今回はチコちゃんに叱られる! 拡大版SP▽ジャージの縦線▽引っ越しの段ボール 初回放送日NHK総合テレビジョン5月1日(金)午後7:57を紹介。
なんで引っ越しの段ボールは白が多いの?

なんで引っ越しの段ボールは白が多いの?
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、引っ越しするのが好きそうなステキな大人ってだーれ?」
チコちゃん「なんで引っ越しの段ボールは白が多いの?」
チコちゃんの答えは、「軽く感じるから。」
軽く感じるから
引っ越しで見かける「白い段ボール」。実はあの色、私たちの心と体を操っていた!?
引っ越しシーズンになると、トラックから運び出される大量の段ボール。
ふと気づくと、最近は「茶色」よりも「白色」の段ボールをよく見かけませんか?
「単なるデザインの違いでしょ?」と思われがちですが、実はそこには引っ越し業者さんの深い戦略と、驚きの心理学が隠されていました。
チコちゃんの答えは、「軽く感じるから」!
神戸大学の齋藤勝彦教授や、日本大学の木村敦教授の解説をもとに、白い段ボールに秘められた「3つのメリット」を深掘りしてみましょう。
メリット1:動く広告塔! 「圧倒的なアピール力」
引っ越し業者が白い段ボールを使う最大の理由の一つは、「社名の視認性」です。
白い背景は、赤や青、黒といった文字が非常にくっきり見えます。
茶色の段ボールに比べて、遠くからでもどこの会社か一目で分かりますよね。
街中で白い箱が並んでいるだけで、それは立派な「動く広告」になるのです。
また、利用者にとっても大きなメリットがあります。
中身を書いたマジックの文字が読みやすいため、荷解きの作業効率がグンとアップします。
作業員さんも「キッチン」「割れ物」といった指示を瞬時に判断できるわけですね。
メリット2:新生活にふさわしい「清潔感」
白という色には、医師や看護師の白衣のように「清潔・衛生的」という強いイメージがあります。
これから新しい家で生活を始める利用者にとって、真っ白な箱は清潔感があって気持ちが良いものです。
また、白は膨張色でありながら、圧迫感を与えにくい色でもあります。
狭い部屋に高く積み上げても、茶色い箱ほど「うわっ、重苦しい……」と感じにくい心理的効果があるのです。
さらに、白い箱は「汚れが目立ちやすい」という特徴があります。
これが逆に「汚れが目立つからこそ、丁寧に扱っていますよ」という、業者側のプロ意識のアピールにも繋がっているのです。
メリット3:魔法の力? 「重さの感じ方が変わる」
これがチコちゃんのメインの答えでもあった、最も不思議な理由です。
心理学の世界では、「色は明るいほど軽く感じ、暗いほど重く感じる」という性質が知られています。
私たちは、白い雲や綿など「白いもの=軽い」という期待を無意識に持っています。
これまでの論文でも「白が最も軽く感じる」という結論が出されているほどです。
番組では、5kgの米を入れた「白・茶・黒」の箱で実験を行いました。
20人の男性によるリサーチの結果は、以下の通りです。
一番重く感じたのは?:黒(15票)が圧倒的!
一番軽く感じたのは?:茶色(10票)、白(8票)
実験では、黒から順に持ったために「最後(茶色)はもっと重いはず」という心理が働き、茶色が軽く感じられるという面白い結果になりました。
しかし、木村先生によれば、「白は一番軽そうな見た目なので、5kgの重さが予想外にずっしり来て、ギャップで重く感じた人がいたのでは?」とのこと。
それでも、黒と比べれば白や茶色のほうが圧倒的に「軽く感じる」のは間違いありません。
実は「白い箱」は高級品!
ここまでメリットばかりの白い段ボールですが、実は弱点もあります。
それは「コストが高い」こと。
段ボールの表面を白く漂白したり、塗装したりする工程が必要なため、通常の茶色い箱よりも割高になってしまいます。
そのため、コストを優先してあえて茶色い段ボールを採用している業者さんもたくさんいます。
私たちが白い段ボールを見かけたときは、「この業者さんはコストをかけてでも、清潔感や作業効率を大切にしているんだな」と思ってもいいかもしれません。
まとめ
引っ越しの白い段ボールは、単なる見た目の問題ではありませんでした。
アピール力:社名やメモが読みやすく、広告と効率を両立!
清潔感:汚れを隠さず、新生活に安心感をプラス!
軽さ:心理学的に作業の負担(重圧)を軽減!
重い荷物を運ぶ過酷な現場で、少しでも「軽く感じさせてあげたい」という知恵が、あの白い箱には詰まっていたのですね。
結論
というわけで、
「なんで引っ越しの段ボールは白が多いの?」は、
「軽く感じるから」
でした。
解説してくれたのは
神戸大学の齋藤勝彦教授、日本大学の木村敦教授。
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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