今回は、2021年10月8日金 チコちゃんに叱られる!「▽「午後中」は?▽ゼリーの不思議▽携帯番号の謎」の番組内容を紹介。
携帯電話が090から始まる事が多いのはなぜ?
確かに11桁になるときに090から始まりましたね。
いったいなぜ?
携帯電話が090から始まる事が多いのはなぜ?
本日の3つめ目の話題。
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、携帯電話で話す姿がステキな大人ってだーれ?」
本日は先発していない岡村さんが立候補して回答者に。
携帯電話の番号から、090から始まるのが多いという話題に。
チコちゃん「携帯電話が090から始まる事が多いのはなぜ?」
岡村さん「0と9のボタンが押しやすい組み合わせだから。」といった趣旨の回答。
正解に至らず、叱られちゃいました。
川島さんは「9が縁起の良い数字だから」「海外から先に010、020と使われて行って090しか残っていなかったから」
といった答えですが、こちらも不正解。
チコちゃんの答えは、「争いが起こらない平和な番号だったから」
争いが起こらない平和な番号だったから
解説してくれたのは、総務省の番号企画室室長の鈴木厚志さん。
日本に存在する全ての電話番号を管理している番号企画室。
そもそも携帯電話のサービスは1979年、車に搭載する自動車電話から開始。
その頃の自動車電話は企業や組織の幹部が乗る車に主に設置。
番号は、030から始まっていました。
これは、010や020の番号は既に別のサービスで使用していたから。
当時の番号ルールは、030 – (地域指定番号2ケタ) – (加入者番号5ケタ)の全10ケタで構成。
パターンとしては10万通り。
これが1985年になると自由に持ち運べるショルダー型自動車電話(ショルダーホン)が発売開始。
かなり使用料金が高かったですが、自由に外に持ち出せる利便性の高さに注目が。
ショルダーホンを使う平野ノラさんと石田純一さんが登場。
このショルダーホンの登場で番号利用者がかなり増え、040始まりの番号が使用され、パターンは倍の20万通りに。
さらに携帯電話は、小型化。
1987年 片手で持てる携帯電話が発売。
それに伴って増えていく利用者の数。
そしてこの利用者増に対応する形で1996年9月には新たな番号ルールとして、地域指定番号を排除
(010 or 030 or 080) – (加入者番号2ケタ) – (加入者番号5ケタ)が導入。
これにより、1996年には、パターンは3000万通りに。
ただこの時点では既に番号が枯渇するのは時間の問題と考えられていました。
そこで、携帯電話番号を10ケタから11ケタに増やして9000万通りのパターンに対応できるように計画。
こうなるとそれまでの10ケタ番号を使っている人の移行をスムーズに行うという点がカギ。
030を使っていた人は3の番号を4ケタ目に移動させて、新たに決まる0a0の番号を先頭に付けて対応。
このaに入る数字としてえらばれたのが9で090となりました。
その当時は、空いている番号が070、090のみという状態。
そして070は060に続くPHSの番号として使用する事になったので、使用できるのは090のみ。
これが090に決まった理由。
今まで使っていた010や020、080はなぜ使えないの?
それは10ケタ時代に使っていた番号を再利用すると「不公平だと感じる人が出てしまう」事を懸念したため。
010を元々持っていた人が11ケタに移行したとすると、010に続いて1を追加するだけでそれまで使っていた番号とほぼ変わらない番号として11ケタ時代も使用可能。
これは030を採用しても080を採用しても同様。
どれをとっても不公平。
090が最も公平
そこで10ケタ時代にほとんど使われていなかった090を使う事で公平に変更されるように工夫したとのこと。
こうして平成11年1月1日の午前2時に日本の携帯電話は090から始まる11ケタに。
ところが時代がさらに進み、一人一台時代が到来。
されに、2002年には080が追加。
2013年にはそれまでPHSに使われていた070が使用されるように。
現在では、約1億9440件の番号が使用されています。
結論
というわけで、
「携帯電話が090から始まる事が多いのはなぜ?」は、
「争いが起こらない平和な番号だったから」
でした。
補足
090採用の理由には10ケタ時代の番号にかけ間違えないようにという目的もあったそう。また、10ケタ時代に020や040が追加された後、番号が足りなくなって090も最終的に使われたそう。
しかし、使われている数が最も少なかったので11ケタ時代には090が採用されることになったとのこと。
ナレーション担当の森田美由紀アナの補足では、090は「ゼロキューゼロ」ではなく「レイキュウレイ」と呼ぶのが正しい日本語とのこと。
解説してくれたのは
総務省の番号企画室室長の鈴木厚志さん。
総務省
総務省(そうむしょう、英: Ministry of Internal Affairs and Communications、略称: MIC[注釈 1])は、日本の行政機関の一つ[3]。行政組織、公務員制度、地方自治、選挙と政治資金、消防、情報通信、郵便その他国家の基本をなす諸制度を所管する[4][注釈 2]
総務省設置法3条の任務を達成するため、行政組織、公務員制度、地方行財政[5]、選挙、消防、防災、国民保護、情報通信、郵政行政[5]、統計など、国家の基本的仕組みに関わる諸制度、国民の経済、社会活動を支える基本的システムを所管する。
(Wikipediaより)
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