今回はチコちゃんに叱られる! 夏の拡大版SP▽お化け屋敷の謎▽ダンスの不思議 初回放送日NHK総合テレビジョン8月21日(金)を紹介。
なんでダンスが揃っているのを見ると気持ちがいいの?

なんでダンスが揃っているのを見ると気持ちがいいの?
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、脱いだ靴をびしっとそろえるステキな大人ってだーれ?」
チコちゃん「なんでダンスが揃っているのを見ると気持ちがいいの?」
チコちゃんの答えは、「脳が「1つの塊」と捉えて省エネになるから。」
脳が「1つの塊」と捉えて省エネになるから
テレビでアイドルグループやダンスチームの「シンクロダンス」を見ると、思わず見入ってしまいますよね。
全員の動きが完璧にピタッと揃っている姿は、見ているだけでスカッとします。
「でも、なんでダンスが揃っているとこんなに気持ちがいいんだろう?」
「脳の中で一体なにが起きているのかな?」
そんな疑問について、テレビ番組で上智大学の田中昌司名誉教授が、とっても興味深い脳の仕組みを解き明かしてくれました!
今回はその内容をたっぷり引用しながら、ピタッと揃ったダンスに私たちが惹きつけられる理由をご紹介します。
なんでダンスが揃っていると気持ちいいの?
チコちゃんの番組での答えはズバリ、「脳が『1つの塊』と捉えて省エネになるから」でした!
あの大興奮の裏には、なんと「脳の省エネ」が関係していたのです。
ダンサーたちが揃わずにバラバラな動きをしていると、私たちの目は一人ひとりの動きを別々に追いかけてしまいます。
すると脳は、全員の個別の動きを必死に認識しようとします。
その結果、脳が疲れてしまい、無意識のうちに大きなストレスを感じてしまうのです。
しかし、ダンスがピタッと揃った瞬間に状況は一変します!
全員の動きが一致すると、脳は「一つひとつの個別の動き」を追うのをやめます。
そして、全体を「ひとつの大きな動きの塊(かたまり)」として処理し始めるのです。
このように、個別の情報をグループ化してひと塊として捉える脳の働きを「ゲシュタルト知覚」と呼びます。
分かりやすい例として挙げられたのが「音楽のメロディー」です。
メロディーは本来、ド・レ・ミといった個別の音が連なったものです。
しかし、私たちは一音一音をバラバラに聞いているわけではありません。
無意識にひと塊のメロディーとして認識して楽しんでいますよね。
ダンスもこれとまったく同じ現象が起きているのです!
「脳の省エネモード」が快感を生む!
ダンサーたちの動きが揃うと、脳は複雑な処理をする必要がなくなります。
一気に「脳の省エネ状態」へ突入するのです!
脳が疲労せず、目に入った情報がスムーズに脳へ届きます。
このストレスフリーで心地よい感覚こそが、私たちが「うわぁ、気持ちいい!」と感じる正体でした。
さらに、脳の中ではもうひとつの面白い現象が起きています。
ダンサーたちの動きが完璧に合っているのを見ると、脳の「ミラーニューロン」と呼ばれる神経系などが働き、「自分も完璧に踊れている!」と脳が疑似体験をしてしまうのです。
見るだけで自分が上手に踊っているかのような錯覚を覚え、快感が倍増します。
非日常的な光景と「衣装」がつくる最高の感動
田中先生によると、ぴったり揃ったダンスには特別な魅力があるそうです。
それは、まるで機械のような「正確さ」と、人間ならではの「躍動感」が完璧に両立している点です。
普段の生活ではまず見られない非日常的な光景だからこそ、私たちはゾクゾクと感動して惹きつけられます。
ちなみに、ダンサーたちの「衣装」や「髪型」を統一するのも大きな意味があります。
見た目を揃えて一体感を増すことで、手足の角度や動きのタイミングの一致がより一層強調されて脳に届きます。
その結果、揃ったダンスの美しさと快感がさらにアップして見えるよう計算されているのですね!
まとめ:脳に優しいパフォーマンスを楽しもう!
世界中で大人気のグループダンスや集団行動のパフォーマンス。
その人気の裏には、人間の脳をリラックスさせて感動させる素晴らしい仕組みが隠されていました。
「最近ちょっと頭が疲れたな……」と感じたときは、ぜひ動画で完璧にシンクロしたダンスを見てみてください。
脳がしっかり「省エネモード」になって、最高の爽快感と癒やしをもらえますよ!
結論
というわけで、
「なんでダンスが揃っているのを見ると気持ちがいいの?」は、
「脳が「1つの塊」と捉えて省エネになるから」
でした。
解説してくれたのは
上智大学の田中昌司名誉教授。
田中 昌司(たなか しょうじ)は、日本の工学者(認知科学・知能情報学・脳計測科学・基盤社会脳科学)。学位は工学博士(名古屋大学・1985年)。上智大学名誉教授。専門は脳科学。日本原子力研究所那珂核融合研究所博士研究員、上智大学理工学部教授などを歴任した。
学歴
岐阜県に生まれ、岐阜県立大垣北高校卒業後、名古屋大学に進学し[1]、工学部の電気工学科にて学んだ[1]。1980年3月25日、名古屋大学を卒業し[1]、工学士の称号を取得した[2]。同大学の大学院に進学し[1]、工学系研究科にて核融合やプラズマについて研究した[1][3]。1982年3月25日、修士課程を修了し[1]、工学修士の学位を取得した[2]。1985年3月25日、博士課程を修了し[1]、工学博士の学位を取得した[2]。
経歴
1985年より、日本原子力研究所の那珂核融合研究所にて博士研究員として勤務した[3]。1986年に上智大学に転じ[3]、理工学部にて講師[3]、助教授[3]、教授を務めた[3]。2007年まで電気電子工学科の講義を担当していたが[3]、2008年より情報理工学科の講義を担当した[3]。また、1998年にはイェール大学の医学部にて客員科学者を兼任した[3]。2005年にはコロンビア大学の医学部にて客員教授を兼任した[3]。2023年退任、上智大学名誉教授。日本声楽発声学会理事
研究
学会活動:日本声楽発声学会理事、日本音楽表現学会会員、日本演劇学会会員、日本神経科学学会会員、北米神経科学学会会員、他
ワーキングメモリなどの神経回路モデル・シミュレーション研究を行った。現在は、音楽や演劇の脳科学の構築に取り組んでいる。これまで多数の音大生・音楽家の脳イメージング研究(MRI、脳波計測)を行ってきた。最新の成果のひとつとして、オペラ鑑賞時のミラーニューロン活動の脳波計測実験がある(論文サイト)。研究成果を大学の講義に生かすべく、音楽や演劇・文学と脳科学の融合を試みている。
(ウィキペディアより)
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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