NHK番組「チコちゃんに叱られる!」の放送内容を詳しく紹介!

チコちゃんに叱られる!

チコちゃんクイズ

おやじギャグは脳側頭連合野が活発化し前頭葉ブレーキがきかなくなっているから

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今回は、2018年11月2日金曜日放送、「チコちゃんに叱られる!」のお話。

なんで、おやじは「おやじギャグ」を言う?





たしかに中高年の男性って、ダジャレなんかよくいいますね。


きいても、ちょっと、こっぱずかしい感じ。


でも、なぜ、おやじはおやじギャグを言うんだろう?





なんで、おやじは「おやじギャグ」を言う?


さて、本日の1問目。


チコちゃん「一番ユーモアのあるステキなおじさんってだーれ?」


今日の衣装が茶色で、おじさん色という事で小木さんが指名されて回答者に。


チコちゃんは、小木さんに実際に聞いたおやじギャグについてどんなものを聞いたか質問。


なかなか出てこないようでしたが、


チコちゃん「猫が風邪をひいて?」


小木さん「寝ころんじゃった。」


チコちゃん「そうそう。そういうの。」


そこで、チコちゃんからの質問。


チコちゃん「なんでおやじは「おやじギャグ」を言うの?」


小木さん「ダジャレ以外出てこないんだよね。おじさんってね。」


その後、しばし考えてチコリます(正解に至ります)。


チコちゃん「ほぼほぼ、つまんねーやつだなぁ。」


と、つまらなさそう。


チコちゃん「全員ペン持って!漢字問題です。」


チコちゃん「「あいさつ」を漢字でお書きください。」


こちらは、全員不正解。


みんな仲良く、叱られちゃいました。


チコちゃんから「挨拶」の漢字の覚え方を伝授。





まず、両方に「てへん」を書く。


矢沢永吉が「ム」と言う →「挨」


タモリが「くくく」と笑う →「拶」


で、「挨拶」のできあがり。



おやじギャグの定義


広辞苑には「年配の男性が口にする、時代感覚からずれた冗談や洒落」という意味が掲載。





番組では、「おやじギャグの聖地」新橋駅前ビル地下1階の居酒屋で観察。


いろいろなおやじギャグが聞けました。


さてさて、なぜ、中高年になったらおやじギャグが多くなる?


チコちゃんの答えは、


「脳のブレーキがきかなくなっているから」


そうだったんだ!



脳のブレーキがきかなくなっているから


解説してくれたのは、脳科学者の茂木健一郎さん。


おやじギャグは中高年男性の脳の働きの特徴から生み出されるもの。


脳のメカニズムについて女性スタッフたちのたっての要望で大谷亮平さんがナビゲーター。


NHコスペシャル






シリーズ人体 第1集 脳と『おやじギャグ」 バナナから「そんなバナナ」が生まれるメカニズム』





大谷さん「お昼ご飯にバナナを食べればいいと言われた夫。その瞬間、そんなバナナというおやじギャグが飛び出しました。」


この瞬間に脳の左脳にある「側頭連合野」が活動。


脳のこの部分がおやじギャグ誕生のカギを握ります。


側頭連合野は言葉について記憶や情報が保存されている部分でいわば「脳の国語辞典」のようなもの。





バナナというキーワードを聞いた瞬間に、側頭連合野ではバナナに似た響きの言葉についての検索が開始。


すると次々と浮かぶ言葉の中から「バカな」という言葉がピックアップ。





「バナナ」と「バカな」から「そんなバナナ」というおやじギャグ。


1000億と言われる脳の神経細胞からおやじギャグが誕生。


大谷さん「これこそおやじギャグを生み出す脳の力。実は年齢を重ねた中高年男性だからこそ得た能力だというのです。」


一つの記憶から他の記憶を思い出すことが「連想記憶」。


この能力は年齢を重ねてボキャブラリーが増えれば増えるほど高まっていく能力。


しかも中高年男性は「連想記憶の達人」。


ハーバード大学のマサチューセッツ総合病院での実験では、連想記憶の能力は30代からどんどん伸びていき、50歳頃でピークに達する。


なぜ30代はおやじギャグを連発しないのか?


