今回はチコちゃんに叱られる! ▽映画とポップコーン▽マイクの不思議▽ネギの謎 初回放送日NHK総合テレビジョン10月9日(金)を紹介。
なんで映画といえばポップコーンになったの?
なんで映画といえばポップコーンになったの?
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、映画が好きなステキな大人ってだーれ?」
チコちゃん「なんで映画といえばポップコーンになったの?」
チコちゃんの答えは、「世界恐慌があったから。」
世界恐慌があったから
【映画の裏雑学】なんで映画館の定番はポップコーンなの?きっかけは「世界恐慌」!?庶民のお菓子が映画館の救世主になった理由
映画館に行ったら、香ばしい香りに誘われてついつい買ってしまう「ポップコーン」。
「手があまり汚れないから?」
「食べる時にボリボリ音がしないから?」
そんなイメージがありますが、先日の『チコちゃんに叱られる!』で明かされた理由は、実にドラマチックなものでした!
なんと、ポップコーンが映画館の定番になった最大のきっかけは「世界恐慌による映画館の経営危機」だったのです。
今回は、ポップコーンと映画館が出会うまでの歴史と、映画館にとって嬉しすぎるポップコーンの秘められたメリットをたっぷりお届けします!
チコちゃんの答え:世界恐慌があったから!
番組で発表された気になる答えはこちら!
「映画といえばポップコーンになったのは、世界恐慌があったから!」
歴史を大きく揺るがした世界恐慌が、まさか映画館のフードメニューにまで影響していたなんて驚きですよね。
実は、もともと高級感のある空間だった映画館において、庶民的なポップコーンの持ち込みは「固く禁止(マナー違反)」とされていた時代がありました。
それがなぜ、映画館の絶対的エースへと上り詰めたのでしょうか?
もともとは高級娯楽!?「持ち込み厳禁」だった初期の映画館
ポップコーン自体の歴史は古く、約6700年前のアメリカ大陸で誕生したと言われています。
先住民たちが硬いとうもろこしを焚き火で弾けさせて食べていたのが始まりです。
アメリカの最初の映画は、1891年、エジソンが発明したキネトスコープ
これは、一人一人が覗き見るタイプのものでした。
一方、アメリカで映画館が登場したのは1890年代後半から1900年代初頭のこと。
当初は1回5セントほどで遊べる庶民の娯楽でした。
しかし、1910年代頃から流れが変わります。
「ムービーパレス」と呼ばれる、ベルサイユ宮殿を模したような豪華絢爛な映画館が次々と誕生しました。
定員は約3,000人!
豪華なドアマンがお出迎え!
上映前にはオーケストラの生演奏!
客を貴族のように持てなす超高級な映画館において、街角の屋台で買ってきた庶民的なポップコーンを持ち込むのは絶対NG。
当時は「オーケストラの演奏を聴きながらポップコーンを食べるなんて場違い」という共通認識が定着していました。
危機を救った救世主!映画館を倒産から救ったポップコーン
そんな映画業界を突如襲ったのが、1929年に発生した「世界恐慌」です。
アメリカの失業率は3.2%から25.6%へと激増。
大不況のあおりを喰らった映画館は、1930年に年間9,000万人いた入場者数が、1933年には6,000万人にまで大激減してしまいました。
「このままでは映画館が潰れてしまう…!」
そこで映画館側は、入場料以外の新たな収入源として「鑑賞中のフード販売」に注目します。
キャンディーやドーナツなども検討されましたが、白羽の矢が立ったのが「ポップコーン」でした。
安価で作れて利益率が高いポップコーンを映画館で販売し始めたところ、これが大ヒット!
1938年には、ある映画館チェーンがポップコーンの売り上げだけで年間約20万ドル(現在の価値で約7億5,000万円!)の利益を叩き出し、経営危機を見事に乗り越えたのです。
映画館とポップコーンの相性が「抜群」すぎる5つの理由
原価の安さだけでなく、ポップコーンには映画館にとって嬉しすぎるメリットが盛りだくさんでした。
原価が安く、利益が出やすい
少ない原料から膨らんで大きなボリュームになるため、映画館の利益を支える最強の商品になりました。
手や館内が汚れにくい
油で揚げずに熱風などで弾けさせるため、指がベタベタしにくく、映画に集中できます。
調理場が最小限で済む
大きなフライヤー(揚げ物器)が不要なため、狭い売店スペースでも簡単に作れます。
長期保存が可能で食品ロスが少ない
とうもろこしは乾燥穀物なので、年単位での保存が可能!無駄が出にくいエコな食材です。
みんなでシェアしやすい
ひとつの大きなカップから、家族や友達、恋人と一緒に手を伸ばして楽しくシェアできます。
まさに、映画館とポップコーンは出会うべくして出会った相思相愛のパートナーだったんですね!
【おまけ】アメリカの映画館は「推しフレーバー」がある!?
ちなみに本場アメリカでは、映画館チェーンごとにポップコーンの塩加減やバターの風味、油の種類(ココナッツオイルなど)に独自のこだわりがあるそうです!
そのため映画ファンの中には、「映画はここで見る!」「ポップコーンの味が一番好きな映画館に行く!」というように、ポップコーンの味で映画館を選ぶ人もいるのだとか。
日本の映画館でもキャラメル味やコンソメ味など多様化していて面白いですよね。
まとめ:映画館の歴史を変えた一粒のポップコーン
普段何気なく食べている映画館のポップコーン。
その裏側には、世界恐慌という歴史の荒波と、窮地を脱するために立ち上がった映画館たちのアイデアが詰まっていました。
昔の映画館は豪華絢爛でポップコーンは禁止だった
世界恐慌で客が激減し、背に腹は代えられず販売開始!
安くて美味しく、映画館との相性が完璧で大復活をとげた!
次に映画館へ足を運んだときは、映画産業を救った香ばしいポップコーンの歴史に思いを馳せながら、サクサクの食感を味わってみてくださいね!
結論
というわけで、
「なんで映画といえばポップコーンになったの?」は、
「世界恐慌があったから」
でした。
解説してくれたのは
日本ポップコーン協会の渋川駿伍会長と日本映画大学の石坂健治教授。
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
他の記事もよろしくね。