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なんで緑は目に優しいの? 筋肉が楽だから

今回はチコちゃんに叱られる! ▽ラグビーボールの謎▽緑色の謎▽フラミンゴの謎 初回放送日NHK総合テレビジョン2026年1月9日(金)午後7:57を紹介。


なんで緑は目に優しいの?




なんで緑は目に優しいの?


チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、とにかく優しいステキな大人ってだーれ?」


チコちゃん「なんで緑は目に優しいの?」



チコちゃんの答えは、「筋肉が楽だから。」


筋肉が楽だから


「緑は目に優しい」は本当だった!カギを握るのは“目の筋肉”の休息?

「目が疲れたら遠くの緑を見なさい」と、昔からよく言われますよね。


実はこれ、単なる迷信ではなく、医学的にも非常に理にかなったことなんです!


緑色が目に優しい本当の理由。


それは、「目の筋肉が楽をできるから」という驚きの事実でした。


今回は、眼科専門医の先生の解説をもとに、光の波長と進化の歴史からその秘密を紐解きます。



ピント調節の要「毛様体筋」がリラックスする

可視光線には、400から700ナノの波長があります。




私たちの目の中には、カメラのレンズのような役割をする「水晶体」と、それを支える「毛様体筋(もうようたいきん)」という筋肉があります。




ピント合わせの仕組み:近くを見るときは筋肉が縮んで水晶体を厚くし、遠くを見るときは筋肉が緩んで水晶体を薄くします。


色の波長と焦点:実は、色(光の波長)によって、網膜のどこでピントが合うかが異なります。


青色(短い波長):網膜の手前でピントが合おうとするため、筋肉に力を入れて水晶体を厚くし続けなければなりません。




これは目に大きな負担がかかります。


赤色(長い波長):網膜の奥でピントが合おうとします。




筋肉を緩める必要がありますが、調節が繊細すぎてピントが細かくズレやすく、じわじわと疲労が溜まります。


緑色(中間の波長):最初から網膜のちょうどいい位置でピントが合います。




つまり、毛様体筋がほとんど動かなくて済むため、筋肉が「楽」をできるのです。


これが「目に優しい」の最大の理由です。



網膜との相性がバツグン!「見えやすい」の秘密

緑色が目に優しい理由は、筋肉だけではありません。


光を受け取る「網膜」の細胞との相性も関係しています。


私たちの網膜には、色を感じる「錐体(すいたい)細胞」が3種類あります。




1対1の青と赤:青や赤の光には、それぞれ1種類の細胞しか反応しません。




協力し合う緑:緑色の光に対しては、2種類以上の細胞が同時に反応します。




効率の良さ:少ないエネルギーで効率よく「緑色」を認識できるため、網膜へのダメージが少なく、かすみ目なども防ぎやすいのです。


ちなみに、人間が最も敏感に、そして鮮やかに感じる波長は555ナノメートル付近と言われており、これは色で言うと「黄緑色」にあたります。




250万年前からの贈り物?人類の進化と「緑」

なぜ人間はこれほどまでに「緑色」に対して特化した進化を遂げたのでしょうか。


その答えは、私たちの祖先が暮らしていた環境にあります。


森と草原の生活:約250万年前、人類の祖先は豊かな緑の中で生活していました。


生き残るための知恵:生い茂る緑の背景の中から、隠れている敵や獲物、仲間を瞬時に見分ける必要がありました。


緑が「基準」になった:背景である「緑」を最も楽に、正確に捉えられるように目が進化したことで、その中にあるわずかな変化を察知できるようになったと考えられています。



現代の敵「ブルーライト」と上手く付き合う方法

現代の私たちは、スマホやパソコンから発せられる「ブルーライト(青色の光)」に囲まれています。



ブルーライトの性質:先ほどお伝えした通り、青い光はピント合わせのために毛様体筋を酷使させます。


長時間見続けると、目が疲れ果ててしまうのはこのためです。


光の役割:ただし、ブルーライトがすべて悪というわけではありません。


朝:脳をシャキッと目覚めさせる効果があります。

昼:集中力を高めてくれます。


目の休息法:スマホを見すぎて疲れたなと感じたら、「遠くの緑」を見ましょう。


緊張していた筋肉がフワッと緩み、リフレッシュできます。


もちろん、究極の休息は「目を閉じること」。


筋肉を完全に休ませてあげることが一番のケアになります。


普段何気なく眺めている公園の木々や観葉植物。


それは、私たちの目が長い歴史の中で選び抜いた、最高の「天然の目薬」なのかもしれませんね。



結論


というわけで、


「なんで緑は目に優しいの?」は、


「筋肉が楽だから」


でした。



解説してくれたのは


眼科専門医の綾木雅彦先生



綾木 雅彦(あやき・まさひこ)
更新日:2024/07/11
眼科専門医・慶應義塾大学医学部非常勤講師
1982年、慶應義塾大学医学部卒業。1994~1997年、ハーバード大学に留学(医学部研究フェロー)。昭和大学医学部眼科准教授、国立病院機構埼玉病院眼科医長、国際医療福祉大学三田病院眼科准教授などを歴任。慶應義塾大学眼科学教室の研究者として知見を深めながら後進の指導にあたるほか、日本抗加齢医学会評議員などの要職も数多く務める。「ブルーライト研究の第一人者」としても知られる。著書に『視力防衛生活』(サンマーク出版)など。
(HPより)




今回も最後まで読んでくれてありがとう。
他の記事もよろしくね。


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