今回は、2018年10月5日金曜日放送、「チコちゃんに叱られる!」のお話。
なぜ学校でウサギを飼う?
確かに小学校でウサギを飼育してましたね。
でも、なんでウサギ?
やっぱり、噛まないからかなぁ。
なぜ学校でウサギを飼う?
今日の最後の3問目
チコちゃん「小学生の子どもがいるステキなお母さんってだーれ?」ということで鈴木さんが回答者。
鈴木さんは、チコちゃんよりも少し年上のお子さんを育児中。
だから、絶対に答えられると自信あり。
チコちゃんは、「学校で何か飼っていた?」と質問。
鈴木さんは、ウサギを飼っていたとのこと。
ここで、チコちゃんの質問、「なんで学校でウサギを飼うの?」
鈴木さん「それはかわいいからや!」
というわけで、正解にいたらず、叱られちゃいました。
番組は、東京・江戸川区 松江小学校の飼育小屋へ。
「ココア」という名前のウサギが飼育されてます。
江戸川区獣医師会のデータでは小学校で飼育される率が最も高いのがウサギ。
学校で飼う動物のランキング
その他、カメ、魚類、ニワトリ類、ザリガニなどが続きます。
学校で生徒や先生に聞いても理由はわかりませんでした。
気になるチコちゃんの答えは、
「ちょうどいいから」
なんだって??
ちょうどいいから
解説してくれたのは、日本動物看護学会理事長で獣医師の桜井冨士朗先生。
桜井先生「ウサギを学校で飼う理由は、ちょうどいいからです。」
スタッフ「ちょうどいい?」
桜井先生「ちょうどいいんです。」「とにかくちょうどいいんです。」
うさぎの3ないがちょうどいい
鳴かない
ウサギがあまり鳴かない理由は、声帯があまり発達していないから。
ウサギは天敵から身を潜める為に声を発する必要が無く、声帯が発達していないそう。
だからウサギは静かなんですね。
鳴き声が大きいと、生徒が授業に集中できないことも問題。
よく鳴く動物だと、近隣から苦情が来る可能性がありますね。
噛まない
生徒が動物を飼育する際に気を付けるべきなのは噛まれてケガをするリスク。
ウサギは草食動物で草をかみ切る道具として歯を使うので噛まれる事は滅多にないとのこと。
よっぽど、ウサギが嫌がる事をしない限りは噛まれるリスクは非常に低いそう。
安全に触れ合えるという事でウサギは重宝されているんだって。
昼間起きない
ウサギは夜行性の動物なので夜の活動性のほうが高い。
エサを食べたり、動き回ったりと夜に活動的。
という事は飼育係の仕事としてはエサやり、水、掃除、ゴミ捨てとシンプル。
掃除もウサギが大人しい昼間に行えるので楽。
そしてウサギの魅力は癒し効果も
癒し効果で、ウサギカフェも。
外国人観光客にも大人気だそう。
ウサギが癒すのは人間以外にも
大井競馬場厩務員労働組合の上杉真一さん。
馬房にウサギを入れて馬の癖を修正するという手法が昔は多く行われていたとのこと。
試しに馬房にウサギを入れてみると、同じ草食動物のウサギを鼻の先どおしをくっつけたりする馬。
寂しがり屋の馬は同じ草食動物の仲間という事で精神的にリラックスするそう。
さらに小さなウサギを踏まないようにと気を配る事で馬の気性が穏やかになるとも言われているとのこと。
結論
というわけで、
「なぜ学校でウサギを飼う?」は、
「ちょうどいいから」
でした。
ちょうどいいという言葉について
チコちゃん「仏の教えでもあるの。京都大原のね「額縁寺(がくぶちでら)」って俗に呼ばれてる、庭がスゴイ綺麗なお寺があって、その壁には「丁度いい」という額が貼られてんの。」
額縁庭園で有名な宝泉院。
「顔、背丈、家族、恋人、仕事、収入、生活すべてが丁度いいと思いなさい」という教えとのこと。
いいお話ですね。
塚原アナから補足
ウサギはちょうどいいと繰り返し番組内で説明しましたが、あくまで生き物で繊細な部分もあるため、丁寧にお世話するようにしましょう。とのこと。
解説してくれたのは
日本動物看護学会理事長で獣医師の桜井冨士朗先生。
桜井冨士朗先生
ペットと過ごす時間は、ストレス社会で生活している私たちにかけがえのない豊かさを与えてくれます。桜井動物病院のスタッフは、動物の命と健康を守るだけでなく、飼い主様とペット動物のどちらの「生活の質」も向上していただくために、最善の努力を惜しみません。愛するペットのことなら何でもご相談ください。
桜井動物病院 院長 桜井富士朗
略歴
1951年 東京都生まれ
1974年 日本獣医畜産大学(現・日本獣医生命科学大学)卒業
1977年 東京都江戸川区にて「桜井動物病院」開設
1998年 新潟大学自然科学研究科後期課程修了、博士(学術)
日本獣医生命科学大学非常勤講師、北里大学非常勤講師、帝京科学大学教授などを歴任、
現在:慶應義塾大学訪問教授、日本動物看護学会理事長
著書に「『ヒトと動物の関係』の学び方」(共著・インターズー)
「ペットと暮らす行動学と関係学」(アドスリー)
「動物看護学・総論、各論」(監著、日本動物看護学会)など
日本経済新聞コラム『野のしらべ』(2013年4月~2016年5月)、
日本経済新聞電子版コラム『生きものがたり』(2013年4月~2015年5月)の連載を担当。
(HPより)
動物看護師、獣医看護師、獣看護師(士)とは、動物病院等で働く獣医療補助者を指す呼称である。VT (veterinary technician) 、VN (veterinary nurse)、 AHT (animal health technician:アハト) などともいう。
業務は、獣医師の指示の下に行う診療補助(主に保定)、カルテ作成、入院患畜の食事健康管理・世話、血液や糞便等の検体検査、薬の管理、清掃、受付など多岐に渡る。
獣医療分野では極めて重要な職務を担っており、動物看護学の他、動物行動学、公衆衛生学等の知識を有していることが望まれる。動物病院以外に、ペットショップ、トリミングサロン、検査研究機関、ペット保険会社、農業共済組合(大動物診療)、その他動物系施設・企業などを従事の場とすることもある。
(Wikipediaより)
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