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なんで鉛筆で字が書けるの?→芯がトランプのカードのようにはがれていくから。HB一本で50km、70400文字、原稿用紙約176枚。

今回は、2020年4月10日金曜日放送、チコちゃんに叱られる!▽お城のしゃちほこ▽草食動物の筋肉▽鉛筆の番組内容を紹介。


なんで鉛筆で字が書けるの?





芯がけずれて、紙にくっつくから?





なんで鉛筆で字が書けるの?


本日の2問目。


チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、子どもの頃熱心に勉強していた大人ってだーれ?」


西山さんは、宿題などは早めに終わらせるタイプだったとのことで、回答者に。


鉛筆の話題。


チコちゃん「なんで鉛筆で字が書けるの?」


西山さん「芯が「シューッ」と削れて書ける。」


チコちゃん「そのシューッをもっと詳しく説明してもらわないと正解判定できない。」


結局、正解に至らず、叱られちゃいました。


硬筆教室で質問してみても正解なし。


チコちゃんの答えは、「芯がトランプのカードのようにはがれていくから。」


西山さん「じゃあ芯も削れてるって事ですか?」


チコちゃん「芯は削れなきゃどうすんのよ?あなた?」



芯がトランプのカードのようにはがれていくから


鉛筆の芯は、黒い色を付ける為の黒鉛とそれを固める粘土でできています。


この2つの割合で鉛筆の硬さと濃さが決まります。





例えばHBでは黒鉛がおよそ70%で粘土がおよそ30%。





黒鉛の割合が多くなると濃く、柔らかい芯に(例:6B)





逆に粘土が多くなると薄く、硬い芯に(例:6H)。






黒色の元となる黒鉛を電子顕微鏡で見てみると


原材料の黒鉛。




シートのようなものが積み重なった層状の構造。





この層は結び付きが非常に弱くはがれやすいという特徴。


鉛筆で字を書くと紙の僅かな凹凸に引っかかって黒鉛の層がシート状にはがれていきます。





「このシート状にはがれる」という現象はトランプの束で表す事が出来ます。


用意したのが滑り止めなどで使うような凸凹したゴムシート。





ここにマジシャンがトランプの束を広げるようにして動かします。





トランプはゴムシートに引っかかってどんどん広がります。


これと同じ事が鉛筆でも起きています。





そのため、表面が滑らかなプラスチックやガラスには、書くことができません。


逆に、消しゴムで字が消せるのは、紙の凹凸に引っかかったシート状の黒鉛を粘着性のある消しゴムでからめ取っているから。





鉛筆一本でどれくらい書ける?


HBの鉛筆一本(筆圧300gの設定)で50kmの線が書けるそう。



スタッフ「これを文字数に換算すると?」


黄先生「実際にやってみてください」



そこで、いつものアメフトでホルダーを務めていた担当D。


実験で確かめる事に。


岡村さん「球置きディレクターさんじゃないですか。」


チコちゃん「せめてホルダーと呼んであげて。」


ものすごく長い事で知られるプルーストの小説「失われた時を求めて」





400字詰め原稿用紙にどんどん書き写します。


1時間に、原稿用紙3枚ペース。


数日経過。


いつの間にやら原稿用紙に「働き方改革」と書き続けている担当D。


急に、アメフトのユニフォーム姿で登場したのが高校時代にコンビを組んでいたキッカー登場。


キッカー「そんなんであきらめていいのか!あきらめるな。」





我に返って再び書き写す作業を継続。


徐々に鉛筆が短くなっていききます。


同僚「鉛筆1mm分で何文字書けたか?のデータを元に鉛筆の全長から割り出せばいいのでは?」


すぐに電卓を取り出して計算。


鉛筆1mmで働き方改革の5文字を80回書けたというデータ、


鉛筆の全長はおよそ176mmなので70400文字という数字。





400字詰め原稿用紙にすると約176枚。






結論


というわけで、


「なんで鉛筆で字が書けるの?」は、


「芯がトランプのカードのようにはがれていくから」


でした。



解説してくれたのは


解説は青山学院大学の黄晋二教授。


コウ シンジ KOH, Shinji
黄 晋二

所属 青山学院大学 理工学部 電気電子工学科

職種 教授

■ 学歴・学位
1. 東京大学工学部物理工学科卒業
2. 東京大学大学院 工学系研究科 物理工学専攻 修士課程修了
3. 東京大学大学院 工学系研究科 物理工学専攻 博士課程修了
4. 東京大学 博士(工学)

