今回は、2020年9月18日金 チコちゃんに叱られる!「▽タコのウインナー▽寝ているとビクッ」の番組内容を紹介。
なんでお弁当にタコのウインナーが入ってるの?
たしかにタコのウインナーは、日本の文化ですね。
でも、なぜなんだろう?
なんでお弁当にタコのウインナーが入ってるの?
本日の1つめ目の話題。
本日のゲストは、荻野目洋子さんと溝端淳平さん。
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、お弁当作りが得意そうなステキなママってだーれ?」
3児の母の荻野目洋子さんが回答者に。
お弁当の話題。
過去の荻野目さんが作られたお弁当写真がでてきます。
チコちゃん「なんでお弁当にタコのウインナーが入ってるの?」
荻野目さん「色だったり、丸い頭の形がタコに見えるから。」
正解にたどり着けず、しかられちゃいました。
溝端さんにも聞いてみると、
溝端さん「この時代、1980年代に、子どもたちの間でタコブームが巻き起こったから。」
岡村さんにも質問。
岡村さん「ある時期に、海が汚染されて、タコが食べられなくなったから、その代わりにウインナーでつくった。」
(汚染された海は東京湾とのこと)
こちらも正解に至らず。
チコちゃんの答えは、「王家の次男が少食だったから。」
王家の次男が少食だったから
解説してくれたのは、料理人の尚承さん。
実はタコさんウインナーを生み出したのが尚承さんのお母さん。
子どもの頃に食が細かった尚承さんの為に作り出された母の知恵。
ファミリーチコトリー
語り役は、余貴美子さん。
ゲストとして、タコウインナーの入った弁当箱を映画館の椅子に座らせてます。
岡村さん「これにも手付けたか。」
タコウインナーのルーツは沖縄。
そこで登場する人物が琉球王国最後の国王であった尚泰(しょうたい)。
タコウインナーとの続柄としては曾祖父。
明治12(1879)年に廃藩置県によって琉球王国は沖縄県に。
そこで尚泰は故郷を離れて東京へ移住。
そんな最後の国王の孫にあたるのが尚明(しょうあきら)。
後の日本住宅公団の副総裁を務めます。
台所と食事スペースが一体となった日本独自の間取りであるダイニングキッチンを発明した人。
昭和15(1940)年に宮城道子と結婚した尚明。
この宮城道子こそがタコウインナーの生みの親。
その後2人の子宝に恵まれて、長男:卓と次男:承が誕生。
幸せいっぱいの尚家。
しかし、次男の承が5歳になって幼稚園に通う頃になると「食が細い」という問題が。
本人談では、「モヤシっ子を通り越して、アルファルファっ子だった。」
幼稚園には手作りのお弁当を持たせていましたが、そこで道子は頭を悩ませることに。
唯一、よく食べたという玉子ときゅうりのサンドウィッチ。
その横にいれたのがウインナー。
当時はウインナーといえば赤ウインナーが主流。
今のウインナーとは違って皮が硬く、ツルツルしてお箸でもつかみにくい。
そこで道子は大胆な手に。
それがウインナーの半分にだけ切れ目を入れます。
切れ目を入れると箸でつかみやすくなります。
身を開く事で食べやすくなります。
フライパンで火を通してみると切れ目からパッと足が開く形に。
まるでタコのよう。
これがタコのウインナー誕生の瞬間。
昭和34(1959)年のでき事。
次男:承はこの時5歳、三男:タコウインナーは0歳。
タコウインナーが全国に広まるきっかけ
それが道子の妹である朝子。
タコにとっては叔母。
主婦の友社で料理記者として働いていた朝子。
昭和43(1968)年に『栄養と料理』編集長に就任。
この人物というのは「おいしゅうございます。」の言葉でおなじみの料理評論家の岸朝子さん。
メディアにも登場する機会の多い岸朝子は「タコウインナーは私の姉の道子が生みだしたもの」と広報。
そこから徐々に全国区に。
一方、料理好きだった道子さんも、東京都の料理コンクールで優勝し、徐々に有名に。
そこで雑誌やテレビからも声がかかってアイディア料理をメディアで披露。
また、NHK「きょうの料理」では家庭料理の講師を長年にわたって努めました。
その後、尚道子さんは平成14(2002)年に82歳で他界。
生みの親がこの世を去った後もタコウインナーは独自の進化。
今では両側に切れ目の入った「カニ」ウインナー。
そこから大きく進化する形でキャラ弁も。
最後にVTRを見タコウインナーの目から涙が流れる画面で終了。
結論
というわけで、
「なんでお弁当にタコのウインナーが入ってるの?」は、
「王家の次男が少食だったから」
でした。
解説してくれたのは
解説は料理人の尚承さん。
尚 承 さん
ショウ ツグル
沖縄料理店主人
プロフィール
昭和37年に「きょうの料理」に出演した尚道子さんの次男。連続テレビ小説「ちゅらさん」の料理指導も行った。都内の沖縄料理店店主。
料理ジャンル 沖縄料理
(大学HPより)
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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