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水滴のぽちゃんってなんの音?→”ぽちゃん”ではなく“ぽ”と“ちゃん”。第1の気泡が「ぽ」で第2が「ちゃん」

今回は、2020年1月17日金曜日放送、チコちゃんに叱られる!「水滴『ぽちゃん』の謎・スーツの襟の穴・国語って?」のお話。


水滴のぽちゃんってなんの音?




たしかに、ぽっちゃんってなっていますね。


水滴が水面に当たる音?






水滴のぽちゃんってなんの音?



本日の4問目。


チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で水も滴るステキな大人ってだーれ?」


最終問題ということで、岡村さんが自ら回答者に。


水滴の音についての話題。


チコちゃん「水滴のぽちゃんってなんの音?」


この質問に岡村さんもびっくり!


岡村さん「物質と物質の接触プレーだね。」


岡村さん「水が水に戻る音」


正解に至らず、叱られちゃいました。


音ということで、ミュージシャンの森山さんに聞いてみると、


森山さん「破裂音なんじゃないですか?」


チコちゃん「なんの?」


森山さん「水面が割れる音」


チコちゃん「うわー、、ダメ~!」


森山さん「なんだよ!だったらいっそのこと叱って欲しいよ!」


温泉を楽しんでいる方に聞いてみても正解なし。


また、小沢仁志さんのところへ。


小沢さん「また来たのか?お前。」


質問すると、


小沢さん「それの答えが何の役に立つねん。」



チコちゃんの答えは、「100年間世界中の科学者の間でずっと謎だったけど”ぽちゃん”ではなく“ぽ”と“ちゃん”であることがついこの間やっと分かった。」


森山さん「長いな!」




”ぽちゃん”ではなく“ぽ”と“ちゃん”


「ぽちゃん」の音は水滴が水面にぶつかる時に鳴る音だと思っている人が多いかもしれません。


実はあの音は水に残された小さな気泡が発しているとのこと。


このメカニズムは100年以上も謎のまま。


それが、2018年に遂に解明。


友人宅に泊まった際に雨漏りの音で眠れなかったというアガルワル教授の個人的な体験がその研究のきっかけ。





水滴が水面に向かって落ちる水滴の重み。


水面が凹みます。


そして、その凹みが閉じ、その閉じる直前に気泡が発生。





気泡が振動して”ぽちゃん”と鳴ります。


気泡発生の瞬間の映像。


水滴が水面に落ちる瞬間を水面より下から見た映像。


水滴が落ちて水面に凹みが発生。





そして、その凹みは元に戻ろうとします。





凹みの底が一度平らになり、そこから気泡が発生。





この気泡が切り離された瞬間に“ぽちゃん”が発生。





水滴の重みで水面が引き伸ばされ、ちぎれるように気泡が発生。





最初に出来るいびつな形から球体に戻ろうとします。





気泡の表面がグニャグニャとたわみ、そのたわみから生まれた振動が水面に伝わって音が鳴るとのこと。





ただ、この撮影された動画は、音は一緒に収録されていません。



ぽっちゃんの検証



そこで、アガルワル教授たちの論文を検証している筑波大学の京藤敏達教授の研究室へ。


音が鳴る瞬間を捉えます。


ハイスピードカメラと騒音計を組み合わせて映像と音を同時記録。


すると気泡が出来る瞬間に「ボン。」という音が。


しかも水滴が水面にぶつかる瞬間には何の音も鳴っていません。


音声波形データでは、水滴が水面に到達してから音が出るまでの時間は0.06秒のタイムラグ。


しかし、水滴の音が“ぽ”で終わってしまっていることが指摘。


そこで実験の続き映像を確認。


すると、水滴によって発生した水柱によって再度水滴が生まれています。


その水滴が、もう一度水面にぶつかり、第2の気泡が発生した事によって鳴っている音を確認。


これが“ちゃん”の正体。


音声波形データでも第1の気泡の約0.2秒後に第2の気泡によって音が鳴っています。





しかも第2の気泡による音は小さくて高い音。


第1気泡の音は“ぽっ”で、第2気泡の音は“ぴっ”。





そうなるとなぜ“ぽぴっ”ではなく“ぽちゃん”と聞こえるか?


京藤教授「それは分かりません。。調べるのはすごい難しいです。見えないですから。」


これはまだ世界の科学者たちが解き明かせていない謎のまま。


京藤教授「役に立たないって事が大事なんです。今、役に立たないっていう事は、でも新しいことが分かれば将来役に立つわけです。そういう理屈もあります。」


名言誕生「今役立つことは、将来役立たないが。今役立たないものは、将来役に立つ。by 京藤教授」




結論


というわけで、


「水滴のぽちゃんってなんの音?」は、


「”ぽちゃん”ではなく“ぽ”と“ちゃん”」


でした。



解説してくれたのは


イギリスのケンブリッジ大学のアヌラグ・アガルワル教授と学生のサム・フィリップスさん


ケンブリッジ大学


ケンブリッジ大学(University of Cambridge)は、イギリスの大学都市ケンブリッジに所在する総合大学であり、イギリス伝統のカレッジ制を特徴とする世界屈指の名門大学である。中世に創設されて以来、英語圏では「オックスブリッジ」として並び称される一方のオックスフォード大学に次ぐ古い歴史をもち、アンシャン・ユニヴァシティーに属し[1]、また、欧州内の中世大学群に属する。

2019年のTimes Higher Education World University Rankingsで世界第2位と評価されるなど[2]、ハーバード大学、オックスフォード大学等と並び、各種の世界大学ランキングで常にトップレベルの優秀な大学として評価されており、公式のノーベル賞受賞者は96人(2016年12月現在)と、世界の大学・研究機関で最多(内、卒業生の受賞者は65人)である[3]。総長はデービッド・セインズバリー(英語版)で、副総長はスティーブン・トュープ(英語版)。

公式サイトでは国公立大学(Public University)と紹介している。法的根拠が国王の勅許状により設立された自治団体であること、大学財政審議会(UFC)を通じて国家から国庫補助金の配分を受けており、大学規模や文科・理科の配分比率がUFCにより決定されていること、法的性質が明らかに違うバッキンガム大学等の私立大学が近年新設されたことによる。ただし、自然発生的な創立の歴史や高度な大学自治、独自の財産と安定収入のあるカレッジの存在、日本でいう国公立大学とは解釈が異なる。

アメリカ、ヨーロッパ、アジア、アフリカ各国からの留学生も多い。2005年現在、EU外からの学生は3,000人を超え、日本からの留学生も毎年十数人~数十人規模となっている。研究者の交流も盛んで、日本からの在外訪問研究者も多い。
(Wikipediaより)




今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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