■ 職歴
1. 2000/04~2001/03 東京大学 先端科学技術研究センター 助手
2. 2001/04~2004/03 東京大学 大学院工学系研究科物理工学専攻 助手
3. 2004/04~2007/03 東北大学 金属材料研究所 助手
4. 2007/04~2013/03 奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科 物質創成科学研究専攻 准教授
5. 2013/04~2018/03 青山学院大学 理工学部 電気電子工学科 准教授

■ 所属学会
1. 1996/06~ 応用物理学会
2. 2011/01~2015/01 ∟ 代議員
3. 2017/04 ∟ 機関紙編集委員
4. 2011/09~2015/03 レーザー学会
5. 2011/10~2012/03 ∟ プログラム委員
(大学HPより)



青山学院大学


青山学院大学(あおやまがくいんだいがく、英語: Aoyama Gakuin University)は、東京都渋谷区渋谷四丁目4番25号に本部を置く日本の私立大学である。1949年に設置された。大学の略称は英略 AG、AGU、 青学(あおがく)、青学大(あおがくだい)、青山(あおやま)。

大学全体
青山学院大学は、明治7年(1874年)に佐倉藩の農学者・津田仙の斡旋によりドーラ・E・スクーンメーカーが麻布に設立した女子小学校、明治11年(1878年)に津田仙の命名・斡旋によりジュリアス・ソーパーが築地に設立した耕教学舎、明治12年(1879年)にロバート・S・マクレイが横浜山手町に設立した美會神学校の3つを源流とする大学である[1][2]。明治14年(1881年)、津田仙、和田正幾、菊池卓平、元良勇次郎、生島閑、栗村左衛八等の尽力により耕教学舎と美會神学校が合併して東京英学校となり、明治16年(1883年)、ジョン・F・ガウチャーの寄付により赤坂区青山南町七丁目の開拓使試験場跡に移転し、東京英和学校と改称。明治27年(1894年)に本多庸一院長により青山學院と改称し、神学部と普通部が設置される。1904年(明治37年)に神学部、高等科、青山女学院英文専門科が旧制専門学校として認可を受ける。1944年(昭和19年)に、青山学院工業専門学校を開設。1947年(昭和22年)に、青山学院専門学校横須賀分校を開設。1949年(昭和24年)に新制大学として青山学院大学が開校し、文学部、商学部、工学部を設置。2020年(令和2年)時点で、11学部・12研究科(大学院)を設置する総合大学である。

学院院長、理事長、および大学長を除く設置学校の長は、キリスト者であることが義務付けられている(かつては大学長も)。そのため現在でもキリスト教を教育の基本に置き、「キリスト教概論」の講義は、建学理念のバックボーンを理解するために必修科目として位置づけられている。「地の塩、世の光」(マタイによる福音書 5章13〜16節)をスクール・モットーと定めている[3]。

校名の由来
現在の住所は渋谷区だが、青山学院の前身の東京英学校が築地から1883年に移転し東京英和学校となった当時は、周辺が「青山」と呼ばれる土地で、住所も東京府赤坂区青山南町七丁目であった(なお初等部の一部は元小松宮家の土地)。青山南町七丁目は1889年の市制町村制施行に伴い南豊島郡渋谷村(1909年町制施行、1932年東京市に編入され渋谷区となる)に編入、1928年に町名は緑岡町と変更され、1966年の住居表示実施に伴い現在の地名となった。本学の地である 「青山」が冠され、ミッションスクールとして、「College」すなわち「学院」として「青山学院」と名付けられた。
(Wikipediaより)




今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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