今回はチコちゃんに叱られる!ソフトクリームの謎▽ペンギンの謎▽くわばらの謎 初回放送日NHK総合テレビジョン10月30日(金)を紹介。
なんで怖い時に「くわばらくわばら」って言うの?
なんで怖い時に「くわばらくわばら」って言うの?
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、怖いことがへっちゃらなステキな大人ってだーれ?」
チコちゃん「なんで怖い時に「くわばらくわばら」って言うの?」
チコちゃんの答えは、「桑原という土地に雷が落ちなかったから。」
桑原という土地に雷が落ちなかったから
【言葉の雑学】なんで怖い時に「くわばらくわばら」って言うの?答えは「桑原という土地に雷が落ちなかったから」!?菅原道真の怨霊伝説と驚きの由来
思いがけない災難や怖い目にあいそうなとき。
思わず「くわばらくわばら……」とつぶやいたことはありませんか?
「おまじないなのは知っているけれど、どういう意味だろう?」
「桑(くわ)の原っぱに関係があるのかな?」
そう思ったことはありませんか?
先日の『チコちゃんに叱られる!』では、国語辞典編纂者の飯間浩明さんがその意外な歴史を解明してくれました!
なんと、最大の理由は「菅原道真の領地だった『桑原』にだけ、なぜか雷が一度も落ちなかったから」だったのです。
今回は、「くわばらくわばら」の誕生秘話と、平安時代を揺るがした菅原道真の怨霊伝説、そして京都に残る不思議な「桑原町」の秘密までたっぷりお届けします!
チコちゃんの答え:桑原という土地に雷が落ちなかったから!
番組で発表された気になる答えはこちら!
「怖い時に『くわばらくわばら』と言うのは、桑原という土地に雷が落ちなかったから!」
もともと「くわばらくわばら」は、雷を避けるためのおまじないとして使われていました。
遅くとも室町時代には能の演目にも登場していた古い言葉です。
この言葉が雷と結びついた背景には、学問の神様として有名な菅原道真(すがわらの みちざね)の壮絶な歴史が深く関わっていました。
天才政治家の悲劇!政敵の罠と太宰府への左遷
菅原道真は、わずか11歳で素晴らしい漢詩を詠むなど天才少年として知られていました。
学者として最高位に昇り詰め、朝廷では右大臣にまで大出世します。
しかし、その才能と出世を妬んだのが政敵の左大臣・藤原時平(ふじわらの ときひら)でした。
時平は「道真が謀反を企てている」と嘘の情報を流すネガティブキャンペーンを展開。
濡れ衣を着せられた道真は、京の都を追われて福岡の太宰府へ左遷されてしまいます。
無念の思いを抱えたまま、道真は左遷からわずか2年後にこの世を去りました。
京の都を襲った怪異と「雷神伝説」
道真が亡くなると、京の都で恐ろしい出来事が次々と起こり始めます。
陥れた張本人である藤原時平が謎の急死を遂げました。
さらに天皇の皇子や孫など、時平の関係者が相次いで若くして命を落とします。
人々は「これは道真様の祟りだ……」と恐怖に震え上がりました。
決定的だったのが、天皇の住まいである「清涼殿」への落雷事件です。
落雷によって大勢の死者が出たことで、人々は確信しました。
「道真様が恐ろしい雷神となって、都に雷を落としているんだ!」
こうして道真の雷神伝説が都中に広まっていきました。
奇跡の土地「桑原」と、おまじないの誕生
都中に雷が落ちて人々が怯える中、唯一の例外がありました。
それが、道真の領地だった「桑原(くわばら)」という場所です。
江戸時代の書物には、次のような記録が残されています。
「清涼殿に雷が落ちた後も落雷は頻発したが、道真様の領地である桑原にだけは一度も雷が落ちず、被害も無かった」
人々はこう考えました。
「道真様も、ご自身の領地である桑原には雷を落とさないはずだ!」
ここから、「くわばら、くわばら」と唱えることで「ここは桑原ですよ(だから雷を落とさないで)」と伝えて雷を避けるおまじないが誕生しました。
時代が流れるにつれて、雷だけでなく「怖いこと全般」や「災難避け」のおまじないとして広く使われるようになったのです。
住人ゼロ!?京都に今も存在する「桑原町」の謎
実は今でも、京都には「桑原町」という町名が存在します。
京都先端科学大学の丸田博之特任教授によると、ここはかつて道真の子孫である公家「桑原家」が住んでいた場所でした。
しかし、現在の桑原町はとってもユニークです!
面積は縦16メートル、横40メートルという超狭いエリア!
家は一軒も建っておらず、住民はなんとゼロ人!
敷地の半分は道路になっている!
敷地内には「京都地方裁判所」が建っており、国が買い取ったため民家が無くなりました。
さらに道路拡張工事で町の半分が道路になってしまったのです。
それでも歴史ある京都では昔の町名が大切に引き継がれ、道真公ゆかりの「桑原町」の名が今も奇跡的に残されています。
【説は他にも!】井戸に落ちた雷様のエピソード
番組では、「くわばら」の由来に関するもう一つの有名な説も紹介されました。
現在の大阪府南部(和泉国)の桑原という地域での出来事です。
ある日、村の井戸に雷様がうっかり落ちてしまいました。
動けなくなった雷様は、村人に助けを求めます。
村人は「二度とこの村に雷を落とさない」という約束を取り付けて雷様を助け出しました。
この民話から、雷が鳴ると「ここは桑原だぞ!」とおまじないを唱えるようになったという説もあります。
まとめ:怖い言葉ではなく「命を守る優しなおまじない」
何気なく使っていた「くわばらくわばら」。
そこには、平安時代の歴史ドラマと、人々の生きる知恵が詰まっていました。
道真公の祟り(雷)から身を守るおまじないだった!
道真公の領地「桑原」には一度も雷が落ちなかった!
「ここは桑原です!」と伝えることで雷を避けた!
京都には今も住人ゼロの「桑原町」が存在する!
今度怖い目にあいそうになった時は、ぜひ「桑原」の歴史を思い出しながら「くわばらくわばら」と唱えてみてくださいね!
結論
というわけで、
「なんで怖い時に「くわばらくわばら」って言うの?」は、
「桑原という土地に雷が落ちなかったから」
でした。
解説してくれたのは
国語辞典編纂者の飯間浩明さん
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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