今回はチコちゃんに叱られる! ▽万博の謎▽バレーボールとは▽キュン死する? 初回放送日:2024年10月25日を紹介。
なんでかわいいものを見るとジタバタしちゃうの?
なんでかわいいものを見るとジタバタしちゃうの?
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、かわいらしいステキな大人ってだーれ?」
チコちゃん「なんでかわいいものを見るとジタバタしちゃうの?」
チコちゃんの答えは、「キュン死しないようにするため。」
キュン死しないようにするため
かわいいものを見た時に思わずジタバタしてしまうのはキュートアグレッションと呼ばれる行動の一種。
赤ちゃんのほっぺを思わずつまみたくなったり、ぬいぐるみを強く抱きしめたり。
このような行動がキュートアグレッション。
攻撃的な意図がなくてもかわいいものに対してつまんだり、噛んだり、きつく抱きしめたりと激しい行動に。
「なぜこのキュートアグレッションが起きるのか?」はまだ未解明の部分が多いそう。
強い感情下では、それとは正反対の行動を取ることで感情を落ち着かせようとしているのではないかと考えられています。
喜びのあまりに涙が溢れてきたり、悲しすぎて笑ってしまったりもその例。
ある一つの感情が大きくなり過ぎた時、それをセーブしようと感情と真逆の行動を取るという性質があるとのこと。
これと同じ事がかわいいという感情でも起きています。
かわいいと思う感情が巨大化し過ぎるとストレスになってしまいます。
攻撃的な行動を取って感情を和らげようとしているのではないかとのこと。
あまりのかわいさに息が詰まりそうになってどうすればいいか分からなくなるという状態ではキュン死に至ってしまうかもしれない。
これを防止する安全装置としてキュートアグレッションが起こるとのこと。
このキュートアグレッションの存在は2015年にイエール大学で行われた実験で明らかになりました。
ビニールのプチプチを持ち、大人の動物と動物の赤ちゃんの画像を見せて、どちらがにプチプチをより多く潰すのかを比較。
動物の赤ちゃんを見たグループの方がプチプチを多く潰すという結果になりました。
番組でも普通の岡村隆史さんとかわいく加工した岡村隆史さんの2つのインタビュー映像を比較して、同様の実験。
ノーマル岡村隆史さんだとプチプチを潰す数が1人あたり70.5個。
かわいい岡村隆史さんだと98.5個とかわいくした方が多いという結果に。
このキュートアグレッションは人によって起こる起こらないが分かれます。
比較的感情のふり幅が大きい人によく見られるとのこと。
また、自分の感情を上手くコントロール出来ていない状態という事も言えます。
攻撃性に変換されないように自分の中で上手く感情を咀嚼するよう心掛けるのも大事と先生からの助言。
結論
というわけで、
「なんでかわいいものを見るとジタバタしちゃうの?」は、
「キュン死しないようにするため」
でした。
解説してくれたのは
大阪大学大学院の入戸野宏教授。
学歴
1993年04月 ~ 1998年03月,大阪大学,大学院人間科学研究科,行動学専攻
1989年04月 ~ 1993年03月,大阪大学,人間科学部,人間科学科
経歴
2016年04月 ~ 継続中,大阪大学,大学院人間科学研究科,教授
2020年04月 ~ 2025年03月,放送大学,大阪学習センター,客員教授
2007年04月 ~ 2016年03月,広島大学,大学院総合科学研究科,准教授
2006年04月 ~ 2007年03月,広島大学,大学院総合科学研究科,助教授
2005年04月 ~ 2006年03月,広島大学,総合科学部,助教授
研究内容・専門分野
人文・社会,実験心理学
所属学会
日本生理心理学会
International Organization of Psychophysiology
Association for Psychological Science
Society for Psychophysiological Research
日本感情心理学会
日本認知心理学会
日本臨床神経生理学会
日本心理学会
(大学HPより)
(Wikipediaより)
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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