
研究分野
人文・社会, 美術史
経歴
2009年04月 – 現在
日本大学芸術学部映画学科教授
2007年09月 – 2009年03月
朝日新聞社編集局文化部記者
1993年10月 – 2007年08月
朝日新聞社文化企画局(2003年より企画委員)
1987年04月 – 1993年09月
国際交流基金職員
学歴
1987年
早稲田大学, 大学院 文学研究科, 映画史
(大学HPより)
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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