今回はチコちゃんに叱られる! ▽スキージャンプの謎▽茶柱の謎▽真珠の謎 初回放送日NHK総合テレビジョン2026年1月16日(金)午後7:57を紹介。
なんでスキージャンパーはケガをしないの?

なんでスキージャンパーはケガをしないの?
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、ウィンタースポーツが似合うステキな大人ってだーれ?」
チコちゃん「なんでスキージャンパーはケガをしないの?」
チコちゃんの答えは、「1m13cmの高さと落ちるのと同じだから。」
1m13cmの高さと落ちるのと同じだから
スキージャンパーがケガをしない秘密:落差60mを飛んで、衝撃はわずか「1m」?
スキージャンプをテレビで見ていると、その高さに足がすくんでしまいますよね。
ラージヒルのスタート地点は、なんと高さ約140m。 これはビル40階に相当する、とてつもない高さです。
あんな高さから飛び出して、時速100kmものスピードで着地する選手たち。
なぜ彼らは大ケガをせずに、ふわっと優しく着地できるのでしょうか?
環太平洋大学の川村康文教授が明かした驚きの科学的根拠をご紹介します。
ビル20階の高さから飛び降りるのと同じ!?
スキージャンプのラージヒルでは、飛び出し地点から「K点」と呼ばれる着地点付近まで。
垂直方向だけで約60mもの高低差があります。
もし、この高さ(ビル20階相当)から平らな地面に真っ逆さまに落ちたとしましょう。
その衝撃を計算すると、体重70kgの人で約4.9トンという凄まじい数値になります。
当然、生身の人間が耐えられる衝撃ではありません。
しかし、スキージャンプにはこの衝撃を劇的に和らげる「魔法の仕組み」があるのです。
衝撃を逃がす「魔法の傾斜」
ポイントは、着地点に付けられた「斜面の角度」にあります。
テレビで見ると緩やかに見えるかもしれませんが、実際の着地点(K点付近)は、世界共通で約40度というかなりの急坂になっています。
選手たちは、この40度の斜面に向かって、約50度の角度で降りていきます。
真下にドスンと落ちるのではなく、斜面を滑るように着地するのですね。
物理的に計算すると、真下にかかる力が分散されるため、衝撃は大幅にカットされます。
着地時の衝撃は、わずか「1m13cm」!
この傾斜のおかげで、選手が感じる実際の衝撃は驚くほど小さくなります。
なんと、1m13cmの高さから飛び降りるのと同程度の衝撃しか受けていないのです!
1mちょっとの高さなら、私たちが椅子や低い段差から飛び降りるのとそれほど変わりません。
これこそが、選手たちが涼しい顔で着地できる最大の理由だったのです。
さらに、地面は滑りやすい雪(夏場は濡れたプラスチックの毛束)で覆われています。
摩擦が小さいため、着地した瞬間にスピードが「横方向」へ逃げ、体への負担がさらに軽減される仕組みになっています。
本当に危ないのは「飛びすぎたとき」
選手からすれば、常に数メートル下に地面が見えている感覚で飛んでいるそうです。
そのため、慣れてしまえば落下の恐怖感はそれほど強くないのだとか。
しかし、スキージャンプには本当の恐怖が潜んでいます。
それは、「飛びすぎてしまうこと」です。
ジャンプ台の斜面は、ある地点を過ぎると徐々に平ら(なだらか)になっていきます。
もし勢いがつきすぎて、斜面が終わった先の「平らな場所」まで飛んでしまうとどうなるでしょうか?
斜面が衝撃を逃がしてくれなくなり、先ほどのビル20階からの衝撃がそのまま襲いかかってきます。
「K点越え」は華々しい記録ですが、飛びすぎは選手にとって命がけの事態なのです。
まとめ
スキージャンパーがケガをしないのは、選手たちの優れた技術はもちろんのこと、緻密に計算されたジャンプ台の設計のおかげでした。
急な斜面と絶妙な着地角度。
これらが組み合わさることで、空飛ぶ選手たちはわずか1メートル程度の衝撃で、優雅に地上へと戻ってくることができるのですね。
次にジャンプ競技を見る時は、ぜひ斜面の角度にも注目してみてください!
結論
というわけで、
「なんでスキージャンパーはケガをしないの?」は、
「1m13cmの高さと落ちるのと同じだから」
でした。
解説してくれたのは
解説は環太平洋大学の川村康文教授。
川村 康文(かわむら やすふみ、1959年12月28日[1] – )は、日本の科学教育者。東京理科大学理学部第一部物理学科教授。
略歴
1959年京都府京都市生まれ[2]。1978年洛南高等学校卒業。1983年京都教育大学教育学部特修理学科卒業[3]。1993年龍谷大学大学院社会学研究科社会学専攻博士前期課程修了[3]。1995年京都教育大学大学院教育学研究科理科教育専修修士課程修了[3]。2003年京都大学大学院エネルギー科学研究科エネルギー社会環境学専攻博士後期課程修了[3]。
京都教育大学附属高等学校教諭、信州大学教育学部助教授を務めた後、現在東京理科大学理学部教授。また北九州市科学館(スペースLABO)の館長を務めている[4]。
主な著書
単著
『エレガンス物理』ルガール社、1989年
『サイエンスEネットの親子でできる科学実験工作』かもがわ出版、2000年
『よくわかるおもしろ理科実験』オーム社、2009年
『確実に身につく基礎物理学(上)』ソフトバンククリエイティブ、2010年
『確実に身につく基礎物理学(下)』ソフトバンククリエイティブ、2011年
『理論がわかる電気の手づくり実験』オーム社、2012年
共編著
『実験で実践する魅力ある理科教育 小中学校編』オーム社、2010年
『実験で実践する魅力ある理科教育 高校編』オーム社、2011年
『わかりやすい理工系の力学』 講談社、2011年
(Wikipediaより)
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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