今回は、2019年6月14日金曜日放送、「チコちゃんに叱られる!」のお話。
なぜプリンは3個で売っている?
たしかに昔からプリンは3個ずつでしたね。
なぜなんだろう?
なぜプリンは3個で売っている?
本日の2問目。
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、スーパーで買い物をする姿がステキな大人ってだーれ?」
藤本さんは、奥様に頼まれた夕食の食材を買いに行くということで回答者に。
チコちゃん「スーパーで売られているプリンって知ってる?」
藤本さん「知ってますよ。」
ちょっとプリンの話題があった後、
チコちゃん「なんでプリンは3個で売っているの?」
藤本さん「パパ、ママ、子どもの3人家族だから3個パック」
チコちゃん「兄弟の分は?」
うまく答えられず、叱られちゃいました。
その後、岡村さんは、「冷蔵庫に保存する時に3つ並びだと寸法的にちょうどいいから。」
こちらも正解でなく叱られちゃいました。
その後、回答インタビューでも回答なし。
ナレーション「3人組といえば、そうね、いきものがかりでしょう。いやいや、THE ALFEEでしょう。えっ?ダチョウじゃないの?などと言っている日本人のなんと多い事か。ちなみにわたくしは最近、ダチョウ倶楽部の皆さんを見ていると何故だか涙がこみ上げてきます。」
チコちゃんの答えは、「お父さんが食べないから。」
フジモン「いや。食べるよ!結構食べるよ?3個のうち2個食べたりするから!」
お父さんが食べないから
カップで売られるプリンが誕生したのは「レディ・トゥ・イート (ready to eat)」=すぐに食べられるものが求められた時代。
1970年代。
日本は高度成長期で朝から晩まで働いていました。
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「モーレツ社員」なんて言葉もあった時代。
父親と過ごす時間は少なかったそう。
当時は食事をゆっくり食べる時間すら惜しんいました。
それまで日本にはなかったファストフード店やカップ麺などが誕生。
食の環境が大きく変化した時代。
当時、プリンは、家庭で手作りされるの普通。
その時代に求められたのがカッププリン。
1971年に森永が発売した日本初のカッププリン。
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おやつの時間の昼間は、父親が仕事で不在なので、母+子ども2人の3人分。
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このため、3個パックになったそう。
また、プリンは子どものおやつというイメージが強く、大人の男性が食べるというイメージがなかったとのこと。
1976年頃から3個入りのカッププリンが登場して定着しました。
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スーパーでは様々な商品がセット売り
ヨーグルト
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朝食で食べる事が多いので家族みんなで食べるため4個。
納豆
家族世帯や単身者が賞味期限までに食べ切れるように3個。
ウインナー
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ウインナーは小分けにして食べたほうが鮮度が保てます。
また、2袋セットだとお買い得感が出るため。
焼きそば
一般家庭の平均的なフライパンのサイズで一度に調理できる量にあわせて3人前。
結論
というわけで、
「なぜプリンは3個で売っている?」は、
「お父さんが食べないから」
でした。
もすくは?
番組内で、ちこちゃんと杉咲さんがもずくのパックの数で討論に。
杉咲「もずくは3つです!」
チコちゃん「絶対2つ!そして意味はない!どっちが多いかで勝負しましょう。これはね。」
後日スタッフが調査。
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3個セット 10社
2個セット 3社
4個セット 1社
1個 1社
10対3でチコちゃん敗北。
解説してくれたのは
学習院大学の上田隆穂教授
上田 隆穂 (ウエダ タカホ) 教授
経営学科:マーケティング(価格、戦略、グローバル)
略歴
1978年:東京大学経済学部経済学科卒業、(株)東燃に入社
1980年:同社退職、一橋大学大学院商学研究修士課程に進む
1982年:修士課程を終え、同博士課程へ進む
1985年:博士課程単位取得退学、一橋大学商学部助手に就任
1986年:同大学を退職、学習院大学経済学部専任講師に就任
1987年:助教授、1991年UCLA客員研究員
1992年:教授
経営学博士
連絡先
E-mail:add_takaho_ueda.png
研究室: 東2-1308
研究分野
マーケティング。特に、「価格マーケティング」「セールス・プロモーション」「小売戦略」「地域活性化」。
現在、消費者の深層心理研究に基づくプロモーション開発、小売戦略等を中心に産学協同研究をしています。
牛乳、地域振興、食品産業関連分野の研究が多いです。
(大学HPより)
学習院大学(がくしゅういんだいがく、英語: Gakushuin University)は、東京都豊島区目白1-5-1に本部を置く日本の私立大学である。1949年に設置された。大学の略称は学習院。
大学全体
江戸時代後期の1847年(弘化4年)に京都御所で開講された学習所を起源とし、明治時代初期、1877年(明治10年)に皇族・華族のための教育機関としてあらためて開校された。新制大学としての学習院大学の開校は第二次世界大戦後の1949年(昭和24年)。
教育および研究
学習院大学は、卒業生が教員や研究者として多くの大学に採用されている分野があり、これまでに多くの研究者を育ててきたと謳っている。教育目標として「ひろい視野」を掲げている通り、学部・大学院とも個別の専攻に極端に偏らないように広範囲の科目を履修させるカリキュラムを組んでおり、基礎研究に力を入れる方針を示している。旧華族学校の校風が教育・研究の面でも引き継がれており、極度なリベラル主義ではなく、また「実社会で役に立つ学問」「実学」からは一定の距離を置いているが、資格取得を支援する各種プログラムは設置している。
(Wikipediaより)
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