今回は、2018年9月21日金曜日放送、「チコちゃんに叱られる!」のお話。
温泉旅館の部屋にお菓子が置いてあるのはなぜ?
温泉旅館の部屋にお菓子が置いてあるのはなぜ?
2問目。
チコちゃん「温泉旅館のおかみさんが似合いそうな艶っぽい大人ってだーれ?」ということでキムラさんが回答者に。
そこで、チコちゃんと木村さんは温泉の話題。
キムラさんは、ロケにお風呂セットを持参して空き時間に温泉に行ったりしているぐらい温泉好き
チコちゃんは、キムラさんに、温泉地での行動を聞きます。
キムラさん「お茶を飲んで、キョロキョロする。」
チコちゃん「テーブルの上に、お茶以外には?」
キムラさん「お茶菓子」
そこで、チコちゃんからの質問「なんで温泉旅館の部屋にお菓子があるの?」
キムラさん「ご当地の名物の紹介のため!」
ということで、正解に至らず、叱られちゃいました。
この後、チコちゃんは、中村さんにも聞いたところ、
中村さん「糖分を摂取すると温泉の効き目が上がるんです。」
チコちゃん、「あ!、、うん!」
中村さん「疲労が抜けやすくなる。」
少しずつ顔が赤くなります。
チコちゃん「フツーに生きてんじゃねーよ!」
と、惜しいところまでいったようですが、しかられちゃいました。
血糖値を上げて安全に入浴できるようにするため
解説してくれたのは東京都市大学の早坂信哉教授。
温泉旅館の部屋に和菓子やおまんじゅうが置いてある理由は血糖値を上げるため。
血糖値とは血液の中に含まれる糖の濃度。
糖は体のエネルギー源ですが、体を動かすと糖が消費されて血糖値が下がります。
実はこの血糖値は下がりすぎると具合が悪くなります。
温泉に入る前に少し甘いものをとる事が大切
旅館まで長旅。
そのため血糖値が下がってしまい、特に空腹のままで熱い温泉に入ると血糖値の低下は顕著に。
正常な血糖値は空腹時で、70~100mg/dl、食後は、70~140mg/dl。
42℃の温泉に10分間入浴するとウォーキング10分と同じ位のカロリーを消費するんだって。
そのため、人によっては血糖値が60mg/dlまで下がってしまう事も。
血糖値が70mg/dl未満になると顔色が悪くなったり、手足にしびれが出たり、脈が早くなることも。
さらに、血糖値が60mg/dl程度まで下がると立ちくらみや場合によっては失神してしまうことも。
それを防ぐために温泉旅館の部屋にはお菓子が置いてあるとのこと。
早坂先生によると、「温泉に入る前に少し甘いものをとる事が大切。」とのこと。
消化や血糖値上昇のタイミングを考えると、お風呂に入る30分~1時間前に甘いものを食べるとちょうどいいそう。
実際に温泉を取材して実験
番組では、温泉に取材。
大川ディレクターは温泉に入ることを口実に、自分の血糖値測定実験の取材にしたとのこと。
大涌谷などの箱根の観光地へ。
名物の黒たまごや黒まんじゅうは我慢して旅館へ。
旅館に到着して血糖値測定器で測ってみると数値は92mg/dl。
4時間半前に東京を出る時に測った時は97mg/dl。
血糖値は5ポイントダウン。
早坂教授に電話して、「92mg/dlの血糖値で温泉に入るのはどうなのか?」と質問。
先生「極端に血糖値が下がるとめまいが起きたり、冷や汗をかいたりと気分が悪くなる可能性があります。」
人によってはお風呂に入ることで血糖値が20ほど下がる可能性もあるとのこと。
総支配人の白鳥浩之さん登場。
白鳥さん「私どもの旅館は、温泉に入ってお客様が体調を崩されないように和菓子をご用意しております。」
こちらの旅館では、「栗きんつば」が用意されているとのこと。
お茶と一緒に栗きんつばを食し、1時間後に改めて血糖値を測定。
数値は106mg/dlに。
数値は14ポイント上昇。
再度、早坂教授に連絡。
OKをいただき、入浴シーン。
入浴時のお尻の位置にはチコちゃんの顔で隠されてました。
ちなみに、温泉に10分間浸かって血糖値を測定すると数値は101mg/dlに。
入浴前と比べて血糖値は5ポイント低下。
特に立ちくらみなどの自覚症状も無く入浴終了。
再度の連絡。
早坂先生「和菓子を食べた効果が出て血糖値が下がり過ぎなかったのでは」
最後に白鳥総支配人から「もしお召し上がりいただきまして、お気に召されましたら売店にもご用意がございます。」としっかり宣伝。
結論
というわけで、
「温泉旅館の部屋にお菓子が置いてあるのはなぜ?」は、
「血糖値を上げて安全に入浴できるようにするため」
でした。
解説してくれたのは
東京都市大学の早坂信哉教授。
早坂信哉教授の公式サイト
職歴
1968年生まれ
宮城県出身
1993年、自治医科大学医学部卒業後、地域医療に従事
2002年、自治医科大学大学院医学研究科修了
同大学医学部総合診療部
浜松医科大学医学部講師、同准教授、
大東文化大学教授などを経て
現在
東京都市大学人間科学部教授
総合研究所子ども家庭福祉研究センター長
一般財団法人日本健康開発財団温泉医科学研究所所長
一般社団法人日本銭湯文化協会理事
日本入浴協会理事
博士(医学)、温泉療法専門医
(公式サイトより)
東京都市大学(とうきょうとしだいがく、英語: Tokyo City University、TCU)は、東京都世田谷区玉堤1-28-1に本部を置く日本の私立大学である。
1949年に設置された。大学の略称は都市大(としだい)。
なお、名称が類似しているが首都大学東京(公立、旧東京都立大学)とは全くの別組織である。
概観
大学全体
東京都市大学の前身校は、1929年(昭和4年)に創立された。武蔵高等工科学校として、及川恒忠、西村有作らによって東京府荏原郡大崎町(現在の東京都品川区大崎)に創立された。その後、1939年(昭和14年)に現在の本部所在地である東京都世田谷区玉堤に移転。1949年、学制改革により武蔵工業大学となる。1955年、創設者の要請により、大学は東京急行電鉄の創業者五島慶太の興した学校法人五島育英会に引き継がれた。
2009年に武蔵工業大学に同学校法人の運営する東横学園女子短期大学を統合して東京都市大学と改称し、工学部、知識工学部、環境情報学部に加え、文系学部である都市生活学部、人間科学部を新たに開設し、5学部16学科となった。
建学の精神(校訓・理念・学是)
東京都市大学では、前身校の創立以来「公正・自由・自治」を建学の精神として掲げている。
学風および特色
東京都市大学の前身校の武蔵工業大学は、工学部のみの工科系単科大学として設立されたが、1997年に文理融合型の「環境情報学部」、2007年には「知識工学部」が設置され3学部体制となった。2009年の東横学園女子短期大学との統合により、文系学部である都市生活学部、人間科学部を新たに開設して5学部体制の総合大学となった。工学部と知識工学部では、専門分野の選択肢を広げる「学群制」と「コース制」を導入している。
(Wikipediaより)
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