今回は、 チコちゃんに叱られる! ▽学校の怪談とは▽世界遺産の謎▽アイロンの不思議 初回放送日: 2023年7月7日の番組内容を紹介。
なんで学校の怪談はどの学校でもあるの？
なんで学校の怪談はどの学校でもあるの？
本日の最初1つめ目の話題。
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、怖がりだけどステキな大人ってだーれ？」
この問題は、中岡さんが回答者に。
チコちゃん「なんで学校の怪談はどの学校でもあるの？」
中岡さん「そこには人の思いが詰まっているから。」
正解に至らず、叱られちゃいました。
チコちゃんの答えは、「友だちと仲良くなれるから。」
友だちと仲良くなれるから
解説してくれたのは、山口県立大学の吉岡一志准教授。
学校の怪談で有名なものでは、「トイレの花子さん」、「理科室の人体模型が動く」、「音楽室の肖像画の目が動く」などなどが有名です。
学校の怪談はどの学校にも大抵は存在しているもの。
これは友だち作りに役立つコミュニケーションツールとしての役割が存在しているとのこと。
学校の怪談には、
・恐怖と同時に快感を感じる
・怖いけど安心
・秘密の共有
の3つの要素があります。
これらが、どの学校にも存在している理由。
恐怖と快感
人間は恐怖を感じると脳の偏桃体が活性化。
心臓がドキドキしたり、体が緊張して動けなくなったりします。
それと同時に偏桃体のすぐ近くの側坐核と呼ばれる部位も刺激されます。
そこでβエンドルフィン(快楽ホルモン)を分泌。
人間の脳は強い恐怖を感じると同時に快感を感じる構造になっています。
これはジェットコースターや絶叫マシンが怖いと同時に楽しいと感じる感情と同じ。
怖い、嫌だと思いつつもついつい怖いもの見たさで学校の怪談に引き込まれてしまいます。
安心感
学校の怪談は理科室、音楽室、放課後、トイレなど「どこで起こるか？」または「どうしたら起こるか？」が厳密に指定されています。
トイレの花子さんは、3番目の個室を3回ノックして「花子さん、いらっしゃいますか？」といったときのみ会うことができます。
逆に、こうしなければ花子さんに出会えません。
このように、その出現条件を満たさない限りは遭遇しないという設定ばかり。
さらには出会ってしまった場合の対処法までセットになっています。
これは自然と安心感を生む仕掛け。
ある程度の安全が保障されるのでただただ怖いだけではなくちょうどいい怖さで楽しむ要素が生まれます。
秘密
限られた仲間内だけで話をすることで「自分たちだけが知っている」という特別感が生まれます。
仲間意識が強まる効果が。
さらに人間は恐怖を感じた時に表情がこわばったり、体が思わずビクッと動いてしまったりと身体反応が出てしまうもの。
こうした素の部分が見えることでお互いの心の距離が近づきます。
このように、怖いけど楽しい、怖いけど安心、秘密の共有が学校の怪談のポイント。
今の小学生たちの中で広まっている学校の怪談
うしの手紙
丑年の年の入学式、新しいクラス。
一人だけ机の中にある手紙が。
表に描かれた可愛らしい牛の絵。
裏側には「4月4日に44歳の先生が担任になると死ぬ」と書いてあるというもの。
パソ子
放課後誰もいない職員室のパソコンを触ると
パソコンに見慣れない赤いリボンが。
構わずにパソコンを起動させてしまうと
「あの世で一番面白いゲームやってみない？」というメッセージ。
そこで「はい」を選んでしまうとパソコンのゲームの世界に引きずり込まれて一生出られなくなります。
「いいえ」を選ぶと助かるというもの。
金色の公衆電話
金色の公衆電話にピカピカの十円玉を入れると電話口に男の人が。
「あの子が死にますように。」と願いを口にすると、それが本当になってしまうとのこと。
代わりに錆びた十円玉を入れると女の人が。
「好きな人と恋が出来ますように。」と願い事をするとその恋がかなうとのこと。
結論
というわけで、
「なんで学校の怪談はどの学校でもあるの？」は、
「友だちと仲良くなれるから」
でした。
解説してくれたのは
山口県立大学の吉岡一志准教授
氏名 吉岡 一志
氏名（カナ） ヨシオカ カズシ
氏名（英語） YOSHIOKA Kazushi
性別
男
生年
1981
研究室名
教育社会学研究室
電話番号
083-929-6253
FAX番号
083-928-2251（代表）
メールアドレス
kyoshioka@yamaguchi-pu.ac.jp
ホ一ムぺ一ジURL
取得学位
修士（教育学） (広島大学大学院教育学研究科)
最終学歴
広島大学大学院教育学研究科教育人間科学専攻博士課程後期 単位取得退学
（大学HPより）
山口県立大学（やまぐちけんりつだいがく、英語: Yamaguchi Prefectural University）は、山口県山口市桜畠3-2-1に本部を置く日本の公立大学。1941年創立、1996年大学設置。大学の略称は県大（けんだい）。
沿革
1941年 山口県立女子専門学校設立。
1950年 山口女子短期大学に改組（国文科、家政科）。
1957年 保育科を増設。
1975年 短期大学を改組し、山口女子大学設立（文学部国文学科・児童文化学科、家政学部食物栄養学科・被服学科）。
1976年 短期大学を廃止。
1991年 家政学部を改組し、食生活科学科・栄養学科・生活デザイン学科を置く。
1994年 文学部改組転換し、国際文化学部（国際文化学科）、社会福祉学部（社会福祉学科）を開設。
1996年 男女共学化し山口県立大学に改称、看護学部（看護学科）開設。
1998年 家政学部を改組転換し、生活科学部（生活環境学科・栄養学科・環境デザイン学科）を開設。
1999年 大学院修士課程を開設（国際文化学研究科国際文化学専攻、健康福祉学研究科健康福祉学専攻・生活健康科学専攻）。
2006年4月 公立大学法人山口県立大学となる。
2007年 看護学部と生活科学部を改組して看護栄養学部に、国際文化学部に文化創造学科を増設。
2012年 別科助産専攻を開設。
（Wikipediaより）
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