今回は、2020年5月8日金曜日放送、チコちゃんに叱られる!「▽電子レンジの秘密▽ランドセル▽ツバメの巣」の番組内容を紹介。
なんでツバメは人の家に巣を作るの?
たしかに、ツバメの巣って、目立つところにつくりますよね。
なぜなんだろう?
なんでツバメは人の家に巣を作るの?
本日の1つめ目の話題。
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、動物が大好きなステキな大人ってだーれ?」
岡村さんからの視線を感じ、千葉さんが立候補して回答者に。
チコちゃん「好きな動物は?」
千葉さん「柴犬!」
しかし、犬の飼育歴なく、イモリだけとのこと。
チコちゃん「いいじゃない。家の守り。イモリね。」
千葉さん「それ、ヤモリ。」
チコちゃん「ああそっか。ごめんなさい。」
ツバメの話題。
チコちゃん「なんでツバメは人の家に巣を作るの?」
千葉さんの口元に正解マーク。
チコちゃん「つまんねーヤツだな~。画用紙開いて!ペン持って!」
正解を言われてちょっと悔しいチコちゃんから漢字の問題。
出題は「かばん」。
みんなが解答。
全員「鞄」で正解!
チコちゃん「全員正解でつまんねーヤツらだな~!」
岡村さん「これ初めて違う!」「してやったりの回や!」
チコちゃん「初めての事です!」
「史上初!完全につまんねーヤツ」を達成!
チコちゃん「あ~あ。つまんないの!つまんないの!もう眠たくなっちゃった~。もう何にもやる気がしない~。もうヤダ。もう筒香に会いにアメリカに行きたい。」
やる気ゼロのチコちゃん。
ツバメということで、ヤクルトスワローズファンにインタビューするも正解なし。
ついでに球団マスコットのつば九郎にも聞いてみます。
つば九郎「高い家賃を払わなくてもいいから」
ということで不正解。
チコちゃんの答えは、「人間がガードマンになってくれるから。」
人間がガードマンになってくれるから
動物にとって人間は本来であれば脅威の存在。
ツバメは、それを逆手にとって暮らしています。
人間の近くに巣をつくる事で却って安全を確保。
ツバメは春になると東南アジアなどから、数千kmを経て日本に渡来。
東南アジアにもたくさん人が住んでいます。
しかし、わざわざ日本に来ている理由は、日本が出産と子育てに適した場所だから。
日本では春になるとエサとなる小さな虫が大量に発生。
東南アジアでは一年を通して一定量。
大量のエサを求めて日本にやって来ています。
なぜツバメは軒先を巣の場所に選ぶのか?
それは、天敵対策。
ツバメの主な天敵はカラスや蛇。
これらの動物は、人間を避けます。
そのため、これらの動物から身を守るために、人間の側に巣を構えるとのこと。
そうする事で天敵に遭遇しにくい環境を確保。
そしてツバメには一度安全が確保できると、翌年も同じ住みかとして補修して使う習性が。
そのため、毎年春になるとツバメが軒下で子育てする光景が繰り返されるとのこと。
さらにツバメは農作物を食べずに害虫だけを食べる益鳥。
人間側もツバメを攻撃したりせず。
このように良好な関係が成立してきました。
この人間とツバメの良好な関係性は、古くから日本で培われてきたもの。
奈良時代の和歌集である万葉集に、ツバメが飛来する季節についての記述が。
また、江戸時代に百科事典である和漢三才図絵にはツバメが人の側に巣を作るのを好むという記述も載っています。
海外ではツバメが洞窟内に巣を作ったという事例が報告されていますが、日本においては自然界に巣作りをしたという報告はほぼゼロ。
しかし、賑わっていたツバメの巣も、周囲に人の姿が減ってくると次第に閑散に。
大阪の十三(じゅうそう)には、「つばめ通り」という、ツバメが軒を連ねるようにして巣を作っていた商店街が存在。
しかし、今では店を閉めるケースが多くなってシャッター街に。
そのため、今ではつばめの姿が消えてしまいました。
人がいない場所には巣を作らない(=人がいる所に巣を作る)というツバメの習性。
ツバメと人間との心温まる交流エピソード
熊谷の交番にツバメが巣を作った例
ローソンの文字看板にツバメが巣作り(Lの文字の左下)
お店側がその文字の所だけ照明をつけないように配慮。
本来あった巣が落ちてしまったために、仮住まいとしてヘルメットを提供など。
高級食材として知られるツバメの巣は
ツバメ(スズメ目 ツバメ科)ではなくアナツバメ(アナツバメ目 アナツバメ科)という全く違う種。
飛んでいる姿がツバメににているから名付けられたとのこと。
