今回はチコちゃんに叱られる! ▽下関のふぐ▽車のウインカー▽おじさんのいびき 初回放送日NHK総合テレビジョン9月11日(土)を紹介。
車のウインカーのカチカチ音は何の音?
車のウインカーのカチカチ音は何の音?
チコちゃん「車のウインカーのカチカチ音は何の音?」
チコちゃんの答えは、「もともとはランプを点滅させるスイッチの音だったけど今はあえてカチカチ音を出している。」
もともとはランプを点滅させるスイッチの音だったけど今はあえてカチカチ音を出している
【車のドライブ雑学】ウインカーの「カチカチ音」はニセモノ!?電子化された現代車があえて音を鳴らし続ける優しすぎる理由
車を運転するときや助手席に乗っているとき、交差点を曲がるたびに耳にする「カチ、カチ、カチ…」という軽快な音。
ドライバーにとっては、合図を出している安心感を与えてくれる心地よいリズムですよね。
でも、「あの音って、一体車の中の何が鳴っているんだろう?」と考えたことはありますか?
実は先日の『チコちゃんに叱られる!』で、日本自動車工業会の三戸祐一郎さんがその秘密をわかりやすく解説してくれました。
なんと、最新の車で鳴っているカチカチ音は、物理的な音ではなくスピーカーから流れる「人工音」だったのです!
今回は、ウインカーの進化の歴史と、あえて音を残している車の技術者たちの優しい意図をたっぷりご紹介します。
チコちゃんの答え:もともとはスイッチの音だったけど、今はあえて音を出している!
番組で明かされた答えは、時代の変化を感じさせる非常に興味深いものでした。
「もともとはランプを点滅させるスイッチの機械音だったけれど、今は電子化されたため、あえてスピーカーからカチカチ音を出している!」
かつての車では、ウインカーを点滅させるために「フラッシャーリレー」という機械式のスイッチ部品が使われていました。
このリレーの中にはコイルと金属端子が入っており、電気を流したり止めたりするたびに、磁石の力で金属端子が引き寄せられてパチパチと接触します。
この金属同士が物理的にぶつかる音こそが、あの「カチカチ音」の正体だったのです。
しかし、2010年頃から車の電子制御化が一気に進むと、機械式リレーは姿を消し、静音性に優れた電子スイッチへと切り替わりました。
つまり、構造上はウインカーの「カチカチ音」は完全に消滅してしまったのです。
それにもかかわらず、なぜ現代の車でもカチカチ音が聞こえるのでしょうか?
なぜ消えたはずの音をわざわざ鳴らすの?
ドライバーを守る工夫本来なら無音にできるはずのウインカー音を、メーカーがあえてスピーカーから鳴らし続けているのには、「安全」と「快適さ」のための明確な理由があります。
消し忘れを防ぐため(聴覚的な確認)
もし無音だったら、曲がり終わった後にウインカーが消えずに残り続けていても気づきにくくなります。
音でテンポよく知らせることで、消し忘れによる後続車や対向車の誤解を防いでいます。
長年の習慣による違和感をなくすためドライバーは何十年もの間「ウインカー=カチカチ音」として認識してきました。
急に無音になると「本当にウインカーが点灯しているのかな?」と不安になり、運転中の余計なストレスや視線移動の原因になってしまいます。
他の警告音と区別するため
現代の車内は、シートベルト未装着の警告音、車線逸脱アラーム、障害物接近センサーなど、さまざまな電子音が鳴り響きます。
その中で、昔ながらの聞き慣れた「カチカチ音」を使うことで、直感的に「あ、これはウインカーの音だ」と区別できるよう配慮されているのです。
手信号から始まった!?ウインカーの意外な歴史
ここで、ウインカーが誕生するまでのちょっと面白い歴史をご紹介します。
ガソリン自動車が世界で誕生した1886年当時や、
それからしばらくしても
日本で国産車が完成した1907年頃には、ウインカーという概念自体が存在しませんでした。
当時はまだ車が馬車の延長線上として考えられていたためです。
やがて車の数が増えてスピードが出せるようになると、事故を防ぐために「手信号」が生まれました。
ドライバーが窓から手を出して右折・左折を周囲に伝えていたのです。
しかし、「夜や大雨の日は手が見えない!」という大きな問題が発生します。
そこで登場したのが、鉄道の信号機をヒントに作られた「アーム式の方向指示器(アポロ式など)」でした。
スイッチを入れると、車の横から腕のような板(アーム)がぴょんと飛び出し、先端のランプが点灯する仕組みです。
この頃の音は「コン」と1回鳴るだけでした。
そして1955年頃から日本でランプがチカチカ点滅する「点滅式方向指示器」が普及し始めます。
1970年代に国際基準へ合わせる中で、おなじみの「カチカチ」と音が鳴るフラッシャーリレー方式へと引き継がれていったのです。
【知ると楽しい豆知識】
最近の車はカチカチ音が選べる!?
最新の電子制御ウインカーだからこそできる、面白い技術も登場しています。
スピーカーから音を出しているということは、音の音量や音質をプログラミングで自由に変えられるということ!
最近の車種によっては、設定画面でカチカチ音のトーンを変えられたり、上質な心地よい電子音にカスタマイズできたりする車も増えています。
また、電子化されたからこそ、ウインカーのバルブ(球)が切れた際に点滅とカチカチ音が倍の速さになる「ハイフラッシャー現象(ハイフラ)」も、ドライバーに球切れを知らせる警告として意図的に再現されています。
まとめ:
カチカチ音に込められた技術者の思いやり普段何気なく聞いている「カチ、カチ」というウインカーの音。
かつては「機械が作動している物理的な音」にすぎなかったものが、時代を経て「ドライバーの安全と安心を守るための電子音」へと形を変えて受け継がれていたんですね。
技術がどんなに進化しても、人が運転しやすいようにという優しさが詰まっていると思うと、いつものドライブがちょっと温かい気持ちになりませんか?
次に車に乗るときは、ぜひその小さなカチカチ音に耳を傾けてみてくださいね!
結論
というわけで、
「車のウインカーのカチカチ音は何の音?」は、
「もともとはランプを点滅させるスイッチの音だったけど今はあえてカチカチ音を出している」
でした。
解説してくれたのは
日本自動車工業会の三戸祐一郎さん。
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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