今回は、2019年2月1日金曜日放送、「チコちゃんに叱られる!」のお話。
なんでカレーパンを揚げる?
たしかに、カレーパンって、揚げてますよね。
カロリーが高いけど、おいしい!
でも、なんでカレーパンは揚げるんだろう?
なんでカレーパンを揚げる?
本日の2問目。
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番パンをかわいく食べてそうなステキな大人ってだーれ?」
ということで、田中さんが回答者に。
チコちゃん「カレーパンって知ってる?」
田中さん「パンにパン粉つけて、中にカレー入れて、揚げてあるパンでしょ?」
チコちゃん「まあ順番は違うけど、そうね。」
チコちゃん「なんでカレーパンを揚げるの?」
田中さん「カレーが中に入ってるのでパンの二次発酵の必要がなく、包んで揚げるだけなので早く作れるから。」
チコちゃん「じゃあパンを二次発酵させてないから?」
田中美佐子「あ、、、これだ!」
チコちゃん「はい。ボーっと生きてんじゃねーよ!」
パン屋さんに聞いてみても正解はなし。
ナレーション「なぜ人はカレーパンを揚げ、カレーパンに行列するのか、流石のカレーパンマンも知りますまい。」
チコちゃんの答えは、「カツレツに見せるため」
そうだったんだ!
カツレツに見せるため。
解説してくれたのは、日本カレーパン協会の会長、佐藤絵里さん。
チコちゃん「カレーパンみたいな服着てるわね。」
カレーパンを初めに作った元祖のお店が東京の森下にあるとの事。
カトレア (Cattlea)
創業1877年、現在は5代目社長の中田豊隆さんがオーナー。
カレーパンの一日の売り上げは約1500個とのこと。
スタッフ「なぜ揚げるのか?」と質問。
大正の終わりから昭和の初めにかけて洋食ブームがあったことがその理由とのこと。
カレーパンの誕生
当時人気を二分していた洋食がカツレツとカレーライス。
その二つのいいところをミックスさせてカレーパンが誕生。
考案したのが2代目の豊治さん。
豊隆さんの祖父に当たる人物。
夫婦でお店を切り盛りしていて、奥様は販売を主に担当。
スタッフ「夫婦愛についてはいかがですか?」
豊隆さん「祖母からはそんな話は聞いていない」
それでも、しつこく質問するスタッフ。
記録に残っているわけではないので「想像するしかない。」との返答。
チコちゃん「来たわよ。想像。キーワード。」
今のところ、カレーパン誕生の手掛かりは、
カツレツ x カレー
祖父の豊治さんが考案
夫婦愛(妻の名は啓枝)
ナレーション「この少ない情報を頼りに妄想をたっぷり盛り込んでみました。」
チコちゃん「やっちゃいます!」
岡村さん「もしかして、、、、」
NHK たぶんこうだったんじゃないか劇場 スペシャルバージョン
略してTKG「NHK 担当ディレクターが過剰に頑張っちゃった 幸せの黄色いカレーパン」
時は1927年東京・森下。
4年前(1923年)に起きた関東大震災の爪痕がまだ残る中、大規模な経済危機も起こって日本はどん底の時代。
二代目社長中田豊治さんのパン屋さんも震災で全壊。
その後にパン作りを再開したものの、
中田豊治役は鶴見辰吾さん。
豊治社長「まっ、、、、たく、お客来ないし。。。。」
そんな豊治社長の心の支えは妻の啓枝さん(堀内敬子さん)。
啓枝さん「みんなが食べて笑顔になるようなパンが食べたい。」
日々奮闘する中田豊治社長。
啓枝さん「カツレツをお腹いっぱい食べてみたい。」
大正末から昭和初期、空前の洋食ブーム
当時の洋食ブームの代表メニューはカツレツ。
でも庶民には届かない憧れの存在。
カツレツで妻を笑顔に。そんな想いを抱く中田豊治社長。
豊治社長「どんな顔になるんだ?見せてくれよ。」
輝く笑顔の啓志さん。
豊治社長「ドキューン!」
高価なカツレツは無理でもカツレツのようなパンであれば食べさせられるかもと考えてパンを油で揚げてみます。
