今回はチコちゃんに叱られる! ▽永久欠番の謎▽バーベキューの料理▽寝ぐせとは 初回放送日:2025年5月9日を紹介。
なんでバーベキューの料理はおいしく感じるの?
なんでバーベキューの料理はおいしく感じるの?
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、外で遊ぶことが好きなステキな大人ってだーれ?」
チコちゃん「なんでバーベキューの料理はおいしく感じるの?」
チコちゃんの答えは、「脳のブレーキが外れるから。」
脳のブレーキが外れるから
重要な物質は、脳内物質のドーパミン・

人間に快楽や幸福感を与えるこの物質。
何かを達成したり、面白いものを見たりすると分泌されて人間は幸せを感じます。
そして、料理が美味しいと感じる事にもこのドーパミンが大きく関係しています。
例えば居心地の良い空間で親しい仲間と楽しく食事をしている時はドーパミンが沢山出ています。
そのため、何を食べても美味しく感じます。
しかし、仕事の会食などで緊張感があったり、堅苦しい場だと、色々と気を遣ってしまいます。
理性を働かせる脳の前頭前野がドーパミンの分泌をストップ。
何を食べても美味しく感じなかったり、食事が喉を通らなかったり。
私たちが集団生活をする上で、自分の我を通してしまうとお互いにギクシャク。
そうならないように私たちは普段から「他人に迷惑にならないように」と脳がドーパミンが出すぎないようにコントロール。
またはドーパミンが分泌されてもあまり反応しないようにと脳が制御しています。
ただし、そんな脳が羽目を外してしまう瞬間の一つがバーベキューです。
バーベキューは基本的に屋外で行う物。
この”屋外”には脳がドーパミンをコントロールするのをやめてしまう働きがあるとのこと。
開放的になって自分のやりたいようにやるモードに突入。
バーベキューであれば基本的に騒いでも問題なし。
広々としたスペースもあって自由に動き回ることができます。
人間の自由な動きを妨げるものが少ない。
そうなれば、「外で食べれば何でも美味い」となります。
子どもの頃に食べた飯ごう炊さんのカレーは美味しかった記憶が。
正直カレーとして本当に美味しかったかと言われるとそうでもないかも。
自然の中で仲間と一緒にカレーを作って食べればおいしい。
特に子どもの頃は脳のコントロールがまだまだ不得意な段階。
余計にブレーキが外れやすくなってよりドーパミンが出やすいという状況。
最後に番組スタッフの4歳になる男の子が普段苦手なピーマンを食べられるようになるかを実験することに。
子どもをその気にさせるテクニックを紹介。
バーベキューの予定を事前に知らせて期待感アップさせること。
完成するまでのあらゆる工程に参加させること。
好きな物から食べること。
バーベキュー本番を楽しみに色んな想像を働かせてワクワク。
当日は、野菜を洗う、食材を包丁で切る、炭をコンロに乗せる、火を起こすなど普段経験しないことを次々と達成。
小さな喜びを積み重ねる事でドーパミンが出やすい状況作ります。
ほぼ全ての工程を手伝ってもらい、いざ食べる段階に。
まずは好きな物からが食べること。
ジュースで乾杯して大好きなお肉を先に食べます。
いよいよピーマンへ。
しかし、ピーマン食べる?の言葉には「いらない」と返答。
そこで、自分で小さめに切ったピーマンを「これ自分で切ったやつ食べてみる?」と聞いてみると、あっさりと承諾。
さらにおかわりまで乗り気で「美味しかった」と最高の結果に。
ちなみにその後、保育園でもピーマンを食べているそう。
バーベキューをきっかけにピーマン嫌いを克服できたようでした。
人間は危険を回避する為に時として未体験の事に挑戦し、それが成功した際には大量のドーパミンを出してその経験を記憶に刻んで進化してきました。

この仕組みは現代でも私たちの中に残っているとのこと。
ちなみに外で食べる料理が美味しく感じるのはあくまで安全でリラックス出来る場所が前提とのこと。
結論
というわけで、
「なんでバーベキューの料理はおいしく感じるの?」は、
「脳のブレーキが外れるから」
でした。
解説してくれたのは
武蔵野大学の阿部和穂教授。
薬学博士・大学薬学部教授。脳科学と薬理学を専門とする研究者
東京大学薬学部卒業、同大学院薬学系研究科修士課程修了。東京大学薬学部助手、米国ソーク研究所博士研究員、星薬科大学講師を経て、武蔵野大学薬学部教授。薬学博士。専門は脳科学と医薬。
担当テーマ
脳科学・脳の健康食生活・栄養知識認知症薬依存症飲酒・アルコール
(HPより)
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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