今回は、2019年3月8日金曜日放送、「チコちゃんに叱られる!」のお話。
卓球のラケットが赤と黒なのはなぜ?
たしかに、卓球のラケットのラバーの部分は、黒色と赤色ですね。
考えたことなかったですが、なぜなんだろう?
卓球のラケットが赤と黒なのはなぜ?
本日の3問目。
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、反射神経バツグンのスポーツマンな大人ってだーれ?」
ということで、岡村さんが立候補して回答者に。
チコちゃん「卓球のラケットのラバー部の色は、何色?」
岡村さん「赤と黒」
チコちゃん「卓球のラケットは、なんで赤と黒なの?」
岡村さん「球は、白やん!一番球が見えんのが赤または黒である!だから!」
チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!私だってピンポンって言いたいわよ、岡村。」
岡村さん「はぁ、上手。」
大竹さん「赤はストレート、黒はカット!」
チコちゃん「ボーっと年とってんじゃねーよ!」
卓球場で卓球をしている一般の方にインタビューするも正解なし。
チコちゃんの答えは、「一色だけだと試合がつまらないから。」
大竹さん「いいじゃん!赤だけで。」
1色だけだと試合がつまらないから
解説してくれたのは、日本卓球協会 強化本部長の宮﨑義仁さん。
卓球のラケットが赤と黒で色分けされているのはルールできまっています。
日本卓球協会のルールブックには、「片方は明るい赤、他方は黒でなければならない。」と明記。
卓球のラバーには、異なる種類がある
赤と黒になっているのはラバーというラケット表面のゴムの部分。
このラバーには選手のプレースタイルによって多くの種類があるそう。
代表的なのは、表面に凹凸がなく回転がかけやすいスタンダードラバーと表面が凹凸で回転がかけにくいツブツブラバーの2種類。
スピンがかけやすいかかけにくいという差があります。
なぜ、赤と黒の2色に決定された?
過去には、異質ラバーを使った戦術が世界的に流行。
異質ラバーとは、ラケットの表と裏に全く違う性質で同色のラバーを貼り付けたもの。
異質ラバーで、相手をかく乱。
これが広まったことでラリー回数が少なくなり、早々に決まってしまう面白くない試合になったそう。
当時の異質ラバーの代表格だったのが、アンチスピンラバー。
回転のかかり易いスタンダードラバーと見た目は一緒。
しかし、表面に特殊加工が施されていて摩擦が少なく、回転がかかりにくいそう。
性質が大きく異なるラバーを使い分けて、相手の目をだまして攻めるのが異質ラバー戦術。
そして、それらを禁止するために、ルールが改正されたとのこと。
現在では、試合前にお互いのラケットを交換してチェックし合う時間も設けられています。
赤と黒に色分けする事で、ラバーを使い分けていても一目でどちらで打ったのかを判断可能。
そしてラリーがより続くように。
そうなることで、選手の技術も進化。
より高度なプレーによるラリーの応酬で見ごたえのある試合展開が楽しめるようになったとのこと。
日本シングルス王者である伊藤美誠選手。
回転のかかりにくい表ソフトラバーで、強烈に回転をかけたレシーブであるチキータが武器。
この接地面の少ない表ソフトラバーで、チキータを打てる選手というのは世界的に見ても伊藤美誠選手ぐらいとのこと。
結論
というわけで、
「卓球のラケットが赤と黒なのはなぜ?」は、
「1色だけだと試合がつまらないから」
でした。
解説してくれたのは
日本卓球協会 強化本部長の宮﨑義仁さん
宮﨑義仁さん
日本の卓球指導者、元選手。日本卓球協会常務理事、強化本部長。
2008年、2012年オリンピック男子代表監督。
長崎県長崎市出身。
鎮西学院高等学校、近畿大学商経学部卒業。
1959年、長崎県生まれ。日本卓球協会常務理事、強化本部長。前JOCエリートアカデミー総監督。前男子日本代表(ナショナルチーム)監督。元日本代表選手。近畿大学商経学部卒。鎮西学院高校卓球部が長崎県内屈指の名門となったのは、在学中の著者の貢献によるところが大きい。2001年、男子日本代表監督に就任してからは、代表選手の底上げのため、ジュニア世代からの一貫指導・育成に取り組み、現在に至る
(Webより)
公益財団法人日本卓球協会(にほんたっきゅうきょうかい、英: Japan Table Tennis Association、略称JTTA)は、日本の卓球全体を統括するスポーツ団体。
全日本卓球選手権大会、ジャパントップ12卓球大会、全日本社会人卓球選手権、全日本学生卓球選手権大会、全国高等学校卓球選手権大会などの運営を行っている。また国際卓球連盟主催のITTFワールドツアーの一つ、荻村杯国際卓球選手権大会の主管も行っている。
(Wikipediaより)
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