今回は、2020年11月20日金 チコちゃんに叱られる!「▽レモンティーの色の謎▽ビニール傘誕生秘話▽祝!新曲お披露目」の番組内容を紹介。
なんでレモンティーの色は薄いの?
たしかに、レモンをいれると、黄色っぽくなりますね。
pHの関係?
なんでレモンティーの色は薄いの?
本日の1つめ目の話題。
チコちゃん「どうも~こんチコは~!」
最初は、いつものゲスト紹介。
初登場の莉子さんには「リコリコ~」。
奥田民生さんは、1年振り、2回目のご登場で準レギュラーに昇格。
前回、チコちゃんがお願いした作曲!
チコちゃん「曲作ってってお願いしちゃったんだよね。それが、もしかして、、約束を守る民生ちゃん。」
奥田民生さん「先日、一緒にレコーディングしたじゃないですか?」
ネタばらし!
奥田さんが作曲した曲は、番組の最後ということで、一問目へ。
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、紅茶に詳しいダンディーな大人ってだーれ?」
奥田さん「紅茶は飲まん。」
ということで、莉子さんが回答者かと思いきや、
岡村さん「ここは大人が率先して様子を見るという事で、」
ということで、奥田さんが回答者に。
レモンティー話題。
チコちゃん「紅茶ににレモンを入れると色がうすくなるの知ってる?」
奥田さんは、この事象を知らなかったよう。
岡村さんも莉子さんも初めて知ったみたい。
チコちゃんの疑問は、「なんでレモンティーの色は薄いの?」
奥田さん「レモンの酸が効いて、、、、汚れが落ちるから。」
チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
正解至らず、叱られちゃいました。
チコちゃんの答えは、「トロポロンが無色になるから。」
奥田さん「トロポロン?」
岡村さん「聞いた事も無いし。」
トロポロンが無色になるから
レモンティーの色が変わる理由は紅茶に含まれている色素の構造が変わるから。
そのカギを握るのが紅茶に含まれる、ポリフェノール。
ポリフェノールとはワインやお茶などに含まれている苦味や色素の成分。
ポリフェノールには、テアフラビンという色素が含まれています。
その色素の中にトロポロンという構造が。
トロポロンは普段は赤茶色で、紅茶の色の一部。
このトロポロンはレモンに含まれるクエン酸などの酸に触れると無色になる性質が。
化学式を使って詳しく説明する今井先生。
レモンティーの場合はクエン酸によって一か所が変化するだけで赤茶色のトロポロンが無色に。
紅茶に含まれる赤い色の成分が減少するので色が薄くなるという結果。
このように酸やアルカリ成分が加わる事によって構造が変化して色素の色が変わるという現象はよくみられます。
色が変わる不思議なハーブティーがある?
ティーといえばこの方という事で、TT兄弟のチョコレートプラネット。
紹介する不思議なハーブティーの正体はマロウブルー(mallow blue)。
マロウブルーに酸性・アルカリ性・中性の溶液を混ぜると様々な色の変化が起こります。
4人のちびっこたちも、リモートで実験に参加!
マロウブルー + レモン汁(酸性)=ピンク色
マロウブルー + にがり(アルカリ性)=青色
マロウブルー + 卵白(アルカリ性)=緑色
こんな感じで様々な色に変化。
レモンティーの場合はテオフラビンの構造変化によって色が変わります。
マロウブルーの場合はアントシアニンの構造変化によって色が変化。
アントシアニンは中性だと紫色ですが、酸性だと赤系に、アルカリ性だと緑・ブルー系に変化。
最後は、ワイングラスにさまざまな液体を入れて、一気に加えていろいろな色に変化。
ここまでは「液体」のお話でしたが、実はこれは普通の食べ物でも起こる現象。
今度は、中華料理で検証
今度は中華麺を使った実験なのでChukaでCC兄弟に。
先ほどのマロウブルーと同じアントシアニンを色素に持つ紫キャベツの煮汁で中華麺を茹でます。
ると、中華麺に含まれるかんすい(アルカリ性)とアントシアニンが反応して麺が緑色に!
ここにレモン汁をかけると
ピンク色に変化!
ちなみに食べると吐き出しそうにまずそう!
結論
というわけで、
「なんでレモンティーの色は薄いの?」は、
「トロポロンが無色になるから」
でした。
解説してくれたのは
東邦大学の今井泉教授。
イマイ イズミ Imai Izumi
今井 泉
所属 東邦大学 理学部 教養科
職種 教授
学位
博士(教育学)
プロフィール
学歴
1.2001/04~2005/03 東京学芸大学大学院 連合学校教育学研究科 学校教育学専攻 博士課程修了 博士(教育学)
職歴
1.1990/04~2013/03 駒場東邦中学校•高等学校 教諭
2.2002/10~2013/03 東邦大学理学部 兼担講師
3.2008/09~2016/03 電気通信大学 情報理工学部 非常勤講師
4.2013/04~ 東邦大学 理学部 教養科 教授
現在の専門分野
理科教育、化学教育、化学教育カリキュラム
科研費研究者番号
80711390
ホームページ
https://www.lab.toho-u.ac.jp/sci/chem/edu/
(大学HPより)
東邦大学(とうほうだいがく、英語: Toho University)は、東京都大田区大森西5-21-16に本部を置く日本の私立大学である。1950年に設置された。大学の略称は東邦、東邦大。
大学全体
自然科学および生命科学系の総合大学で、旧設八医科大学の一つ。
旧制「帝国女子医学専門学校」として創立された流れから、全学生に占める女子学生の割合が高く、全学生の4分の3が通う習志野キャンパスでは過半数が女子学生である。大学付属の病院やクリニックがあることから、これらの施設や設備を生かした医学、薬学や看護学などの教育が行われている。2006年からブランディング・プロジェクト(『学校法人東邦大学 CI/ブランド構築プロジェクト』)を立ち上げ、これを実施している。
愛知県にある私立の愛知東邦大学、東邦高等学校とは一切関係が無い。
建学の精神
「自然・生命・人間」
創立者のひとり額田晉の著書『自然・生命・人間』に記されている、自然に対する畏敬、生命の尊厳の自覚、人間の謙虚な心を原点として、豊かな人間性と均衡のとれた知識・技能を有する人材の育成を目標としている。
教育および研究
医学部における教育施設は2004年より改装・改善を行い、チュートリアル教育を行うSDL室、顕微鏡を用いた実習やPCを用いた試験や実習を行う第3実習室などをはじめ、2008年にはOSCEに対応したシミュレーションルームなどを整備し、ネットワーク上での授業公開も順次予定している。
学風および特色
2006年からブランディング・プロジェクト(『学校法人東邦大学 CI/ブランド構築プロジェクト』)を立ち上げ、これを実施している。海外の大学との交流にも力を入れている。
(Wikipediaより)
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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