大谷さん「かくいう私も38歳。まだおやじギャグを言うのにためらいがあります。ではなぜ年齢を重ねるほどおやじギャグを言ってしまうのでしょうか?」



実は中高年男性の脳の中では連想記憶の能力が上がっていく一方で、別の現象も。


脳の前方に位置する「前頭葉」


理性をつかさどり感情をコントロールしている部分。


この前頭葉は20代で発達のピークを迎えて、50代を境にガクッとその働きが弱くなります。





70代になるとピークの20代と比べて1/4にまで低下。


60歳の時点で12歳と同程度に機能が低下してしまう。


30代の男性では「トイレ」というキーワードから「トイレに行っといれ」というおやじギャグが浮かんだとしても前頭葉の働きが活発なので「くだらないと思われたくない。恥をかきたくない。」という理性が働いてブレーキが。


ところが加齢と共に機能が低下していく前頭葉のためがブレーキが利かなくなり、口からつい飛び出るのが「トイレに行っといれ」。


思いついたら言わずにはいられないとのこと。


側頭連合野の発達によってどんどん浮かんできてしまうおやじギャグ。


それに対して前頭葉の働きが弱くなってブレーキが効かないので口に。


この側頭連合野の暴走を前頭葉が抑えられないという脳のメカニズムがおやじギャグの原因とのこと。


大谷さん「50代を過ぎると始まる脳の暴走。オーノー。」



結論


というわけで、


「なんで、おやじは「おやじギャグ」を言う?」は、


「脳のブレーキがきかなくなっているから」


でした。


塚原アナから補足


「おばさんギャグ」という言葉があまり聞かれない理由について。


女性の場合は、バナナというワードを聞くと、「バナナを食べたい。買って帰ろうかな。」と主に記憶やイメージを元に思考するという脳の使い方をするために「おばさんギャグ」は思いつきにくいとのこと。







男性が主に言語をつかさどる「左脳」を主に使うのに対し、女性は記憶やイメージをつさどる「右脳」とプラスして「左脳」も使っているから。



解説してくれたのは


脳科学者の茂木健一郎さん。




公式ブログ



茂木 健一郎(もぎ けんいちろう、1962年〈昭和37年〉10月20日 – )は、ソニーコンピュータサイエンス研究所上級研究員。学位は博士(理学)(東京大学・1992年(平成4年))。身長171cm[1]。血液型O型。

略歴
春日部市立粕壁幼稚園[16]
1969年(昭和44年):春日部市立粕壁小学校入学[16]
1975年(昭和50年):春日部市立八木崎小学校卒業[13]
1978年(昭和53年):春日部市立春日部中学校卒業[13]
1981年(昭和56年):東京学芸大学教育学部附属高等学校卒業[17]
1985年(昭和60年):東京大学理学部物理学科卒業[17]
1987年(昭和62年):東京大学法学部卒業[17]
1992年(平成4年):東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了、博士(理学)[17]
1992年(平成4年):理化学研究所国際フロンティア研究システム研究員[17]
1995年-1997年 : ケンブリッジ大学生理学研究所研究員[17]
1997年(平成9年)12月:ソニーコンピュータサイエンス研究所リサーチャー[17]
1998年(平成10年):ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー[17]
東京工業大学大学院客員助教授[18]
2002年-2007年 : 東京芸術大学非常勤講師[19]
東京工業大学大学院総合理工学研究科知能システム科学専攻連携教授(脳科学、認知科学)[18]
早稲田大学国際教養学部非常勤講師 (Brain and Cognition)[20]
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科特別招聘教授[21]
2003年 : 出井伸之の提唱するソニーのQUALIAプロジェクト・コンセプター
2016年 : 「TOKYO DESIGN WEEK」MC、理事[22]
東京大学、大阪大学、日本女子大学 非常勤講師[23]
(Wikipediaより)




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