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カラオケで小指がピーンとなるのは人間はそーっとモノを摘まもうとすると小指がピーンとなる生き物だから

今回は、2018年9月28日金曜日放送、「チコちゃんに叱られる!」のお話。


カラオケで小指がピーンとなるのはなぜ?





カラオケで小指がピーンとなるのはなぜ?


2つ目のお話。


チコちゃん「マイクを持って歌う姿がステキな大人ってだーれ?」


岡村さんにふられて夏菜さんが回答者。


チコちゃん「じゃあなっちゃんさぁ。カラオケは行くの?」


夏菜さん「行、く、よ。」


実際にマイクを持ってみて欲しいということで、塚原愛アナがマイクを運んできます。


普通に握る夏菜さん。


夏菜さん「こうやって持って歌う男は嫌。」


マイクの口部分を包み込むようにして持つのが嫌とのこと。


チコちゃんにサビの部分だけでも歌うように言われて、「となりのトトロ」の「さんぽ」を歌います。


そこで、チコちゃんからの質問「なんでマイクを持つと小指がピーンとなるの?」


夏菜さん「ああ、邪魔だから!」


というわけで、正解に至らず、叱られちゃいました。


チコちゃんの答えは、


「人間はそーっとモノをつまもうとすると小指がピーンとなる生き物だから」


なんだって?



人間は、そーっとモノを摘まもうとすると小指がピーンとなる生き物だから


解説してくれたのは早稲田大学のスポーツ科学学術院 川上泰雄教授。


人間が物を持つ時の動きは主に「つまむ」と「握る」の二種類。




小指がピーンとなるのはつまむ時。




まだ、明確なメカニズムは解明されていないそう。


でも、考えられる有力な説としては手の筋肉の構造によるというもの。



指を伸ばす時と曲げる時に使う筋肉


分かりやすく説明ということで取材スタッフの腕に青と赤のマジックペンで書き込みをしていく川上教授。


手の平側には2種類の屈筋。


浅指屈筋と深指屈筋。





握る場合は大きな力を発揮する2つの筋肉が関係。


そして指を伸ばす場合は手の甲側にある総指伸筋が関連。




この総指伸筋が小指ピーンに重要な役割を果たしています。


指で物をつまむ時には主に手の平側の屈筋が使われます。


握る時ほどの大きな力は必要ないということで、手の甲側の伸筋を使う事で屈筋の力を弱める働きが。



人間は握るほどの大きな力を必要としない時に自然と「つまむ」という動作を選択しています。





その時に指を曲げる筋肉による大きな力を、指を伸ばす筋肉を使って抑えている。




その時に指がピーンとなるんですね。


実際に握力計を使った実験で、小指も含めた全部の指で握った場合と小指だけを離した状態で握った場合で握力を比較。


12㎏の差が。




さらに小指には独立した伸筋。




それが総指伸筋に対して小指伸筋と呼ばれます。


物をつまもうとする時には小指側の伸筋(小指伸筋)も活動して、その結果として小指が特にピーンと伸びます。


独立した筋肉が存在するから小指が伸びやすいとのこと。




小指がピーンとなるということはつまむようにマイクを持っているんですね。


さらに番組では小指ピーンに新たな法則も発見


小指ピーンな人に共通する事があるそう。


それは、小指ピーンの法則「歌が上手い」とのこと。




(*あくまで番組が独自に発見した法則)



結論


というわけで、


「カラオケで小指がピーンとなるのはなぜ?」は、


「人間は、そーっとモノを摘まもうとすると小指がピーンとなる生き物だから」


でした。



塚原アナから補足


小指を伸ばす筋肉(小指伸筋)は生まれつき無い人もいて、そういう人は小指ピーンになりにくいそう。




(*日常生活に特に支障はありません。)


小指伸筋があるかどうかを簡単にチェックする方法






川上教授によると、両手でグーを作って第二関節同士をピッタリとくっつけます。


その状態で両手の中指を伸ばしてみます。


この状態で中指同士を離そうとしてみてください。





他の指はピッタリとつけたまま。


中指を離そうとすると人差し指が離れがちですが、ピッタリくっついていると中指が動かないのが普通。


今度は両手で小指を伸ばしてみます。


他の指がピッタリついていても、小指だけは開いたり閉じたり自由に動くか?


自由に動かせる人は小指を伸ばす筋肉(小指伸筋)が独立して存在している人。




動かせない人は小指伸筋が独立していない(筋肉が無い)人。


ピアニストなど指を動かす習慣がある人は指が離れる可能性があるとのこと。



解説してくれたのは


早稲田大学のスポーツ科学学術院 川上泰雄教授。


川上泰雄教授


早稲田大学スポーツ科学学術院
川上泰雄研究室


研究分野 
運動生理学,バイオメカニクス(骨格筋のメカニクス)

早稲田大学スポーツ科学学術院、川上泰雄研究室のホームページです。バイオメカニクスや運動生理学の視点から身体運動の仕組みに迫るための研究を進めています。矢内利政研究室および学外の共同研究者と共同で「バイオメカニクス研究チーム」を構成しています。現在の主な研究テーマは次の通りです。

人体や骨格筋の生体計測:超音波法やMRI法などの組織画像化手法などを用いて、主として人間を対象とした生体計測を行っています。人間の身体組成(脂肪や筋肉・骨格の割合)や身体形状、収縮中の骨格筋や腱組織のダイナミックな動きなどを可視化・定量化し、身体運動のパフォーマンスの規定因子を探ります。また、トレーニング、身体不活動、成長、加齢、疲労などによって生じる変化について検討を進めています。
スポーツの競技力向上に関する研究:スポーツパフォーマンスの規定因子を運動生理学(体力特性)およびバイオメカニクス(技術や道具の特性)の観点から研究しています。また、スポーツシューズやウエアなどの研究開発を企業との共同研究として行っています。
(大学HPより)



早稲田大学スポーツ科学学術院


早稲田大学(わせだだいがく、英語: Waseda University)は、東京都新宿区戸塚町一丁目104番地に本部を置く日本の私立大学である。1920年に設置された。大学の略称は早稲田(わせだ)、早大(そうだい)。

大学全体
江戸時代末期の蘭学校である北門義塾(柳田藤吉の創設)の明治5年閉校後、その意思を受継ぎ隣地に大隈重信が明治十四年の政変で下野した後に設立した東京専門学校を前身とし、日本の私立大学では慶應義塾大学(「早慶」の慶)などと共に最も古い段階で大学令に基づく大学となった(詳しくは旧制大学参照)。2011年現在、10の学術院のもと13学部・21研究科(大学院)を設置している。国際交流が盛んで、特にアジアからの外国人留学生が多い。 大隈重信が明治を代表する政治家であり、イギリス流の政治経済学を中心とする大学をモデルに設計されていることから、政治経済学部を中心に政界・財界に多くの逸材を輩出しているのをはじめとして、研究、法曹、文学、理工学などや、出版、新聞などの分野でも国内外を問わず多くの卒業生が活躍している。英国の教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」による2017年の日本版ランキングでは、私大1位に認定された。[1]

早稲田大学は、東京専門学校時代から、文部省「特別認可学校規則」や専門学校令の特例適用、大学令による私立大学として最初期の認可などを受けてきた。政治学、法律学、文学、商学、理工学、教育学、芸術、スポーツなど様々な分野で、近代日本国家の教育・研究分野の形成をリードしてきたモデル校であり、上述の慶大と共に「私学の雄」と並び称されている[2]。

早稲田大学スポーツ科学部は、2003年に設置された早稲田大学の学部である。

(Wikipediaより)




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