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NHK番組「チコちゃんに叱られる!」の放送内容を詳しく紹介!

チコちゃんに叱られる!

チコちゃんクイズ

なぜ学校に校歌があるの?→フランス革命のマネをしたから。最初は国家統治の道具としての音楽、時代と主に変化

更新日:

今回は、2019年4月12日金曜日放送、「チコちゃんに叱られる!」のお話。


なぜ学校に校歌があるの?





なぜ校歌があるって??


なぜって、そんなこと、考えたこともなかったよ。






なぜ学校に校歌があるの?


本日の2問目。


チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、母校を愛する心を忘れないステキな大人ってだーれ?」


雑談から、中村さんが回答者に。


中村さんは、学校の友だち同士で今でも付き合いがあるそう。


出身校は芸能人やその卵も多く在籍するという堀越高等学校。


チコちゃん「今も遊んでる人って誰がいるの?」


中村さん「松本潤とか。」


同級生では俳優の松田龍平さん、水川あさみさんなどがいるそう。


チコちゃん「堀越高校の校歌について歌える?」


中村さんが、歌います。


チコちゃん「なんで学校に校歌があるの?」


中村さん「なんでかと言いますと、」


七之助さんは暁星小学校出身。


校歌の作詞は、北原白秋。


中村さん「その偉人の作ったものが歌いたいという憧れのような所があるのでは?うーん、ちがうなぁ。」


中村さん「集団行動がちゃんと出来るように。」


チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」


と叱られちゃいました。


東京・巣鴨で街頭インタビューでも正解なし。


チコちゃんの答えは、「フランス革命のマネをしてから」


そうだったんだ!



フランス革命のマネをしたから


解説してくれたのは、元東京大学教授、現在、東京音楽大学教授の渡辺裕先生。


校歌が作られ始めたのは明治30年代ぐらいから。


最初は国民の理想のあり方を歌う事で、その思想を人々に植え付ける為に誕生したそう。


校歌で理想の国民像を植え付けるというのはフランス革命の影響。


1789年に圧政に苦しむフランス国民。





王政を倒して自由で平等な社会を獲得したのがフランス革命。


現在のフランス国家はこの時に民衆の心を一つにした革命の歌の一つ「ラ・ラルセイエーズ」。


日本語訳は、「市民らよ 武器を取れ 隊列を組め 進もう 進もう! 汚れた血が我らの畑の畝を満たすまで。」
(※山田和樹アンセム・プロジェクト Road to 2020 (キングレコード) より。)


かなり攻撃的な内容。



日本での歴史は?


フランス革命からおよそ80年後の明治維新。





政府は欧米から様々な文化を導入しました。



その時に組織されたのが音楽取調掛(おんがくとりしらべがかり)。





西洋音楽を研究して新しい日本の音楽文化の基礎をつくるために結成されたもの。


その研究対象は芸術としての音楽ではなく、国家統治の道具としての音楽。


その研究の過程で、フランス革命時に人々が同じ歌を歌うことを見出します。





同じ歌を歌うことが、意思統一において重要なな道具になると考えた。



当時、近代化を急いでいた明治政府。



支配体制がガラリと変わった明治の世の中において日本人の愛国心を養う方法として歌を使おうと考えました。


江戸時代の将軍を中心とした武士の世の中から、明治時代の天皇を中心とした四民平等の世の中へ。





歌で愛国心を養います。


そして明治半ばになると西洋の音楽文化を学んだ人材が徐々に育ち始めます。




そのことから校歌が作られ始めます。


明治27年には文部省訓令第七號によって学校で歌う歌は全て文部省(当時)の許可が必要に。





すると学校側が政府に忖度する形で愛国心や郷土愛を養う歌詞が盛り込まれた校歌が作曲。





愛国心や郷土愛を養う歌詞が盛り込まれた校歌の例


新潟県の南魚沼市にある上関(うわせき)小学校


ナレーション「この番組で歌を言えばこの方。八代亜紀さん。」


セーラー服姿で歌う八代亜紀さん。


当時の校歌は、飯士山(いいじさん)の景色で郷土愛。





郷土愛に、天皇を中心とする国家や両親を大事にする立派な人間にという歌詞がもりこまれました。



しかし、校歌は時代と共に内容も変化


戦後、国のためという歌詞だったものが、希望・自由・平和などを前面に出す歌詞が。





さらに、日本が高度経済成長期を迎えると街の様子も激変。


東京西新宿の高層ビル群に囲まれた現在の西新宿小学校。


前身となる淀橋第六小学校時代には、「豊かな緑や遠くに見える富士山」が校歌にありましたが、現在は「高層ビル」に変化。





千葉県・野田市立岩木小学校


あいうえお作文形式で歌われる校歌。






愛知県の至学館高等学校


ややJ-POP風の校歌。





岡村さん「もうEvery Little Thingやんか!」


この校歌は同校の卒業生でアテネオリンピック女子レスリング48kg級の銀メダリスト伊調千春さんをモデルに作られた曲。


銀メダルに終わった伊調千春さんを励ます為に作られたという経緯が。



その他、





・大阪府立かわち野高等学校 → つんく

・広島県如水館中学・高等学校 → 久石譲

・神奈川県横浜創学館高等学校 → 小田和正

・栃木県立宇都宮工業高等学校 → 布袋寅泰


など有名アーティストに校歌作成を依頼する学校も。



八代亜紀さんも校歌を作詞作曲


熊本県の八代清流高等学校の校歌。


校歌で八代亜紀さんが伝えたかった事は、

「生きていかなきゃ損するよ」

「明日を知らないのは当たり前だよ」

「知らないのに悩んでもしかたないよ」


という八代さんがいつも言っている言葉。


その言葉通りに作って欲しいという学校側のリクエストで作ったとのこと。



結論


というわけで、


「なぜ学校に校歌があるの? 」は、


「フランス革命のマネをしたから」


でした。
 


塚原アナから補足


東京大学には校歌が無く、校歌を決めようという議論はあったものの話がまとまらずに今も校歌が無いままとのこと。




解説してくれたのは


昨年まで東京大学教授の渡辺裕先生


渡辺裕先生


渡辺 裕(わたなべ ひろし、1953年7月16日 – )は、日本の音楽美学者、東京大学人文社会系研究科(文化資源学)教授。

千葉県生まれ。1977年東京大学美学藝術学専攻卒業、1983年同博士課程退学、東大助手、1986年玉川大学専任講師、1991年助教授、1992年大阪大学文学部助教授、1996年東大人文社会系研究科助教授、2001年文学博士号取得、2002年教授。

1989年「聴衆の誕生-ポストモダン時代の音楽文化」でサントリー学芸賞、1990年「文化史のなかのマーラー」で音楽執筆者協議会クラシック部門新人賞、2003年「日本文化 モダン・ラプソディ」で芸術選奨新人賞受賞。2011年『歌う国民』で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。サントリー学芸賞文学・芸術部門選考委員。2013年春、紫綬褒章叙勲。
(Wikipediaより)




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