今回は、2022年1月28日金 チコちゃんに叱られる!「▽こんにちはって?▽シャンプーとリンス▽ナイフの謎」の番組内容を紹介。
こんにちはってなに?
こんにちはってなに?
本日の最初の話題。
まずは、いつものゲスト紹介。
本日のゲストは、村上佳菜子さんと大竹まことさん。
村上さんは、以前VTRで耳が回る回にゲスト出演していたので、純レギュラー扱い。
大竹さんは、18回目の出演。
さて、問題へ。
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で挨拶がしっかりできる礼儀正しい大人ってだーれ?」
岡村さんのご指名で、大竹さんが回答者に。
お昼間の挨拶の話題
チコちゃん「こんにちはって、なに?」
大竹さんは、「こんにちは?(アクセントを変えて)」
今日はめでたいからというバカっぽい答えになっちゃったとのこと。
正解に至らず、叱られちゃいました。
村上さんに聞いてみると
村上さんの口元に正解マーク。
チコちゃん「おまけでつまんねーヤツだな~。」
というわけでチコちゃんの答えは、「こんにちは、とてもご機嫌がいいですねの略」
こんにちは、とてもご機嫌がいいですねの略
解説してくれたのは、国立国語研究所の小木曽智信教授。
こんにちはを漢字で書くと「今日は」
これは江戸時代に省略されて出来た挨拶文。
当時の挨拶文の例としては、
「今日ハ、一しほごきげんがようござある。」などと言われていました。
意味は、「今日は一段とご機嫌がいいですね。」。
江戸時代に書かれた狂言のセリフ集にもこの文言が出ています。
なぜわざわざこんなに長い挨拶を交わしていたのか?
これは、挨拶する相手によって微妙に表現を変えていたから。
これといって決まった定型文のようなものが無かったとのこと。
それは、天気や気候などに絡めて様々。
大江戸博物館の人形を使って、再現。
このように、こんにちは、の後にいろいろ付け加えられていました。
それがいつしか「こんにちは」という短い言葉に集約されるように。
この理由としては、江戸時代は平和な時代が続いた事で商業が発達。
店と客との挨拶シーンが大幅に増えた事が原因ではないかとのこと。
道行くお客さんに声をかける際にいちいち長い挨拶をしていられない。
そこで、短く「こんにちは!」と呼びかけたのが発端との見解。
江戸時代後期に書かれた小説には店の主人と客とのやり取りの中で、現代と同じように「こんにちは」と挨拶しているシーンも。
明治時代になると国語の教科書に「今日は」と載った事で、これが標準的で正しい挨拶であると日本中に広まりました。
ちなみに、その他の挨拶も江戸時代に短くされたものが多くあります。
お早くお越しくださってありがとうございます → おはよう
とくに歌舞伎などで、朝早くこられた役者さんに「お早いおつきですね。」「お早くからご苦労様です」などとねぎらう表現で使われていました。
これは、今の芸能界の挨拶が24時間いつでも「おはよう」なのはこの名残。
今晩はよくお越しくださいました → こんばんは
などなど。
結論
というわけで、
「こんにちはってなに?」は、
「こんにちは、とてもご機嫌がいいですねの略」
でした。
解説してくれたのは
国立国語研究所の小木曽智信教授
所属国立国語研究所 言語変化研究領域 教授 (研究主幹)
学位
博士(工学)(奈良先端科学技術大学院大学)
修士(文学)(東京大学)
研究者番号 20337489J-GLOBAL ID200901030727894513researchmap会員ID1000315896
外部リンク
http://www.ogiso.net
大学では文学部で日本語の歴史などの研究を行っていましたが,その一方で小学生の頃からパソコンが好きで趣味でプログラミングなどもしていました。近年,コーパスを利用した研究の発展で,この2つが結びついてきました。プログラミングもする日本語学者として,コーパスを利用した新しい研究を進めていきたいと思っています。自宅では,いろんなものを集めたり,たくさん写真を撮ったりしながら子育てに追われています。
研究分野 2
情報通信 / 知能情報学 / 自然言語処理
人文・社会 / 日本語学 /
主要な経歴 14
2017年4月 – 現在人間文化研究機構 国立国語研究所 教授 (研究主幹)
学歴 4
2011年4月 – 2014年3月奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 情報処理学専攻(自然言語処理学) 博士課程
1997年4月 – 2001年6月東京大学大学院 人文社会系研究科 日本文化研究専攻 日本語日本文学専門分野 博士課程
1995年4月 – 1997年3月東京大学大学院 人文社会系研究科 日本文化研究専攻 日本語日本文学専門分野 修士課程
1991年4月 – 1995年3月東京大学 文学部 日本語日本文学(国語学)専修課程
主要な所属学協会 6
日本語学会
言語処理学会
情報処理学会
(大学HPより)
国立国語研究所(こくりつこくごけんきゅうしょ、英: National Institute for Japanese Language and Linguistics、NINJAL)は、大学共同利用機関法人人間文化研究機構が設置する大学共同利用機関の一つ。日本語学・言語学・日本語教育研究を主とした研究機関であり、日本語の文法、語彙、発音、文字、方言、歴史などについての科学的研究を行っている。
1948年の設立以降、統計学的手法・電子計算機を用いた語彙調査、方言調査による言語地図の作成、日本語と外国語の対照(比較)研究、など日本語に関する各種の調査・研究を実施してきている[1]。
また、2020年時点で実施している主な研究の例として、日本の消滅危機言語・方言の研究、日本語コーパスの開発・拡充、外国語としての日本語教育研究、などが挙げられている[2]。
文部省の機関→文化庁の機関→独立行政法人と設置形態が変遷し、2009年10月以降は大学共同利用機関として設置されている。法令上の設置目的は「国語及び国民の言語生活並びに外国人に対する日本語教育に関する科学的な調査研究並びにこれに基づく資料の作成及びその公表」[3]。
2023年4月設置構想中、総合研究大学院大学文化科学研究科に、先端学術院先端学術専攻日本語言語科学コース (仮称・博士後期課程)[4]設置計画は予定であり,今後変更が生じる場合があります。
(Wikipediaより)
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