今回は、2018年7月13日放送、第14回「チコちゃんに叱られる!」のお話。
「なんで牛乳を飲むとき腰に手をあてるの?」だよ!
確かに、お風呂上りに牛乳を飲むと、腰に手を当てちゃうね?
なぜなんだろう?
なんで牛乳を飲むとき腰に手をあてるの?
チコちゃん「銭湯が似合いそうな粋な大人ってだーれ?」ということで、岡村さんの指名で矢作さんが回答者。
お風呂上りを再現。
飲むものは、「コーヒー牛乳」。
チコちゃん「そのままストップ。飲んだ時左手はどうしてる?」
矢作さん「左の腰にこうやって飲むのが正しいルールというか。」
チコちゃんからの質問「なんで牛乳を飲むとき腰に手をあてるの?」
答えられずに叱られちゃいました。
チコちゃんの答えは、「牛乳瓶の形のせい」
ええっ、そうだったんだ!
以下、専門家の解説。
飲み口の大きさがポイント
解説は、国際武道大学の荒川裕志准教授。
元総合格闘家。
牛乳瓶の飲み口の大きさがポイントだとのこと。
この広い飲み口が鼻にあたって邪魔になるんだ
それで、無意識のうちに体をのけぞらせて顔を傾けるという動作を行っているんだって。
なぜ、体をのけぞらせて顔を傾けると腰に手が?
体をのけぞらせて顔を傾ける時に、人はつい腰に手をあてたくなるとのこと。
番組では、その詳しい原理を解明するために実験室へ。
モーションキャプチャー(人の動作の解析プログラム)で、牛乳を飲む人間の動きを解析。
腰に手をあてない場合とあてた場合で比較。
手を腰にあてることでおよそ5度大きく反り返ることができるという解析結果に。
なるほど、そうだったんだ!
なぜ手を当てると深く反り返ることができるのか?
そこで、荒川先生と眞鍋先生(元陸上十種競技のインカレ選手)の疑問
「なぜ、手をあてる方が深く反ることができるのか?」という科学的根拠。
結論が、「手で腰を前に押す力が加わることで、胴体部分がより反る」とのこと。
つまり手で体を支えているのではなく前に押し出しているというとのこと。
牛乳瓶の飲み口の大きさはなぜ大きい?
そしてもう一つの疑問。
「牛乳瓶の飲み口の大きさはなぜ大きい?」
実は、昭和33年に「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」により、牛乳瓶の飲み口は26mm以上と規定。
この基準に大きな影響を及ぼしたのが東京・町田市の株式会社尚山堂(紙製品を扱う会社)。
こちらの尚山堂では牛乳キャップの国内シェア90%とのこと。
昭和33年当時の社長さんである淺野さんが牛乳キャップの大きさを統一。
全国の乳業メーカーがそれに賛同したことで現在の飲み口の大きさである34mmになったとのこと。
つまり、淺野社長が腰に手をあてさせている張本人だったんですね。
淺野社長の元秘書さんに当時の事を伺ってみると、牛乳の飲み口が大きい理由は「洗いやすいから」。
牛乳瓶は使用後に洗浄・消毒して再利用されますが、その際に飲み口が大きいと洗いやすかったんですね。
ということで、
「牛乳を飲むときに腰に手をあてちゃうのは牛乳瓶の形のせい」
でした。
解説してくれたのは
解説は国際武道大学の荒川裕志准教授
荒川裕志准教授
荒川 裕志
( アラカワ ヒロシ / ARAKAWA Hiroshi )
所属
体育学科 准教授
担当指導クラブ
パワーリフティング部 部長・監督
レスリング部 部長
専門分野
バイオメカニクス
トレーニング科学
取得学位
博士(学術)
(大学HPより)
国際武道大学(こくさいぶどうだいがく、英語: International Budo University)は、千葉県勝浦市新官841番地に本部を置く日本の私立大学である。
1984年に設置された。
大学の略称は武大(ぶだい)、国武大(こくぶだい)。
柔道の有段者で、東海大学創立者の松前重義や日本武道館関係者とのパイプを持つ山口吉暉(やまぐちよしてる)元勝浦市長(在任1967年 – 1999年)が、「学園都市構想」の一環として誘致し、市有地を提供して1984年に開学した。山口元市長も長い間、大学の理事職に就いていた。また、同じ勝浦市内には日本武道館の研修センターも、山口元市長の誘致により開設された。
高校以前からの武道経験者が学生には多いが、近年はプロ野球選手も度々輩出し、硬式野球部は強豪として知られつつある。また、読売ジャイアンツ監督の原辰徳が、硬式野球部監督の岩井美樹体育学科教授と、東海大学硬式野球部の後輩であった関係などから、2009年4月より客員教授に就任した。
武道・体育・スポーツに関する教育・研究を中心とする私立大学(体育大学)である。
(Wikipediaより)
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2018年6月29日放送、第12回「チコちゃんに叱られる!」の放送内容は、下記の各回放送・放送日別一覧ページからどうぞ!