NHK番組「チコちゃんに叱られる!」の放送内容を詳しく紹介!

チコちゃんに叱られる!

チコちゃんクイズ

靴ヒモがほどけるのはなぜ?→ほどけるように結んでいるから。着地の衝撃と足振る遠心力でほどける。アン・セキュア・ノットが最強。

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今回は、2019年6月7日金曜日放送、「チコちゃんに叱られる!」のお話。


靴ヒモがほどけるのはなぜ?





確かにしっかりと結んでいても、靴紐ってほどけちゃいますよね。


なぜなんだろう?





靴ヒモがほどけるのはなぜ?


本日の4問目。


チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中でスニーカーをオシャレに履きこなすハイセンスな大人ってだーれ?」


普段からスニーカーをよく履くということで北斗さんが回答者に。


チコちゃん「なんで靴ヒモはほどけるの?」


北斗さん「ヒモとヒモの相性が悪かったのでは?」


チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と叱られちゃいました。


街頭インタビューでも、正解なし。


チコちゃんの答えは、「ほどけるように結んでいるから」



ほどけるように結んでいるから


解説してくれたのは、結び文化研究所所長の小暮幹雄さん。


ヒモの結び方は全部で約4000種類以上。


その中で靴ヒモに一番適した結び方は、ちょう結び(ちょうちょ結び)。





そのちょう結び(ちょうちょ結び)の利点は、




1.簡単に結べる
2.結ぶとほどけにくい
3.ほどく時はすぐにほどける



しかし、どんなにキツく結んでも、足の着地による衝撃とヒモにかかる遠心力でそのうちほどけてしまうそう。


着地の衝撃によって結び目が少しずつ緩みます。





足を前に蹴り出す時に発生する遠心力でヒモが引っ張られる事でほどけます。





靴ヒモがほどけないようにするにはどうすればいい?


ということで、靴ヒモがほどけるという事に人一倍敏感なマラソン選手に聞いてみる事に。


オリンピック2度出場で現在は陸上競技連盟理事の瀬古利彦さん。


瀬古さん「ヒモがほどけたとか許せないよ。そんなマラソン選手。」


瀬古さんの靴ヒモの結び方は、ちょう結びをする2つの輪っか同士をこま結び。





瀬古さん「これで絶対にとれない。さっき増田明美さんに聞いたら「私も瀬古さんと同じでちょう結びして二重にこま結びしますよ。」って言ってましたから。増田さんが言えば間違いないですね。」



でも普段の靴ではこの結び方はしないそう。


瀬古さん「ほどく時に輪っか同士を結んだ結び目が固くなって、ほどきづらかったりしますから。」



もっと手軽でほどけにくい結び方は?


小暮さんに質問。


そのベストな靴ヒモも結び方が、「イアン・セキュア・ノット」



イアン・セキュア・ノットの結び方の手順


交差する普通の結び左右それぞれに輪っかを作ります。





輪っか同士を交差させて右の輪は後ろ通し、左の輪はは前通しで中央の輪へ。





最後に輪をキツく引いて形を整えて完成。


慣れると簡単にむすべるようになるこのイアン・セキュア・ノット。


ちょう結びに比べてヒモ同士の接触面が増える事で強度が増します。





ほどく時は、ヒモのちょう結びをほどく時と一緒でヒモの端を左右に引っ張るだけ。


このイアン・セキュア・ノットが靴ヒモとしては最強の結び方。



佐藤ディレクターの靴ヒモとの長い戦い


その後、佐藤ディレクターは、水高チーフプロデューサー役(鶴見辰吾さん)に、イアン・セキュア・ノットで結んだ靴を差し出します。





水高CP「佐藤、お前これでいいのか?VTRってのは汗をかいて作るもんなんだ。汗をかけばかくほどいいVTRになる。」


水高CP「実際に自分で歩いて検証するんだ。」


というわけで、右を「イアン・セキュア・ノット」、左を「ちょう結び」で結んだ靴で実際に歩きます。





そして、どの位ほどけやすさに違いが出るのか検証。


東京タワーからスタート。


4km地点、品川駅。靴ヒモに変化なし。


10km地点となる大田区大森でも変化なし。





ナレーション「この時、佐藤ディレクターにある疑問が芽生えます。」


佐藤D「これはかなり時間がかかりそうだぞ。働き方改革が叫ばれているこのご時世、こんな事続けていいのか?」


そこで、名古屋工業大学の佐野明人教授を訪ねます。


歩行ロボットに履かせて歩かせるという実験。


あとは、歩かず、CG.


15kmで羽田空港。


30km歩いて横浜中華街。


50kmに到達。神奈川県の湘南。




佐藤Dは、先生とトランプで遊んでいます。


佐藤D「1回帰ってもいいですか?」


佐野教授「じゃあ気をつけて。あと頑張ります。」


先生に仕事を任せて、帰京。


その後も歩行ロボットは歩き続けます。


80km、小田原城。


130km、富士山と新幹線の背景。


170km、静岡の登呂遺跡へ。


250km、浜松まつり(凧揚げ合戦)


佐藤Dは、自宅でポテチを食べながらぐうたら生活。


そこに一本の電話が。


水高CP「どうだ?ヒモはほどけたか?お前今どこにいるんだ?」


佐藤D「えっ!?今は名古屋です!流石に名古屋まで来たら足がもう痛いですね。」


350km、名古屋城城下に。





その時、部屋の戸を入ってくる水高CP。


水高CP「佐藤。お前は一体なんの汗をかいたんだ?」


佐藤D「頭の汗をかきました。」


水高CP「佐藤!それだ!体を動かす前にまずは頭で考えろ!無駄な作業を省き目的を達成するために最善の手段を見つけだす。それが働き方改革だ!」


カメラ目線の水高CP。


佐藤D「水高さん。これから僕は一体どうしたら、、、」


水高CP「ヒモがほどけるまで歩き続けろ!」


ナレーション「つづく」


歩く歩行ロボットの映像で終了。



結論


というわけで、


「靴ヒモがほどけるのはなぜ? 」は、


「ほどけるように結んでいるから(ただいま検証中)」


でした。


矢作さん「でもあんなにほどけないんだったら、もうちょう結びでいいよね!?」


(注)佐野教授は歩行用ロボットの研究では超有名人とのこと。


現在も空き時間を利用して歩行ロボットを使って靴ヒモの検証を進行中。


解説してくれたのは


結び文化研究所所長の小暮幹雄さん



1945年、東京都中央区生まれ。明治学院大学卒。少年時代にボーイスカウトに入団。1964年ボーイスカウト海外派遣で米国へ派遣。1967年、ボーイスカウトの国際的指導者訓練機関、日本ギルウェルコースを修了。以後、各種の訓練・研修機関にて指導。1984年、カナダ、アメリカ両国のボーイスカウト連盟本部へ研修派遣。1997年、英国スカウト連盟本部にて研修。ボーイスカウト日本連盟出版委員、広報委員、東京連盟県副コミッショナー、理事、地区委員長等を歴任。1997年、永年の功労により、ボーイスカウト日本連盟功労章「たか章」を受章。2006年、韓国、中国の青少年教育施設視察指導者派遣に参加。現在、結び文化研究所所長 兼 主任学芸員。The International Guild of Knot Tyersの日本人1号会員。日本結び文化学会会員。ボーイスカウト日本連盟リーダートレーナー。「結び」に関する著書は20冊におよぶ。NHK教育TV「まる得マガジン」の講師を務めるなど、「結びの伝道師」として講演や各種団体等への指導で活躍中。
(PHPのHPより)





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