今回はチコちゃんに叱られる! チコちゃんに叱られる! メジャーリーガーの謎▽すし屋の謎▽タイムカプセル 初回放送日:2025年4月18日を紹介。
なんでタイムカプセルを埋めるようになったの?
なんでタイムカプセルを埋めるようになったの?
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、思い出を大切にしているステキな大人ってだーれ?」
チコちゃん「なんでタイムカプセルを埋めるようになったの?」
チコちゃんの答えは、「ツタンカーメン王の墓が発掘されたから。」
ツタンカーメン王の墓が発掘されたから
日本でタイムカプセルがはやったきっかけは、1970年の大阪万博。
6400万人が来場した大阪万博。
タイムカプセルが展示されて大きな話題を呼びました。
その大きさは、高さ1.3m、重さ1.7トン、製作期間約2年半、直接経費約2億円とびっくりな大きさと価格。

中身は全部で2098点

超小型ラジオや電気炊飯器、その他、多数。
日本の登山隊が登頂に成功した際に持ち帰ったエベレスト山頂の石なども。
さらに、変わり種では、総入れ歯などもありました。

これらは「遠い未来の人類に残したい遺産」という観点から選ばれました。
有識者による選定の他にも一般公募も行って決められました。
このタイムカプセルは1971年に大阪城公園の地下15mに埋められました。
2つ用意されたタイムカプセル。
1つは中身の状態を確認するために100年ごとに引き上げられて開封されます。
もう一つは5000年後の6970年に開封される予定とのこと。
このタイムカプセルを埋めるというアイデアは1939年に開催されたニューヨーク万博が世界初。

このタイムカプセルは、全長約2.4m、重さ約363kg。
この時代にアメリカで流行したロケット型。
外側はキュパロイという特殊合金製。
内側は耐熱ガラスになっているとのこと。
同様に、「未来に受け渡す現代の遺産」という目的。
植物の種や当時のニュース映像など様々なジャンルのものがいれられました。
こちらのタイムカプセルも、5000年後の6939年に開封される予定。
どちらも「5000年」。
これは1921年のインダス文明の都市遺跡モヘンジョダロが発見されたことと関係が。
つづいて、1929年の北京原人の化石の発見。
このように、1920年代~1930年代に相次いだ考古学上の歴史的発見が関与。
中でもイギリスの考古学者ハワード・カーターが1922年に古代エジプトのツタンカーメン王の墓を発見します。

これは、大きなインパクトを与えました。
3000年以上前の過去の文明が突然にして現代に蘇ったことになります。
するとアメリカの電機メーカー・ウエスティングハウス社がこの発見にヒントを得ます。
発掘された古代遺跡のように現代の姿を5000年後の未来に掘り起こすというタイムカプセルを発案しました。
大阪万博でも埋められたタイムカプセルは日本中で話題となりました。
学校行事としてタイムカプセルを埋めるブームが到来することになったとのこと。
結論
というわけで、
「なんでタイムカプセルを埋めるようになったの?」は、
「ツタンカーメン王の墓が発掘されたから」
でした。
解説してくれたのは
甲南女子大学の馬場伸彦教授。
馬場 伸彦 教授 (ババ ノブヒコ)
専門分野
メディア文化論、日本近代文学、写真論
保有学位
修士(学術)
研究テーマ
モダニズム期におけるヴィジュアルカルチャー(写真・映画・文学・広告)の研究
学会活動
日本文学協会、日本広告学会、日本映像学会、メディア史研究会
社会活動
(大学HPより)
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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