今回はチコちゃんに叱られる! ▽ペン型ライトの謎▽かき氷の謎▽海のニオイの謎 初回放送日：2025年8月1日を紹介。
なんでコンサートでペン型ライトを振るようになったの？
なんでコンサートでペン型ライトを振るようになったの？
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、ステージが似合うステキな大人ってだーれ？」
チコちゃん「なんでコンサートでペン型ライトを振るようになったの？」
チコちゃんの答えは、「ヒデキがファンの顔を見たかったから。」
ヒデキがファンの顔を見たかったから
西城秀樹が日本のコンサート文化に残した偉大な遺産！ペンライトと熱狂の起源に迫る
コンサート会場を彩る色とりどりのペンライト。今やライブに欠かせないアイテム。
その文化のルーツが、昭和を代表するスーパースター、西城秀樹さんにあることをご存知でしょうか？
これは、「ヒデキがファンの顔を見たかったから」。
この記事では、この感動的なエピソードをさらに深く掘り下げ、西城秀樹さんが日本のコンサート文化に残した偉大な功績をご紹介します。
「懐中電灯を持ってきて」―伝説の始まり
1974年8月、ソロ歌手として初の球場コンサートを大阪球場で開催することになった西城秀樹さん。
当時の球場には、観客席を照らすライトはほとんどありませんでした。
そこで、少しでもファンの顔を見たいと考えた西城さんは、前日のラジオ番組でファンにこう呼びかけます。
「球場はすごく広くて夜だから、みんなの顔が見れるように懐中電灯を持ってきて振ってくれないか？」
この呼びかけに、当時のファンは熱狂的に応えました。
コンサート当日、大阪球場前のデパートでは懐中電灯が売り切れるほどの騒ぎになったそうです。
会場に集まったファンは、それぞれが持参した懐中電灯を手に、思い思いに光を振りました。
残念ながら当時の映像は残っていません。
後に西城さん自身が新聞のコラムで「初めて見る客席の光はとても幻想的だった」と語っています。
ステージから見下ろす無数の光の海。
それは、西城さんとファンが一体となって作り上げた、忘れられない光景だったに違いありません。
懐中電灯からペンライトへ、そして文化へ
この画期的な試みは、その後、形を変えながらコンサート文化として定着していきます。
ペン型ライトの誕生：
翌年の大阪球場公演では、先端に豆電球が付いた小さなペン型ライトが登場。
ファンはこれに色付きセロハンをかぶせて、曲ごとにライトの色を変える工夫をするようになりました。
ケミカルライトの普及：
1980年代に入ると、化学反応で発光するケミカルライトが主流に。
宇宙空間でも安全に使えるようにと、アポロ計画の中で開発されたこのライト。
西城さんのコンサートをさらに鮮やかに彩りました。
当時のコアなファン集団が先導役となり、曲ごとに決められた振り付けに合わせてペンライトを振る、という文化もこの頃に生まれたそうです。
アイドルの時代へ：
そして、2010年代からのアイドルブームを機に、ペンライトは現在の「振る」文化として完全に定着しました。
「ヒデキ！」コールとマイクスタンドアクションも！西城秀樹が築いたコンサートの礎
ペンライト文化の生みの親である西城秀樹さんが日本のコンサートに残した功績は、これだけではありません。
コール＆レスポンス：
代表曲「情熱の嵐」で曲の合間にファンが叫ぶ「ヒデキ！」のコール＆レスポンスも、西城さんが考案したものです。
ファンの声援ばかりで歌を聴いてもらえないという悩みを抱えていた西城さんは、観客との掛け合いを取り入れることで、歌をより楽しんでもらえるように工夫しました。
マイクスタンドアクション：
彼の代名詞とも言えるど派手なマイクスタンドアクションも、西城さんが生み出したもの。
イギリスのロックアーティスト、ロッド・スチュワートがコンサートでマイクスタンドを蹴り上げるのを見て衝撃を受け、特注のアルミ製マイクスタンドを作ることで、あの迫力あるパフォーマンスを実現しました。
ファンを想う気持ちから生まれた懐中電灯の光は、やがてペンライトとなり、日本のコンサート文化を大きく変えました。
さらに、ファンとの対話を大切にしたコール＆レスポンスや、自身のパフォーマンスを追求したマイクスタンドアクションなど、西城秀樹さんの功績は現代のライブシーンにも脈々と受け継がれています。
ペンライトを振るたびに、私たちは西城秀樹さんのファンへの深い愛情と、革新的な精神に触れているのかもしれませんね。
ペンライトを振る文化の起源については韓国のアイドル文化も深く関わっていたりと諸説あるとのこと。
結論
というわけで、
「なんでコンサートでペン型ライトを振るようになったの？」は、
「ヒデキがファンの顔を見たかったから」
でした。
解説してくれたのは
イベント制作会社代表の増田武司さん。
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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