今回は、2019年2月22日金曜日放送、「チコちゃんに叱られる!」のお話。
なぜニワトリは首を前後に振りながら歩く?
そういえば、鳩や鶏は、首を動かしながら歩いていますよね。
あんまりかんがえたことなかったけど、なぜなんだろう?
バランスをとっているから??
なぜニワトリは首を前後に振りながら歩く?
本日の2問目。
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番動物を愛する心優しい大人ってだーれ?」
というこどで、猫を3匹飼っている田中さんが回答者に。
チコちゃん「ニワトリが歩いてるのって見たことある?」
田中「あるよ。」
チコちゃんは、田中さんにニワトリの歩き方を演技してほしいと依頼。
ニワトリの真似をして、チコちゃんの手から餌をついばむ田中さん。
チコちゃん「なんで、ニワトリは首を前後に振りながら歩いているの?」
田中さん「首の動きを先行させて、歩く助けにしている。」
チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と叱られちゃいました。
岡村さん「首の筋肉と足の筋肉がニワトリは連動しているから。」
チコちゃん「すごく一般的。」
チコちゃんに、かるくあしらわれました。
動物園で街頭インタビューするも、正解なし。
チコちゃんの答えは、
「目が横についているから」
そうだったんだ!
目が横についているから
解説してくれたのは、鳥の歩行研究の第一人者である東京大学名誉教授の樋口広芳教授。
人間の目は前向きについていてさらに眼球を動かせます。
しかし、ニワトリの目は横向きについていて、眼球があまり動かせない。
ニワトリの首の動きは、前後に振っているように見えるが、実はちょっと違う。とのこと。
正確な動きについてはじっくり観察するか、撮影して細かく見てみる必要があるとのこと。
ニワトリ「たかし」とともに行動
養鶏場でニワトリを一羽お借りして、生活を一緒にすることに。
ニワトリの名前は、「タカシ(1歳・メス)」
自宅に連れ帰って、一緒に食事する担当D。
食事中に流れていたテレビ番組は「ダーウィンが来た!生きもの新伝説」
担当Dはタカシがこう言っているように。
タカシ「また、ダーウィンのディレクターに作ってもらえばいいじゃん!ダーウィンのディレクターにぼんじりをおごりなさい!せせりとねぎまもおごりなさい!」
ヒゲじい「おい!君!ボーっとサボってんじゃないですぞ!」
ヒゲじいに叱られちゃいます。
ナレーション「他人のふんどしでばかりVTRを作っていると、ヒゲじいに叱られますよ?」
元々の養鶏場に戻して観察してみる事に。
歩行映像を撮影。
スローモーションでニワトリの歩く時の首の動きを解析。
1. 首を伸ばして頭の位置を止める
2. 頭の位置を止めたままで体だけ歩く。
この動きを繰り返していることがあきらかとなりました。
頭(眼)の位置を静止する動きと前進するのを繰り返しています。
これは、頭の位置を止める点がキーポイントとのこと。
パントマイム教室で、ニワトリの歩き方を習得
担当Dは、パントマイム教室へ。
パントマイムの先生(パーツ イシバさん)の指導でニワトリの歩き方を再現。
それっぽい動きが出来るようになっていますが、先生からはもう一歩ということ。
そこで先生が再現。
頭の横にカメラを着けて普通に歩くと、視界が流れるので景色がハッキリと見えず。
横にあるスケッチブックに書かれている文字が判読できず。
次に、ニワトリ式歩行。
すると、スケッチブックには「岡村のバカ」がくっきり。
この違いはなぜ起こる?
人間の目は前に付いていて眼球が動かせます。
そのため、移動しながらも眼球を動かすことで目標を見る事が可能。
一方、ニワトリは眼が横についていますので、景色が流れます。
ニワトリが首を前後に振る理由は、
パントマイムのように頭を止めながら歩く。
→流れる景色を静止画のように見ているとのこと。
なぜ、このように進化した?
ニワトリの祖先は、地上を歩きながら餌を探す習性。
色んな外敵がいる中で視野を広く保つ為に目が横に付くように。
しかしながら視野の広さと引き換えに視界が流れてしまうという問題点が。
それを克服するために、頭を止める歩き方が生まれたそう。
そして、タカシとのお別れ。
ナレーション「ありがとう。タカシ。」
結論
というわけで、
「なぜニワトリは首を前後に振りながら歩く?」は、
「目が横についているから」
でした。
塚原アナから補足
ニワトりの目が大きく視界が広い。
→目を動かすには、を動かすには大きな筋肉が必要。
しかし、頭に筋肉が付きすぎると重くなって歩けなくなる。
→目をあまり動かさすことができなくなったとの事。
その他の諸説としては、
・歩く時の体のバランスを取るために頭を前に出して重心を移動させている。
・首を細かく動かして片側ずつ1つの目でモノを立体的に見ようとしている。
など、諸説あります。
解説してくれたのは
鳥の歩行研究の第一人者、東京大学名誉教授の樋口広芳教授。
樋口広芳教授
樋口 広芳(ひぐち ひろよし、1948年2月26日 – )は、日本の鳥類学者、農学博士。東京大学名誉教授。
経歴
1948年、神奈川県横浜市金沢区(当時は磯子区の一部)に生まれる。
1970年、宇都宮大学農学部卒業。
1975年、東京大学大学院農学系研究科博士課程修了。
1986-88年、米国ミシガン大学客員研究員
1988年、日本野鳥の会研究センター所長。
1994年、東京大学大学院農学生命科学研究科教授。
1998年、第7回山階芳麿賞受賞。
2010年、東京理科大学客員教授。
2012年、東京大学を定年退職。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任教授。
2012年、東京大学名誉教授。
2015年、野生生物保護功労者・環境大臣賞受賞。
2018年、NHK連続テレビ小説「半分、青い。」野鳥考証。
(Wikipediaより)
東京大学(とうきょうだいがく、英語: The University of Tokyo)は、日本東京都文京区本郷七丁目3番1号に本部を置く日本の国立大学である。1877年に設置された。大学の略称は東大(とうだい)。
東京大学全体
東京大学は欧米諸国の諸制度に倣った、日本国内で初の近代的な大学として設立された。
東京大学には、特に創立時に明文化された建学の精神はない。しかし、国立大学法人化に伴い、現在は「東京大学憲章」が定められている。東京大学憲章は、「大学」としての使命を公に明らかにすることと、目指すべき道を明らかにすることを目的として学内有識者会議によって制定されたものである。学部教育の基礎としてリベラル・アーツ教育(教養教育)を重視することを謳っている。
教育研究とキャンパス
東京大学は、主な3つのキャンパスごとに教育内容・研究内容を異にする。教育内容の面では、主に教養課程を実施する駒場キャンパス、専門教育を行う本郷キャンパス、主に大学院課程の教育を行う柏キャンパスに分けられる。また研究内容の面では、伝統的な学問領域の研究を行う本郷キャンパス、学際的な研究を行う駒場キャンパス、新しい学問領域の研究を行う柏キャンパスに分けられる。こうしたキャンパス分立体制は、学部ごとにキャンパスを分けることの多い他の大学と比べると珍しい形態である。さらに、現在でも学部入学時の教養課程を分化して設置していることも、日本国内の大学では珍しい存在となっている(設立の経緯から、大学予備門、大学、工部大学校、東京開成学校、東京医学校などが統合してできた大学でもあるからである)。
(Wikipediaより)
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