日本で見かける一般的なツバメが作る巣は食べられません。
結論
というわけで、
「なんでツバメは人の家に巣を作るの?」は、
「人間がガードマンになってくれるから」
でした。
解説してくれたのは
東京都市大学の北村亘准教授
北村 亘(きたむら わたる、1979年(昭和54年)7月8日 – )は、日本の鳥類学者。東京都市大学環境学部環境創生学科准教授。学位は東京大学博士(農学)。日本生態学会および日本鳥学会 正会員[1]。特定非営利活動法人リトルターン・プロジェクト代表[2][3]。
略歴
2003年 – 国際基督教大学教養学部 卒業[1]
2011年 – 東京大学農学生命科学研究科博士課程 修了[1]
主要論文
A. Bonisoli-Alquati, K. Koyama, D. J. Tedeschi, W. Kitamura, H. Sukuzi, S. Ostermiller, E. Arai, A. P. Møller & T. A. Mousseau.(2015)”Abundance and genetic damage of barn swallows from Fukushima”. SCIENTIFIC REPORTS 9432(5). doi:10.1038/srep09432.
小堀 洋美, 桜井良, 北村 亘「私有地の緑を活かしたコミュニティづくり―横浜市の「みどり税」を活用した行政・地区・大学との協働による試み」『環境情報科学 』
屋地 康平, 松木 吏弓, 北村 亘, 畔柳 俊幸, 足立 和郞「ペリットのDNA 解析が明らかにしたハシブトガラスの シリコーン採食」『日本鳥学会誌』第62巻第1号、日本鳥学会、2013年04月、45-51頁、doi:10.3838/jjo.62.45
書籍
『ツバメの謎: ツバメの繁殖行動は進化する!?』単著 誠文堂新光社 2015年2月12日 ISBN 978-4416114094
(Wikipediaより)
東京都市大学(とうきょうとしだいがく、英語: Tokyo City University、TCU)は、東京都世田谷区玉堤1-28-1に本部を置く日本の私立大学である。1949年に設置された。大学の略称は都市大(としだい)。
大学全体
東京都市大学の前身校は1929年(昭和4年)に創立された武蔵高等工科学校である。東京高等工商学校(現・芝浦工業大学)の元教員・学生が中心となり[1]、及川恒忠、手塚猛昌、西村有作らによって東京府荏原郡大崎町(現在の東京都品川区大崎)に創設された。その後、1939年(昭和14年)に現在の本部所在地である東京都世田谷区玉堤に移転。1949年、学制改革により武蔵工業大学となる。1955年、創設者の要請により、大学は東京急行電鉄の創業者五島慶太の興した学校法人五島育英会に引き継がれた。
2009年4月、創立80周年を記念して東京都市大学と改称[2]。同時に、五島育英会が創立した東横学園女子短期大学を統合して等々力キャンパスとし、従来の工学部・知識工学部・環境情報学部に加え、同短期大学の学部を引き継ぐ形で文系学部である都市生活学部・人間科学部を新たに開設、5学部16学科となった。2013年には、環境情報学部を環境学部とメディア情報学部に改組、2020年には、工学部を理工学部に、知識工学部を情報工学部に改称、建築都市デザイン学部を新設し、7学部体制となった。
2019年度の志願者数は30,237人で、日本の私立大学[3]の中で第29位である。
建学の精神(校訓・理念・学是)
東京都市大学では、前身校の創立以来「公正・自由・自治」を建学の精神として掲げている。
学風および特色
武蔵工業大学(現 東京都市大学)は、工学部のみの工科系単科大学として設立されたが、1997年に文理融合型の「環境情報学部」、2007年には「知識工学部」が設置され3学部体制となった。2009年の東横学園女子短期大学との統合により大学名を東京都市大学に改称し、文系学部である都市生活学部、人間科学部を新たに開設して5学部体制の総合大学となった。2013年には、環境情報学部を環境学部とメディア情報学部に改組、2020年には、工学部を理工学部に、知識工学部を情報工学部に改称、建築都市デザイン学部を新設し、7学部体制となった。
(Wikipediaより)
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