NHK番組「チコちゃんに叱られる!」の放送内容を詳しく紹介!

チコちゃんに叱られる!

チコちゃんクイズ

花火が打ち上がる時なんでヒュ~って音が鳴るの?→ちゃんと花火を見てもらうため。笛花火や昇朴付で、見逃さないように職人が配慮。

更新日:

今回は、2020年8月8日金 チコちゃんに叱られる!「▽たたかう子ども▽かき氷の旗▽花火のあの音」の番組内容を紹介。


花火が打ち上がる時なんでヒュ~って音が鳴るの?




たしかに、打ち上げ花火の時は、笛の音が聞こえますね。


なぜなんだろう?





花火が打ち上がる時なんでヒュ~って音が鳴るの?


本日の2つめ目の話題。


チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、花火が似合うステキな大人ってだーれ?」


岡村さんの指名で、ヒロミさんが回答者に。


チコちゃんは、ヒロミさんに、打ち上げ花火の物まねをリクエスト。


ヒロミさん「ひゅーーーーん、バーン!」


チコちゃん「なんで花火が打ち上がる時なんでヒュ~って音が鳴るの?」


すると、ヒロミさんの口元に正解マーク。


チコちゃん「つまんねーヤツだな~。」



チコちゃんの答えは、「ちゃんと花火を見てもらうため。」



ちゃんと花火を見てもらうため


ヒュ~っと音が鳴る花火には笛がついています。


これは、ちゃんと花火を見てもらうため。



花火の歴史


日本で最初に花火を見たのは、江戸幕府初代将軍の徳川家康。





1613年に中国の花火師が家康の元を訪れて花火を披露したという記録が。





この時に披露されたのは打ち上げ花火ではなく、手持ち花火。





手持ちなので、ヒュ~という笛の音はなし。



花火に音がつくようになったのは


花火大会が始まったのがきっかけ。


それが徳川8代将軍、吉宗の時代。


コレラなどの疫病が流行して多くの死者が出た時代。





1733年に死者の供養・疫病を追い払うために隅田川の水神祭で花火を打ち上げました。




この水神祭が現在の隅田川花火大会のルーツになっています。



なぜ、笛の音がつくようになった?


花火大会と言えば屋台。


みんな屋台に集まっている間に、花火が突然音もなく打ち上がったとしたら。


花火の音は遅れて聞こえます。





花火のドン!と音がきこえるときには、既に花火が散っています。





花火が鳴った!と振り返ってもその時にはもう花火は終わってしまっているのです。


こうした見逃しを防ぐために考えられたのがヒュ~っという花火の音。



花火の笛の説明


教えてくれたのは、宗家花火鍵屋15代目の天野安喜子さん。





打ち上げ花火に取り付けられる笛は口で吹いても鳴らない笛。


実は笛自体も花火で、笛花火という名称。


この笛花火は燃焼した時に気体を発生させる火薬が仕込まれています。





気体が穴から勢いよく出る事で音が鳴ります。





音が鳴る花火は全体の2割~3割とのこと。



音が鳴る花火と鳴らない花火の違いは?


これは、笛が鳴る花火の方がダイナミックとのこと。





笛が鳴る花火はクライマックスやその日のメインとなる花火。


とくに、職人が目して欲しいハイライトの時に使われます。


そして、ヒュ~音とバン!という音の間には少しだけ間が、


あれは“じらし”のテクニック。


クライマックスの前に間を設ける事で期待感を煽るという職人さんの工夫。





これは、ジェットコースターの登り切ったあとの下る前のちょっとした平地と同じ。





その他の花火の工夫


昇朴付(のぼりぼくつき)という花火が打ち上がる際に真っ直ぐに光が伸びる花火。


これは花火に線を付けて目で追わせることで、花火が開く方角と高さの目安が分かるため。


これも期待感を煽る職人の知恵。



最後に各地の花火大会の映像で終了。




結論


というわけで、


「花火が打ち上がる時なんでヒュ~って音が鳴るの?」は、


「ちゃんと花火を見てもらうため」


でした。
 


解説してくれたのは


東京大学の新井充名誉誉教授。


略歴
1977年3月 東京大学工学部反応化学科卒業
1982年3月 東京大学大学院工学系研究科反応化学専門課程博士課程修了(工学博士)
1982年4月~1991年3月 新日本製鐵株式会社
1985年12月~1988年1月 米国Southwest Texas 州立大学客員研究員
1991年4月 東京大学工学部講師
1993年2月 同助教授
2005年9月 同大学院新領域創成科学研究科助教授を経て環境安全研究センター教授

教育活動
大学院:環境反応システム論
工学系研究科:エネルギー物質化学特論、システム安全工学特論
工学部:コンピュータ科学、エネルギー物質化学、システム安全工学
農学部:環境安全管理
東洋大学大学院工学研究科:反応化学特論
首都大学東京都市環境学部:環境化学
慶應大学理工学部:安全化学

研究活動
窒素および窒素酸化物の化学を基盤技術として、環境および安全の分野で研究を行ってきた。いわゆるNOxに代表される窒素酸化物は、自動車等の内燃機関や燃焼炉等の燃焼システムから大気中に放散され、光化学大気汚染の主要な原因物質となる他、最近では、ディーゼル機関から排出される煤成分(パティキュレート)中の多環芳香族化合物と反応して生体に有害なニトロ多環芳香族化合物を生成する疑いがかけられている。窒素酸化物が原因となる環境問題を解決するために、NOxの反応性に関する基礎的な知見を得ることを目的として、N2O5による芳香族炭化水素化合物のニトロ化反応機構の研究を行っている。一方、化学物質が原因となる火災・爆発災害は少なくない。そして、これらの災害が、化学物質の漏洩を引き起こし、環境問題にまで発展する場合もある。このような災害を防止するためには、まず、化学物質の発火・爆発危険性を正確に評価する手法の確立が必要とされる。これらの評価法の確立については、現在ほぼ完成が近づいているが、同時にこれらの評価法を国際的に統一すべきである(Global Harmonization)という考えのもとに、再検討を行っている。物質の安全性が十分に評価されることにより、通常の取り扱い時における災害は、極小化されることが期待されるが、合成や改質等、化学反応時に於いては、それらの物質は動的環境下に置かれるため、静的環境下における危険性評価結果だけでは、その安全性の全てを推し量ることはできない。このため、化学反応時の動的環境下での物質あるいは混合物質の発火・爆発危険性評価手法の確立を目指した研究を行っている。
(大学HPより)



東京大学


東京大学(とうきょうだいがく、英語: The University of Tokyo)は、日本東京都文京区本郷七丁目3番1号に本部を置く日本の国立大学である。1877年に設置された。大学の略称は東大(とうだい)。

東京大学全体
東京大学は欧米諸国の諸制度に倣った、日本国内で初の近代的な大学として設立された。

憲章

東京大学には、特に創立時に明文化された建学の精神はない。しかし、国立大学法人化に伴い、現在は「東京大学憲章」が定められている。東京大学憲章は、「大学」としての使命を公に明らかにすることと、目指すべき道を明らかにすることを目的として学内有識者会議によって制定されたものである。学部教育の基礎としてリベラル・アーツ教育(教養教育)を重視することを謳っている。
(Wikipediaより)




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