今回は、2021年1月8日金 チコちゃんに叱られる!「▽門松の竹の謎▽エビ・カニはなぜ赤い▽地球温暖化とは」の番組内容を紹介。
なんで二酸化炭素が増えると温暖化するの?
確かによく言われていますが、なんで二酸化炭素が増えると温暖化するの?
確かに、二酸化炭素でなんで温暖化するの?
なんで二酸化炭素が増えると温暖化するの?
本日の4つめ目の話題。
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、エコに対して意識高い系の大人ってだーれ?」
岡村さんが、エコロジー宣言をして立候補。
チコちゃん「地球温暖化が進んでいるって言われているじゃない。温暖化を防ぐためには、何を削減しなくちゃいけないんだったっけ?
岡村さん「CO2」」
チコちゃんの疑問は、「なんで二酸化炭素が増えると温暖化するの?」
岡村さん「地球は、オゾン層みたいなものに包まれているんですね。二酸化炭素が増えてしまうとオゾン層が全部破壊されてしまうんですね。すると、ズドーンと地球に降り注ぐんじゃないですか?」
チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
中村さんに聞いてみると、理数系が苦手だからと、さっそく降参。
中村さん「子ども見てると思ったら情けなくなってきちゃった。もう見せらんないなと思って。」
チコちゃんの答えは、「水蒸気が増えるから」
水蒸気が増えるから
解説してくれたのは、国立環境研究所の江守正多先生。
地球温暖化とは地球の周りを囲む温室効果ガスが増えたために起こる現象。
地球には太陽から光が届きます。
この太陽の光で地球が暖められています。
この一方で地表では太陽からのエネルギーを赤外線という形で宇宙へ逃がしています。
この時に温室効果ガスが宇宙へ逃げていく熱をブロックして大気中に保留。
この温室効果ガスの層はどんどん分厚くなることで熱が内側に溜まってしまいます。
そして、地球の気温が上昇しているというのが地球温暖化。
地球温暖化の元凶はこの温室効果ガスですが、無くてはならない存在。
温室効果ガスがあるため、地球の平均気温は15℃前後。
もし仮に温室効果ガスがゼロになってしまうとその気温はマイナス19℃に。
こうなってしまうと、私たち生物には、余りにも厳しい環境。
温室効果ガスの正体とは?
温室効果ガスについて影響が大きい気体順に並べたランキング
第4位 亜酸化窒素
畑などにまかれる窒素肥料から発生する気体。
第3位 メタン
水田・ゴミ・牛のゲップなどから発生する気体。
世界中で飼育されている牛の数はおよそ14億9000万頭。
1頭の牛が一日に排出するメタンは大体300~500リットル。
世界中の牛が1年間に出すメタンの量は少なく見積もっても163兆リットル。
第2位 二酸化炭素
石炭・石油・天然ガスなどを燃やすと発生するCO2。
第1位 水蒸気
水蒸気とは温められた水が気体になったもの。
実は地球に元々備わっている温室効果の約5割はこの水蒸気。
その水蒸気が増える原因が二酸化炭素。
まず人間の活動によって二酸化炭素の排出が増えます。
すると温室効果が高まって地球の気温が上昇。
すると海も温まるので蒸発する水の量も増加。
空気は温かいほどたくさんの水蒸気を含む事が出来ます。
そこで、さらに大気中の水蒸気が増えてしまい、二酸化炭素による温暖化をどんどん加速。
二酸化炭素が増えるとそれと共に水蒸気が増えるという悪循環によって引き起こされるのが地球温暖化。
もし今のままのペースで温暖化が進むと、今世紀末の2100年には平均気温が産業革命以前と比較して4℃上昇。
その詳しい内容が近々NHKスペシャル「2030 未来への分岐点」で放送予定。
そこで、その内容をかいつまんで紹介。
プラス4℃の世界になると、グリーンランドや南極の氷が海に流出。
海水面は地球上で1m上昇。
すると日本の砂浜はその8割以上が消滅。
プールは、さらにイモ洗い状態に。
2019年の段階でもグリーンランドの氷は1年間で観測史上最大となる5320億トンもの氷が溶出。
その水量を東京23区に全て注ぐと、東京スカイツリーがすっぽりと。
さらに巨大台風の発生も。
