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野球の「ショート」は何がショートなの? ピッチャーとの距離がショート

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今回はチコちゃんに叱られる! ▽腕時計の謎▽ドライクリーニング?▽ショートの謎 初回放送日:2025年9月6日を紹介。


野球の「ショート」は何がショートなの?



野球の「ショート」は何がショートなの?


チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、運動神経抜群なステキな大人ってだーれ?」


チコちゃん「野球の「ショート」は何がショートなの?」


チコちゃんの答えは、「ピッチャーとの距離がショート」


ピッチャーとの距離がショート


野球のショート、なぜ「ショート」と呼ばれる?その名前に隠された意外な歴史


野球の内野守備で、華やかなポジションといえばショート(遊撃手)ですよね。


セカンドとの連携プレーや、鋭い打球をさばく姿は、まさに守備の要です。


ファースト(一塁手)、セカンド(二塁手)、サード(三塁手)が塁の名前にちなんでいるのに、なぜショートだけが独特な名前なのでしょうか?


実は、その名前には、野球の歴史を物語る深い理由がありました。


今回は、ショートのユニークな名前の由来について、じっくりとご紹介します。



「ショート」は「短い」から?その答えは……

ショートという名前の由来は、ピッチャーとの距離が「短い」から、と言われています。


しかし、これは現代のショートの役割から考えると、少し不思議に思えますよね。


その謎を解くには、野球が生まれたばかりの時代にまで遡る必要があります。



最初のショートは「第4の外野手」だった

野球のルールがまだ統一されていなかった1840年代、ニューヨーク・ニッカボッカーズというチームに、ダニエル・アダムスという選手がいました。


彼こそが、ショートの元祖とされています。


当時の野球は、今とは全く違いました。ボールは軽くて投げにくく、グローブもありませんでした。




外野に打球が飛ぶと、内野にいるピッチャーまでボールを返球するのに時間がかかっていました。


そこでアダムスは、外野と内野の間に陣取って、ボールを中継する役割を担いました。


彼の守備位置は、現代のショートとは異なり、「第4の外野手」のような位置でした。




外野からのボールを、ピッチャーに「ショート(短く)」して届ける。




また、ボールを「ストップ(止める)」する。この役割から、「ショートストップ」と呼ばれるようになったのです。



ショートのポジションを変えた名手たち

1850年代になると、ボールやグローブが改良され、遠投が可能になりました。




中継役としてのショートの役割は、徐々に意味をなさなくなっていきます。


そんな中、ショートのポジションを大きく変えた2人の名選手が登場します。


1. ディッキー・ピアース

小柄で俊敏な動きが持ち味のディッキー・ピアースは、これまでの守備位置から、内野の深い位置へと入って守るようになりました。




バッターとの距離が近くなるため、飛んでくる打球はより速くなります。


しかし、ピアースは持ち前の瞬発力でこれをさばき、一塁との距離が近くなったことで、アウトにする確率を大幅に高めました。


彼の新しい守備スタイルは、多くのチームに広まっていきました。



2. ジョージ・ライト

次に登場したのが、体格が大きく強肩が武器のジョージ・ライトです。


彼は、ピアースとは反対に、あえて後ろ寄りで守ることで、より多くの打球に追いつき、その強肩を活かして一塁でアウトにしました。




このジョージ・ライトの守備位置が、ほぼ現代のショートの定位置とされています。


こうして、中継役から内野守備の要へと、ショートの役割は進化していきました。


「ショートストップ」という名前は、野球の黎明期における役割の名残だったのですね。


今、私たちが目にする華麗なショートのプレーは、先人たちの試行錯誤と、野球の歴史の積み重ねによって生まれたものなのです。



結論


というわけで、


「野球の「ショート」は何がショートなの?」は、


「ピッチャーとの距離がショート」


でした。
 



解説してくれたのは


名城大学の鈴村裕輔准教授


鈴村 裕輔(すずむら ゆうすけ、1976年7月1日 – )は、野球史研究家、法政大学国際日本学研究所客員学術研究員、博士(学術)。

東京都生まれ。東京都立青山高等学校、法政大学文学部哲学科、同大学院人文科学研究科哲学専攻修士課程、同国際日本学インスティテュート社会科学研究科政治学専攻修士課程および同インスティテュート政治学研究科政治学専攻博士後期課程修了。2008年3月に法政大学より博士(学術)の学位を授与される[1]。

高校在学時から藤澤文洋に師事してアメリカ野球の研究を行い[2]、1997年に『オールタイム大リーグ名選手101人』(日本スポーツ出版)にオジー・スミスの項目を担当して執筆活動を開始する。

以後、研究・執筆活動を行う傍ら、2003年には大リーグ公式ライセンスサイトMAJOR.JPにコラム「いま話題の選手たち」を連載し、2004年にはスカイパーフェクTV!の大リーグ中継解説者を務めた。現在、パンチョ伊東、八木一郎の第1世代、藤澤文洋、福島良一の第2世代につづく第3世代[3]としてメジャーリーグを題材にした活動を行い、事実上野球文化論では池井優の後継者となっている[4]。雑誌『体育科教育』(大修館書店)でコラム「スポーツの今を知るために」などを連載している。
(Wikipediaより)



名城大学


名城大学(めいじょうだいがく、英語: Meijo University)は、愛知県名古屋市天白区塩釜口一丁目501番地に本部を置く日本の私立大学である。1949年に設置された。大学の略称は名城(めいじょう)、名城大(めいじょうだい)。

9学部11研究科を擁する中部圏最大の総合大学である。学生数1万5000人を超える文理融合型総合大学。大学院独立研究科として総合学術研究科、大学・学校づくり研究科、法務研究科を設置している。 愛知県名古屋市中村区に附属高校を有する。 2014年に名城大学の赤﨑勇教授がノーベル物理学賞を受賞したことにより、2015年度の名城大学の入学志望者が急増して、入試難易度も上昇した。[1]
(Wikipediaより)



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