今回は、2020年12月25日金 チコちゃんに叱られる!「72分拡大版SP▽クリスマスツリーに秘められた謎」の番組内容を紹介。
カラットってなに?
なんとなく、重さとおもっていましたが、何?
カラットってなに?
本日の7つめ目の話題。
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、女性に優しいダンディな大人ってだーれ?」
岡村さんの指名え、濱田岳さんが回答者に。
ダイヤモンドなど、宝石の単位の話題。
チコちゃん「カラットってなに?」
濱田さん「ええっ、、、、、、、、、」
答えが全く出てこず。
チコちゃん「もう我慢できない、、!ボーっと生きてんじゃねーよ!」
チコちゃんの答えは、「豆」
豆
解説してくれたのは、日本宝石協会の堀内信之副理事長。
カラットという単位は宝石の大きさや輝きの単位ではありません。
カラットの定義とは、シンプルに宝石の重さの事。
1カラットは0.2gと定義。
このカラットという言葉はギリシャ語のクラチオンという言葉が語源。
そしてこのケラチオンが意味しているのがイナゴマメ。
宝石はかつてイナゴマメによって量り、取引していたという歴史。
イナゴマメとは古代から地中海東部で食用や医薬品の原料として使われていた植物。
なぜイナゴマメが宝石を量るための分銅のような使われ方をしていたのか?
イナゴマメが一粒一粒の重さがほぼ均一だったから。
さらに育てやすい植物だったのでどの町にもあって使いやすかったという理由も。
宝石がいつ頃から使われていたのかは正確な情報は不明。
しかし、お守り・病気を治す道具・権力の象徴などの用途で人々に用いられてきました。
現在分かっている最古の鉱物の装飾品は、クロライトのブレスレット。
約4万年前の装飾品。
太古から宝石が重宝されて来たという事は、必ずそこに取引というものが存在。
その際には誰もが納得できる基準が無いと取引がスムーズに行きません。
そこで、宝石を測る際に、てんびん用のおもりとしてイナゴマメが使用。
この1カラット=0.2gという単位はイナゴマメ1粒分の重さ。
それでもイナゴマメはあくまで自然物なので多少の誤差が。
希少な宝石になると0.05カラット(0.01g)の差で、おおきな価値の差となります。
イナゴマメの重さを1粒1粒計100粒スケールで量ってみると
バラつきはありますが、
基準値の0.20gの個体が多いという結果に。
特に最小値と最大値では0.13gもの差が。
19世紀までは1カラットという単位はあったものの、重さの基準自体も各国でバラバラ。
1907年の国際度量衡総会で1カラット=0.2gに規定。
カラット(ct)の単位は、ダイヤモンド、ルビー、サファイア、エメラルドなどの不純物がほとんど無い結晶物の宝石の取引のみ。
ラピスラズリや琥珀のように不純物が混ざって大きさと重さが一定ではない非結晶物の取引にはグラムが使用。
そして日本企業が養殖に成功した真珠は、当時日本で使用されていた重さの単位の匁(モンメ)が取引に使用。
堀内先生が奥様に渡されたという2カラットの婚約指輪をイナゴマメ単位で量ってみる
イナゴマメ2粒と天秤で釣り合えばイナゴマメ単位でも2カラット。
宝石以外の地金の部分は正確な重りで補正。
イナゴマメ2粒を乗せてみると、釣り合って2カラットに。
結論
というわけで、
「カラットってなに?」は、
「豆」
でした。
解説してくれたのは
解説は日本宝石協会の堀内信之副理事長。
日本宝石協会
概要
2020(令和2)年5月22日現在名称一般社団法人 日本宝石協会
General Incorporated Association Japan Gem Society
所在地110-0015 東京都台東区東上野1-26-2
オーラムビル207
電話/FAXTEL: 03-5812-4785 FAX: 03-5812-4786
月〜金(祝祭日・年末年始・夏季休暇を除く)10:00〜17:00
事務局Email
理事長伊藤 彰
副理事長
ニラーム アラウディーン, 堀内信之
監事
古屋 正貴、山岸 昇司、渡辺 幸春
理事
浅井 文昭、加藤 久雄、関根 和之、高田 富士夫、佃 裕二、
藤田 健、藤田 益久、古屋 秀市、松室 明雄、望月 英樹、
森 孝仁、山本 裕唯
会員数 98 名
一般社団法人日本宝石協会は公共性を基本理念とし、宝石学の研究と教育を推進することにより宝石のプロを育成、内外の的確な宝石・宝飾品情報を社会にひろく提供することにより宝石の素晴らしさを発信し、宝石・宝飾品産業の健全な発展とより良い事業環境を作ることを目的に活動いたします。 業者にしか出来ない事、21世紀に必要とされる事業を行なってまいります。
事業の目的 (定款第3条より抜粋)
宝石・宝飾品に関する調査・研究と教育
前号の事業推進のために、諸外国の研究・教育機関との提携
宝石学資格の創設と、資格試験の実施及び資格付与
宝石学資格者のための「学友会」の設置と運営
宝石・宝飾品に関する情報の提供と発信
国内・諸外国の関連学会・機関、業界団体、原産地機関・団体などとの交流を図ることによる情報の蒐集・交換
以上第1号から第6号の事業を推進するために関連法規に則した機関の設立・助成、及びそれら関連機関への業務委託
その他当法人の目的を推進・達成するために必要な事業
(HPより)
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