今回は、2018年12月21日金曜日放送、「チコちゃんに叱られる!」年末拡大版のお話。
なぜ、トイレットペーパーにシングルとダブルがある?
そういえば、トイレットペーパーにはシングルとダブルがあるよね。
あれって、何か意味があるんだろうか?
なぜ、トイレットペーパーにシングルとダブルがある?
本日の3問目。
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、トイレットペーパーのシングル派とダブル派どっち?」
岡村さん「シングル」
チコちゃん「なんでトイレットペーパーにはシングルとダブルがあるの?」
岡村さん「女性は爪が長い場合あるので、シングルだとやぶれてしまう。厚手のダブルが女性用です。」
もちろん、正解に至らず、叱られちゃいました。
銀座で街頭インタビューでも、正解は出ず。
チコちゃんの答えは、
「業者さんは本当はダブルにしたいけど根強いシングルファンがいるから」
岡村さん「NGK(なんばグランド花月)のトイレと一緒だよ。和式残ってるのは(中田)ボタン師匠が洋式でようしないからでしょ?」
チコちゃん「はっはっは。それはどうなのかな~」
業者さんは本当はダブルにしたいけど根強いシングルファンがいるから。
解説してくれたのは、日本家庭紙工業会の元会長でトイレットペーパー製造会社の社長を務める黒﨑暁さん。
黒崎さん「紙だけに神がかってますね。」
チコちゃん「いやぁ。上手い事言う!」
現在、使われているトイレットペーパーの元祖はアメリカから日本に入って来たもの。
それ以前は日本ではちり紙を使用。
河北「え~、知らない。」
太平洋戦争後にアメリカ軍がトイレットペーパーを持ち込みました。
洋式便器が普及するにつれてトイレットペーパーも徐々に日本に浸透。
アメリカから伝わったトイレットペーパーはシングルのもの。
60年代頃まではシングルのトイレットペーパーしか存在しなかったそう。
当時トイレットペーパーの革命とも言われたダブルのトイレットペーパーが遂に誕生。
紙には必ず表と裏があります。
表面はツルツル、裏面はザラザラ。
となるとシングルの場合は肌触りがいいツルツルの表側は片面のみ。
それを解決したのがダブルのトイレットペーパー。
裏面同士を合わせるので両面ともツルツルで肌触りが良い。
さらにダブルは紙の間に空気が入るので柔らかい。
そんな革命的なダブルのトイレットペーパーですが新たな葛藤を生むことに。
NHK たぶんこうだったんじゃないか劇場 シングルとダブルの間
黒﨑暁社長を演じるのは鶴見辰吾さん。
社員役は、つぶやきシローさん。
岡村さん「何でこのコンビにしたんやろう?」
これからはシングルを止めてダブルを作る事を提案する社員。
シングルの60mとダブルの30mは基本的に同じ価格で販売されています。
しかし、シングルの方が手間暇がかかってコストとしてはダブルの方が安上がり。
シングルの方が使っている紙の量が多い。
また、紙を長く巻く必要があるので作業時間(巻く時間や紙の乾燥時間)も必要。
シングルの紙1枚とダブルの紙を剥して紙1枚にしたものを比べるとシングルの1枚の方が厚いそう。
ナレーション「ダブルよりシングルの方が製造コストが高いなんて意外でしたね。」
コストが高いシングルを作り続けるべきなのか業界関係者は苦悩。
社員「しかし社長。シングルの方がいいというお客様もいらっしゃるんですよねぇ~。」
調査によればトイレ1回(大の場合)で使用するトイレットペーパーの平均使用量はシングルで1.77mで1ロール60mとすると約33回分。
ダブルの場合は1.46mで1ロール30mだと約21回分。
つまりシングルの方が12回分多く使えて、約1.6倍長持ち。
シングル派とダブル派の全国アンケート
ダブル派が55.1%に対してシングル派が44.9%。
関西地区では、大阪のシングル派は50.2%、京都は57.1%、奈良に至っては85.7%と高くなっています。
社員「何で関西の人はシングルの方が好きなんですかね?」
黒﨑社長(鶴見さん)「それは、、、、あ~ん、、、。」
社員「ケチなんですか?」
黒﨑社長(鶴見さん)「言うな、それを。倹約を美徳と考えてらっしゃると言いなさい。」
黒崎さん(ご本人)「関西では長持ちするシングルがお得だと思っているお客様が多いのだと思います。
商業施設や学校などのトイレではどんな人がどの程度トイレットペーパーを使うのかが分かりません。
ですから、長持ちしやすいシングルであれば、交換する回数が少なくて済むのでシングルが多く使われています。」
社員「社長、シングルはコスト高なので止めるべき。」
社員「社長!!、、寝ちゃってます?」
黒﨑社長(鶴見さん)「ダメだダメだダメだ!全部却下だ!我々は大切な事を忘れている!」
社員「大切な事?」
黒﨑社長(鶴見さん)「お客様だ!」
ナレーション「非常に大胆で極端な事を申し上げれば、奈良県民のみなさんの為にシングルを作り続ける事に決めたのです。」
社員「せめてシングルを値上げしましょう!」
黒﨑社長(鶴見辰吾)「いや!お値段据え置きだ!」
社員「ひぇぇ~。」
スタッフ「どうしてシングルとダブルを同じ値段で販売しているんですか?」
黒﨑社長(ご本人)「分かりません!はっはっはっはー!今までやっちゃったからね。」
チコちゃん「先生。かわいい。」
結論
というわけで、
「なぜ、トイレットペーパーにシングルとダブルがある?」は、
「業者さんは本当はダブルにしたいけど根強いシングルファンがいるから。」
でした。
黒崎社長(本人)「水に流して欲しいことは何ですか?」
チコちゃん「本日を含めての数々のご無礼でございます。これからもよろしくおねがいいたします。」
高橋さん「見栄でダブルを買ってましたけど、シングルの方が高いと分かったらシングルもいいなって。」
陣内さん「今のVTR見てね、トイレットペーパーよりね、鶴見辰吾が新境地を開いたなって思ってね。」
陣内さん「やっぱり仕事は選んじゃダメだぁ~!」
塚原アナから補足
黒﨑社長によるとダブルは2枚重ねなのでシングルの半分の量で拭き取れるのでシングルの感覚で使わないようにして欲しいとの事。
解説してくれたのは
日本家庭紙工業会の元会長でトイレットペーパー製造会社の黒﨑暁社長。
黒﨑暁さん
日本家庭紙工業会
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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