今回は、2019年10月4日金曜日放送、「チコちゃんに叱られる!」「“なぜ紙で指を切ると痛い?”“ケチャップの秘密”ほか」のお話。
ケチャップってなに?
トマトケチャップ?
ケチャップってなになんだろう?
ケチャップってなに?
本日の1問目。
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番オムライスが似合うカワイイ大人ってだーれ?」
カワイイ大人っていうことで、小林さんが回答者に。
オムライスの話題、何を付けるか?という話題。
チコちゃん「ケチャップってなに?」
小林さんは、トマトソースを煮込む真似をしながら、トマトから作るものと回答。
チコちゃん「トマトケチャップではなく、ケチャップってなに?」
小林さん「ケチャップは、人の名前!」
もちろん、正解にいたらず、叱られちゃいました。
メイドカフェ(オムライスにケチャップでお絵描きやコメントしてくれる)でお客さんに聞くも正解なし。
チコちゃんの答えは、「日本でいう所のしょっつる」
しょっつるとは魚醤の事でタイではナンプラーと呼ばれる調味料。
魚を塩漬けにして発酵させて造るもので中国が起源。
ケチャップはもともとしょっつる
解説は東京家政大学の宮尾茂雄教授。
「福神漬ってなんの漬物?」の疑問で2018年5月18日に放送された第6回に出演。
日本でケチャップというとトマトケチャップ。
これは明治時代にアメリカから輸入されてきたもの。
そしてそのルーツは魚醤(しょっつる)。
魚醤は中国南部の昔の方言。
コエ・ツァプ (茄醤) → ケ・チャプ (茄汁)
これがケチャップの語源。
ケチャップとは元々は塩を使って出した素材のエキスを利用した調味料。
中国→東南アジア→イギリス→アメリカ→日本と伝わって、魚醤からトマトケチャップに変化
宮尾先生は、ケチャップロードと命名。
東南アジア (インドネシア)
インドネシアのケチャップは大豆や小麦を発酵させた調味料。
インドネシアでは炒め料理のほとんどに使われるほど有名な調味料。
ケチャップマニスと呼ばれる調味料。
担当ディレクターがインドネシア料理を満喫。
イギリス
18世紀初めに植民地の東南アジアからイギリスにケチャップが伝来。
イギリスでは穀物の代わりにマッシュルームなどのきのこやクルミなどの塩漬けにしてケチャップを作成。
マッシュルームケチャップはイギリスの家庭料理でよく使われる調味料。
担当ディレクターは、イギリス料理を満喫。
このように、中国では魚、インドネシアでは、大豆・小麦、イギリスではマッシュルームを利用してケチャップが作られました。
アメリカ
アメリカに渡って遂にトマトケチャップが誕生。
東京・浅草橋にある大手ケチャップメーカーを取材。
1700年代末~1800年代初めにケチャップと野菜のトマトが同時期にアメリカに伝来。
当時のトマトは酸味が強くて、そのまま食べるのは困難。
そこでケチャップの材料に使った所相性が良いことがわかりました。
そして、1876年に世界初のトマトケチャップが販売されると、ハンバーガーやホットドッグに大変合うと人気商品に。
アメリカでは法律でケチャップの定義についてトマトの成分で作られると記載されています。
日本
その後、明治時代に入って日本にトマトケチャップが伝来。
戦後になってアメリカの食文化と共にケチャップが日本中にひろがりました。
中国では
ケチャップの祖国である中国。
現在は、トマトケチャップが一番有名。
中国生まれのケチャップは世界を周っているうちにトマトと出会って中国に帰ってきたとのこと。
結論
というわけで、
「ケチャップってなに?」は、
「ケチャップはもともとしょっつるだったけど世界一周してトマトになった」
でした。
塚原アナから補足
アメリカにケチャップが伝わる前にイタリアで既に作られていたという説もあるとのこと。
解説してくれたのは
東京家政大学栄養学科
食べ物の発酵と保存を研究し漬物グランプリの審査も務める漬物研究の第一人者
宮尾茂雄先生
東京家政大学
東京家政大学(とうきょうかせいだいがく、英語: Tokyo Kasei University)は、東京都板橋区加賀1-18-1に本部を置く日本の私立大学である。
1949年に設置された。
大学の略称は東京家政大。
(Wikipediaより)
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