今回は、2018年10月26日金曜日放送、「チコちゃんに叱られる!」のお話。
校長先生の話が長いのはなぜ?
確かに朝礼での、校長先生の話ってながかったよね。
でも、なぜ長いんだろう?
校長先生の話が長いのはなぜ?
にらめっこのあとは笑いから始まりますね。
さて、本日の3問目。
チコちゃん「学生時代にしっかり先生の話を聞いていた人ってだーれ?」ということで岡村さんと中尾さんがともに手を挙げるも、譲られて岡村さんが回答者。
ここでの話題は、朝礼などでの校長先生のお話に。
チコちゃん「なんで校長先生の話は長いの?」
岡村さん「なんで!?」
岡村さん「それは校長に聞かんと分からんよ。」
チコちゃん「校長の立場になって答えて。校長自身も長いって思ってるわけよ。」
中尾さん「えっ?」
村上さん「思ってるんだ。」
中尾さん「職員室行くとさ、代々の校長の写真飾ってなかった?」
中尾さん「今までの歴代の校長先生が伝えてきた話がつながって来ているじゃ。。」
そしてそのあと、見事にチコリました!
チコちゃん「岡村ぁ~。アキラくんってつまんないよねぇ~。」
というわけで、番組では正解した時の漢字クイズ
チコちゃん「はい!ペン持って!今から言う言葉を漢字にしてください。」
チコちゃん「きんき地方の「きんき」」
岡村さん「近機」
村上さん「近機」
中尾さん「近幾」
チコちゃん「幾らの幾ね。」
正解者はなく、皆さん叱られちゃいました。
チコちゃんの答えは、
「ネタ本があるから」
そうだったんだ!
ネタ本があるから
解説は尾木ママこと教育評論家の尾木直樹さん。
校長先生の話が長い理由には「校長講話集」というネタ本があるから。
「全国の校長先生の約7割~8割が使っているのでは?」
実際に現役の校長先生、麹町学園女子中学校高等学校の山本三郎校長先生に話を。
山本校長「あぁ。ありますよ。」
「心に響く話材百科」という本を本棚から取り出しました。
内容は入学式や体育祭の挨拶など約270以上のエピソードが。
本によっては入学式・卒業式専用のネタ本であったり、毎週の集会用や月刊誌もあるらしい。
他にも、
はじめての校長講話
教師の願いを子どもに届ける
今日の一言学校講話大全
心にのこる校長講話集 PRINCIPAL(プリンシパル;校長)などの本が。
それでは、どんな風にネタ本は使われている?
連続テレビ小説「きっとこんな感じなんじゃないか劇場」
チコちゃん「新企画です。」
第一回「卒業式の挨拶」
教頭(池田鉄洋さん)が校長に呼びかけます。
校長(目黒祐樹さん)は、卒業式の挨拶が思い浮かばないと悩んでおられます。
校長「そうだ!これだ!」
教頭「何ですか?それ?」
そこには「三月、それは卒業を機に心を新たにして再出発を誓う時です。」という書き出しの例文。
「何事にも挑んでいき、自分の人生を切り開いて欲しい」
校長は、ネタ本で挨拶無事終了。
教頭「見事です!」と拍手。
第二回「トイレのスリッパがぐちゃぐちゃ」
トイレのスリッパマナーについて注意するようにリクエストされた校長。
校長「どう話せばいいんだよ? あっ!そうだ!」
チコちゃん「あるの?ここに。」
ネタ本にはしっかり記載が。
「他の学校を訪ねた時に一番最初に行く所はどこか?」から始まります。
答えは「トイレ」。
トイレの状態でその学校の子どもたちの心の在り方が分かるといった内容。
教頭「さすがです!」
最終回「ブライアン先生との別れ」
教頭「校長先生、、えっと、もう見てるじゃないですかっ!?」
英語で挨拶する校長。
教頭「Amazing!」
その他にも。
その他にも、耐震工事用のネタや卒業生の結婚式用の仲人用のネタなども。
そもそもネタ本が作られた理由
そのネタ本を作る出版社を取材。
編集者の花岡萬之さん「集会で話す講話作りで困っているという高校の先生の話を聞いて、ネタ本としてまとめると買ってもらえるのではという事から作った」
山本校長先生は、就任1年目に自腹でネタ本を購入。
最初は、ネタ本を参考に。
2年目からは徐々にコツを掴んでスムーズに話せるようになったらしい。
ではなぜネタ本があると校長先生の話が長くなる?
ネタ本の内容に加えて、学校の実際の事例や自分の個人的に話したい内容を入れ込むために長くなる。
髙橋斉校長(東京都立八潮高等学校)「生徒が前を向いてくれる話をしたい」
柳澤一恵校長(日本大学富山女子高等学校・中学校)「当たり前のことを当たり前にすることはとても難しいけど大切なこと」。
結論
というわけで、
「校長先生の話が長いのはなぜ?」は、
「ネタ本があるから」
でした。
(補足)
全ての校長先生が本を参考にしているわけではありません。
近年は、熱中症対策などの観点から生徒の体調を考慮して話を短くしようとする学校もあるとのこと。
解説してくれたのは
尾木ママこと教育評論家の尾木直樹さん。
尾木直樹さん。
尾木 直樹(おぎ なおき、1947年1月3日 – )は、日本の教育評論家。
法政大学特任教授。
臨床教育研究所「虹」主宰。
血液型はA型。
愛称は、「尾木ママ」。
来歴
滋賀県坂田郡伊吹町(現:米原市)生まれ。高松第一高等学校を経て早稲田大学教育学部卒業後、高校・中学校教諭、東京大学教育学部非常勤講師などを歴任。教員生活22年間を経て1994年に教員を退職。同年、臨床教育研究所「虹」を設立。東日本大震災後の被災地に何度か足を運び、教育や子育て支援活動にも取り組んだ。2011年7月2日、故郷の滋賀県米原市の「まいばらふるさと大使」に任命され、講演先の大津市で委嘱式が行われた。
早稲田大学大学院客員教授、法政大学キャリアデザイン学部教授、法政大学教職課程センター長・教授などを経て、2017年4月から法政大学特任教授。これまで200冊を超える著書を上梓し、講演会は若年層を中心に超満員となっている。
職歴
1971年3月 – 中学校1級・高等学校2級国語科教諭免許取得
1972年4月 – 海城高等学校教諭( – 1976年3月)
1976年4月 – 東京都東村山市立東村山第一中学校教諭( – 1980年3月)
1980年4月 – 東京都練馬区立中学校教諭(練馬中学校・石神井中学校)( – 1993年3月)
1990年10月 – 東京大学教育学部学校教育学科非常勤講師( – 1992年3月)
1992年10月 – 日本福祉大学社会福祉学部非常勤講師( – 1992年10月)
1993年4月 – 東京都国分寺市立第一中学校教諭( – 1994年3月)
1994年4月 – 東京経済大学非常勤講師( – 1998年3月)
成蹊大学文学部非常勤講師( – 1999年3月)
法政大学文学部非常勤講師( – 2001年3月)
臨床教育研究所「虹」設立( – 現在)
1995年4月 – 早稲田大学第一・第二文学部非常勤講師( – 1996年3月)
岩手大学非常勤講師( – 1996年3月)
2001年4月 – 早稲田大学大学院文学研究科非常勤講師( – 2002年3月)
2004年4月 – 早稲田大学大学院教育学研究科客員教授( – 2012年3月)
法政大学キャリアデザイン学部教授( – 2017年3月)
2012年4月 – 法政大学教職課程センター長( – 2017年3月)
2017年4月 – 法政大学特任教授
(Wikipediaより)
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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