今回はチコちゃんに叱られる! ▽ラグビーボールの謎▽緑色の謎▽フラミンゴの謎 初回放送日NHK総合テレビジョン2026年1月9日(金)午後7:57を紹介。
なんでラグビーボールは楕円形なの?

なんでラグビーボールは楕円形なの?
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、ラグビーが好きなステキな大人ってだーれ?」
チコちゃん「なんでラグビーボールは楕円形なの?」
チコちゃんの答えは、「脇に抱えて走りやすいから。」
脇に抱えて走りやすいから
ラグビーボールが「楕円形」なのはなぜ?歴史を変えた少年のルール違反と靴職人の知恵
ラグビーといえば、あの独特な形をした「楕円形」のボールですよね。
サッカーやバスケットボールのように丸くないのは、一体なぜなのでしょうか?
その答えは、「脇に抱えて走りやすいから」という、非常にシンプルで合理的な理由にありました。
今回は、ラグビーボールが今の形になるまでの、ドラマチックな歴史を紐解いていきましょう!
もともとは「豚のぼうこう」で作った丸いボールだった!?
ラグビーというスポーツは、1800年代のイギリスで誕生しました。
しかし、当時のボールは今とはまったく違う姿をしていたのです。
形はサッカーボール風:当時は「豚のぼうこう」を膨らませて加工したものを使っていました。
素材の限界:動物の臓器を使っていたため、大きさや形にはバラつきがありましたが、基本的には「丸に近い形」でした。
ラグビー校のフットボール:ラグビーの原型は、イギリスのラグビー校で行われていたフットボールでした。
ルールも今とは全く別物だったのです。
当時の試合は、なんと「人数制限なし」「時間制限なし」!
1チーム50人から100人という、とてつもない規模で行われていたというから驚きですね。
1823年、一人の少年が犯した「伝説のルール違反」
当時のラグビー校のルールでは、ボールをキャッチすることは認められていました。
しかし、「ボールを持って走る(ラン)」は禁止されていました。
基本的にはキックで敵陣へ進むスポーツだったのです。
そんな中、歴史を変える出来事が起こります。
ウィリアム・ウェブ・エリス少年:1823年、試合中にエリス少年が突然ルールを無視し、ボールを抱えて走り出しました。
ランプレーの誕生:これが、現在のラグビーの最大の見せ場である「ラン」のきっかけになったとされています。
ウェブ・エリス・カップ:彼の功績(?)を称えて、現在もラグビーワールドカップの優勝カップには、彼の名前が付けられています。
この「抱えて走る」というプレースタイルの誕生が、ボールの形を変えることになります。
丸いボールでは「走りづらかった」3つの理由
ラグビーが「ボールを持って走るスポーツ」へと進化していくと、丸いボールでは不都合な点が多く出てきました。
ホールドしにくい:丸いと脇にしっかり固定できず、走っている間に滑り落ちやすい。
タックルに弱い:相手からタックルを受けた際、丸いボールは簡単にこぼれ落ちてしまいます。
パスが投げにくい:遠くへ正確に投げるには、楕円形の方が回転をかけやすく、飛距離も伸びることが分かってきました。
「もっと自由に、もっと力強く走りたい!」という選手たちの願いが、新しい形を求めたのです。
靴職人が生んだ「楕円形のイノベーション」
そこで、ラグビー校の生徒たちは、学校の近くで店を構えていた靴職人のリチャード・リンドンに新しいボール作りを依頼しました。
楕円形の誕生:リンドンは、ゴムを楕円形に加工し、その周りに牛革を貼り付けるという画期的な手法を考案しました。
ギルバート社の完成度:その後、職人のウィリアム・ギルバートによってさらに品質が高められました。
今も続く信頼:この「ギルバート」のボールは、現在でもオリンピックやワールドカップの公式球として世界中で愛用されています。
キック主体のスポーツから、脇に抱えて走る情熱的なスポーツへと進化したことで、ボールもまたその姿を変えたのですね。
ラグビーボールの形には、選手の情熱と職人の技術が詰まっていました。
次にラグビーの試合を観るときは、あの楕円形のボールが描く軌道に、歴史の重みを感じてみてくださいね!
結論
というわけで、
「なんでラグビーボールは楕円形なの?」は、
「脇に抱えて走りやすいから」
でした。
解説してくれたのは
立命館大学の松島剛史准教授。
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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