海水から立ち上る大量の水蒸気を吸い上げる事で台風はより強力に。
近年多く発生する台風による水害も地球温暖化の影響であると指摘されているそう。
海水温の上昇は海の生態系にも影響。
お寿司のネタも、
すこしずつなくなり。
2100年には、全部なくなるかも。
結論
というわけで、
「なんで二酸化炭素が増えると温暖化するの?」は、
「水蒸気が増えるから」
でした。
解説してくれたのは
国立環境研究所の江守正多先生
江守 正多 先生 【科学】
1970年神奈川県生まれ。
東京大学教養学部卒業。同大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。
1997年より国立環境研究所に勤務。
2006年より国立環境研究所地球環境研究センター温暖化リスク評価研究室長、
2011年より室名変更のため気候変動リスク評価研究室長。
2006年4月より2012年3月まで東京大学大気海洋研究所客員准教授を兼務。
専門は地球温暖化の将来予測とリスク論。
気候変動に関する政府間パネル第5次評価報告書主執筆者。
(HPより)
国立研究開発法人国立環境研究所(こくりつかんきょうけんきゅうしょ[1]、英語: National Institute for Environmental Studies)は、茨城県つくば市小野川に存在する日本の国立研究開発法人の一つで環境問題に関する公的研究機関。略称は国環研、NIES。建物設計は大谷幸夫(大谷研究室)。
つくば市小野川16番地2に所在する、環境問題に関する公的研究機関である。建物は5つの建築群から構成されており、それぞれが固有の空間構成と形態を取っていながら、コンクリートと構造部材を統一的な造形要素とすることにより施設全体の統合感を保っている[2]。「環境」を意識した作りとなっており、施設内にアカマツを残しているほか、排水を所内の池で調整する等自然の保全に努められた施設となっている[2]。
沿革
公害問題に関する社会的関心の高まりに対応し、1971年7月環境庁が設立され、その研究所として国立公害研究所が1974年3月に発足した。
直接的な公害被害への対応から地球環境問題など環境保全への対応が課題となるのに伴い、1990年7月、組織を全面改組するとともに国立環境研究所と改称した。
2001年1月、省庁再編により環境省発足。同年4月環境省所管の独立行政法人国立環境研究所となる[3]。
2015年4月、国立研究開発法人国立環境研究所に改称[3]。
2016年4月、福島支部を開設[4]。
2017年4月、琵琶湖分室を滋賀県琵琶湖環境科学研究センター内に設置[5]。
ミッション
環境研究業務と、環境情報の収集・整理・提供業務が主なミッションであるが、環境研究業務では、以下の7分野が重点研究分野として提示されている。
地球温暖化を始めとする地球環境問題への取り組み
廃棄物の総合管理と環境低負荷型・循環型社会の構築
化学物質等の環境リスクの評価と管理
多様な自然環境の保全と持続可能な利用
環境の総合的管理(都市域の環境対策、広域的環境問題等)
開発途上国の環境問題
環境問題の解明・対策のための監視観測
また、これらの分野のうち、研究資源の重点的配分等を実施する課題として特に重要なものが提示されている。
地球温暖化の影響評価と対策効果
成層圏オゾン層変動のモニタリングと機構解明
内分泌攪乱化学物質及びダイオキシン類のリスク評価と管理
生物多様性の減少機構の解明と保全
東アジアの流域圏における生態系機能のモデル化と持続可能な環境管理
大気中微小粒子状物質(PM2.5)・ディーゼル排気粒子(DEP)等の大気中粒子状物質の動態解明と影響評価
この他、基盤的調査・研究の充実及び知的研究基盤の整備 なども目標とされている。
陣容は研究職を中心とする常勤職員約270名の他、約600人の外来研究者を受け入れている。
環境情報・環境教育に関する取組
(Wikipediaより)
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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