確かに見た目は近いのですが、味気ない。
啓志さん「相性のいいものを入れたらどうかしら?私たちみたいに仲良く、、ね?」
豊治社長「ドキューン!」
当時はカレーライスも洋食メニューの代表格で人気。
そこでパンの中にカレーを入れてみようと試作を繰り返します。
しかし、カレールーは水っぽいのでパン生地に詰め込むのは難しい。
それを解決するためにルーを1日寝かせる事を考案。
すると、ルーから水分が抜けて固まり、パン生地に詰め込みやすくなります。
そして出来上がったカレーパン。
啓志さん「Good job!」
豊治社長「ズキューン!」
カツレツに似せてパンを揚げた事で、偶然にもカレーが漏れ出なくなりカレーパンが誕生。
当時はカツレツが約30銭だったのに対して、カレーパンは約8銭とお手頃価格。
庶民の間で爆発的に広まっていきました。
結論
というわけで、
「なんでカレーパンを揚げる?」は、
「カツレツに見せるため。」
でした。
カレーパンの起源について諸説
カレーサンドを揚げた店が発祥説
インドの独立運動家が伝えたカレーにヒントを得た店が発祥説などがあるそうです。
(日本カレーパン協会HPより)
解説してくれたのは
日本カレーパン協会会長 佐藤絵里さん
佐藤絵里さん
会長挨拶
カレーパンの世界へようこそ!
kaityou.jpg子どもから大人までみんなが大好きなカレーパンは、パン屋さんでの人気者。
みんなから愛されているカレーパンは、みんなにやさしい笑顔を与えてくれます。
カレーパンといえば、きつね色のラグビーボール型のカレードーナツを思い浮かべますが、いろいろなカレーパンがあります。四角形や棒状のような形のユニークなカレーパンもあれば、色鮮やかな野菜の飾りをつけたり、パン粉やパセリでお化粧したおしゃれなカレーパンもあります。また、見た目だけではなく、カロリーが気になる方には、焼きカレーパン、小麦アレルギーの方には、米粉のカレーパンと、みんなが安心して、おいしく、楽しく、食べられるように、カレーパンは頑張っています。
私ども日本カレーパン協会は、カレーパンを愛する人々の団体です。
私たちは、カレーパンの魅力を様々な角度からもっと追究して、カレーパンに対する理解を深め、このパンのすばらしさを伝えていきたいと思います。
こんな素敵なパンは、外国では、ほとんど見かけません。世界へ誇れる日本の「カレーパン」を日本の食文化のひとつとして、もっと世界にも広めることができたら、すばらしいと思います。世界中の人々が、カレーパンを食べて、笑顔で幸せになれたらうれしく思います。
私たち日本カレーパン協会は、カレーパンのすばらしさを伝えるために、様々な活動をしてまいります。
カレーパンをおいしく、楽しく、食べるために、いろいろなコーナーを設けています。
興味のある方は、ぜひご参加ください。
カレーパンの魅力をたっぷりと味わってください。
日本カレーパン協会をよろしくお願い申し上げます。
一般社団法人日本カレーパン協会
会長 佐藤絵里
(日本カレーパン協会HPより)
日本カレーパン協会(にっぽんカレーパンきょうかい、英称:Japan “CURRY-PAN” Association 略称:JCA)は、日本で生産されているカレーパンに関する任意団体。世界最大級である100種類以上のカレーパンを集めたカレーパン博覧会を主催[1]。
組織概要
2012年9月、やすひさてっぺいによるプロデュース開始。2013年4月、任意団体として活動開始。地域振興、カレーパンの地位向上を絡めたカレーパンタジスタの育成、カレーパンの普及、カレーパンの研究・情報発信などの事業を行う。[2]
組織
会長 佐藤絵里
総合プロデューサー兼理事長 やすひさてっぺい
(Wikipediaより)
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