今回は、2021年1月22日金 チコちゃんに叱られる!「▽鶏はなぜ朝鳴く?▽ヘソクリとは?▽ぬか漬けの謎」の番組内容を紹介。
なんでニワトリって朝に鳴くの?
確かにニワトリは、早朝に鳴きますね!
なぜ?
なんでニワトリって朝に鳴くの?
本日の1つめ目の話題。
チコちゃん「こんチコは~。」
今回のゲストは、3回目の登場でオリジナルメンバーに昇格、キムラ緑子さんと初登場、ミキの昴生さん。
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、早起きで健康的な大人ってだーれ?」
岡村さんの指名で、めちゃめちゃ早く目が覚めるキムラ緑子さんが回答者に。
早起きから、朝鳴く動物の話題、そして、ニワトリの話題に。
チコちゃん「なんでニワトリって朝に鳴くの?」
キムラさん「卵を産んでいるから。難産的な、、、、。」
チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
昴生さんにも聞いてみると、
昴生さん「6時にはコケコッコー、5時にはソケコッコーみたいな。」
鳴き声で時間が違うといったことから、体内時計について触れます。
叱ることなく、そのまま解答に。
チコちゃんの答えは、「「俺様が一番ケンカが強いんだぞ!」アピール」
「俺様が一番ケンカが強いんだぞ!」アピール
解説してくれたのは、東京農工大学の新村毅准教授。
実は朝鳴いているニワトリはオスだけ。
そして朝一番に鳴くニワトリというのはその群れの中で一番強いボスオス。
他のオスたちに自分の縄張りを主張するため。
ニワトリは、一夫多妻制。
一般的にオス1羽に対して10羽から30羽のメスが存在。
ハーレムを作っています。
大昔、ニワトリの祖先は森で暮らしていました。
その際に一番住みよい場所を、一番強いオスのグループが占拠。
他のオスのグループに対して「ケンカの強い俺様はここだ!」とアピール。
それを聞いた他のオスグループは無駄な争いを避けて近寄らないように。
これが現代になると、広い森に分かれて点在していたニワトリの縄張りが狭い小屋に。
すると、オス同士の激しいケンカ。
ニワトリは完全なる縦社会。
なので、もし新入りのオスなどが群れに来た時は、激しいバトルが勃発。
ニワトリのケンカは一対一のタイマンが基本。
トサカをくちばしでつついたり、羽を大きく広げて足で蹴りつけたり。
オスの戦いのルールでは背を向けて逃げた方が負け。
複数羽の場合、総当たり戦で順位決め。
そしてその一度決まった順位は覆らない。
こうして厳しい戦いを勝ち抜いたニワトリは、その力を知らしめるために毎朝鳴きます。
朝一番に鳴いて自分の序列をしっかり確認する事で小屋内での無駄な争いを避けます。
鳴く順番というのも決まっていて、コミュニティの中で一番強いオスから順に鳴いていきます。
実際に220羽を飼っている養鶏小屋を観察
その中に含まれているオスはたった4羽。
オス4匹は足に付いた輪っかのパターンや見た目から判別。
特徴を記載し、名前も付けていました。
鳥太郎、鳥次郎、鳥三郎、鳥四郎
その中で本当に毎日決まったパターンでオスたちが鳴いていくのかを調査。
24時間体制で3日間に渡って養鶏場にテントを張ります。
ディレクターが自らテントに泊まり込み。
初めて観察された鳴き声は深夜0時。
これは、音などの何らかの刺激に対して真夜中に目を覚まして鳴き始めたとのこと。
鶏舎の前にテントを張ってためか?
真夜中に鳴く場合、オスのランク付けに関しては序列にはあまり関係しないそう。
一般的にニワトリは日が昇る2時間前ぐらいから鳴き始めます。
そのタイミングがアピールタイムスタート。
そして朝3時頃になると遂に朝鳴きスタート。
3日間の観察の結果、常に朝イチで鳴くオスは決まっていて序列もしっかり決まっているというニワトリの絶対ルールがあらわに。
一日目の4番目のオスが泣かなかったのは、群れの中でケンカが一番弱いオスは鳴かない事もあるとか。
また、上の序列のオスが鳴かない時はその下に位置するオスもそれに従うように同じく鳴かないなんてことも。
ときおり、鳥太郎に鳥三郎がいじめられている様子も。
たしかに、鳥三郎の羽根がぼろぼろ。
結論
というわけで、
「なんでニワトリって朝に鳴くの?」は、
「「俺様が一番ケンカが強いんだぞ!」アピール」
でした。
塚原アナから補足
ニワトリはおよそ1日23.7時間という体内時計を持っていて、天気が悪くて日が差さない朝でもこの体内時計のおかげで大体いつも決まった時間に鳴けますとのこと。
解説してくれたのは
東京農工大学の新村毅准教授
准教授
シンムラ ツヨシ
新村 毅
その他の所属・職名
グローバルイノベーション研究院テニュアトラック推進機構
農学研究院
農学府
農学部
連合農学研究科
経歴
2007/04/01-2009/03/31麻布大学大学院獣医学研究科(田中智夫研究室)日本学術振興会特別研究員DC1
2009/04/01-2013/03/31名古屋大学大学院農学研究科(吉村崇研究室)日本学術振興会特別研究員PD
2013/04/01-2013/05/31名古屋大学大学院農学研究科研究員
2013/06/01-2016/11/15基礎生物学研究所特任助教
2016/11/16-現在東京農工大学大学院農学研究院准教授/卓越研究員
2017/05/01-2017/07/31Uppsala University (Sweden)Lief Andersson Research GroupVisiting Researcher
学歴
2005/03/15卒業麻布大学獣医学部
2007/03/15修了麻布大学大学院獣医学研究科博士前期課程博士前期
2009/03/15飛び級麻布大学大学院獣医学研究科博士後期課程博士後期
学位
2009/03/15博士(学術)麻布大学
(大学HPより)
東京農工大学(とうきょうのうこうだいがく、英語: Tokyo University of Agriculture and Technology)は、東京都府中市晴見町3-8-1に本部を置く日本の国立大学である。1949年に設置された。大学の略称は農工大、農工。
全国的に見ても極めて特徴的な農学部と工学部の2学部、および関連する大学院からなる大学である。キャンパス面積に対して学生数が少なく、比較的少人数制での教育をしている。国立大学法人に移行してからは教育、研究の質を更に向上させるために、SEED科目の導入など積極的な改革が行われている。研究では、産学連携や外部資金獲得状況等が外部から高く評価されている。また、農学、工学、理学などの融合分野の開拓を目的とした大学院である生物システム応用科学府の設立など、学問分野の融合(特にバイオ関連分野)に積極的な側面も持つ。
(Wikipediaより)
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