2021年8月9日月曜日のチコちゃんに叱られるは、22021年5月7日金曜日の再放送。
(以下、以前のコピペです。)
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今回は、2021年5月7日金 チコちゃんに叱られる!「▽ガッツポーズの謎▽駅から徒歩○分▽お肉の色の秘密」の番組内容を紹介。
不動産広告の徒歩○分はどういう基準で決まってる?
確かに徒歩〇分とか出てますね。
分速で決まってる?
不動産広告の徒歩○分はどういう基準で決まってる?
本日の2つめ目の話題。
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、引っ越しが好きそうなステキな大人ってだーれ?」
ここは岡村さんが立候補して回答者に。
チコちゃんは、「駅まで徒歩○分」という物件情報を話題に。
そして、岡村さんに、今住んでいる家のことを聞きます。
岡村さんは、不動産表記では駅まで7分だったのに、実際に歩くと10分かかるとのこと。
チコちゃん「不動産広告の徒歩○分はどういう基準で決まってる?」
岡村さんは、「不動産のエリア担当の、、、」と言い出しましたが、違う雰囲気を察してか、最終的には、「中2の夏の男子の徒歩」という回答。
チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
いきなり、芳根さん「オリンピックの競歩」と回答。
こちらも正解に至らず。
チコちゃんの答えは、「ヒールを履いた鈴木深雪さん」
ヒールを履いた鈴木深雪さん
解説してくれたのは、国内唯一の不動産学部がある明海大学の中城康彦教授。
不動産の徒歩所要時間は「道路距離80mにつき約1分間」。
この基準の元となっているのが鈴木深雪さん。
1963年に出来た宅地建物取引の表示に関する公正競争規約。
「徒歩による所要時間については、80メートルにつき約1分間」と記載。
実際、人の歩く速度について書かれた1990年の論文では、10歳から60歳男女の平均歩行速度は分速77.3m。
1963年当時に作られた80メートルで約1分というのは妥当な数字。
この徒歩○分というのはかなりバラつきがあるように感じるのはなぜ?
それには広告表示のルールの複雑さが関係。
例えば「駅から徒歩○分」のスタートは改札では無く駅の「出入り口」。
つまり改札と駅の出入り口が150mも離れている駅だと、実感する徒歩所要時間と実際に歩いた時の感じ方に差が。
また、駅から物件までの距離は直線距離では無く、最も短いルートで表示するルールも。
番組では、先生と一緒に、実際に地図アプリでの最短ルートを調べた上で歩くことに。
信号や踏切での待ち時間は徒歩所要時間に含まれません。
どれだけ急坂でも坂道でも普通の道と同じ。
長い階段も普通の道と同じ。
あくまでも広告表示ルールでは、徒歩1分=80mは、地図上での距離
また、物件は「一番近い敷地の場所」が基準など多くのルールが関係。
たとえば、一番近い敷地の場所という事は駐車場の端でそこが基準点に設定されたり。
そこから自分の住む部屋までの移動距離は計算外。
駐車場が広いとそれだけ体感時間の差が。
結果は徒歩15分の広告表示の物件が、実測19分25秒という結果。
「徒歩1分=80m」誕生物語
彼女は不動産の広告表示のルールを決めた責任者。
東大法学部卒業後に公正取引委員会事務局に入り、消費者のために様々な取り組みを行った人。
2018年に他界されているので夫で同僚でもあった鈴木満さんにお話をうかがうことになりました。
彼は、彼女は、とても立派で尊敬しているそう。
当時は不動産の不当表示が横行。
昭和30年代の住宅が足りていなかったため、消費者に不利益になるようなウソや大げさな住宅表示が普通に行われていました。
例えば最寄り駅から徒歩6分と見せかけて実際は35kmも離れた距離にある他の駅が実際の最寄り駅だったり。
最寄り駅情報はまったくでたらめ。
さらに国道に面している、電気・電話・水道も引き込み済みという売り文句も全て嘘だったり。
そこで不当表示を規制して欲しいという消費者団体の強い要請が。
そこで、景品表示法の法律が制定。
そして鈴木深雪さんは法学部出身で法律のスペシャリストでもあったので不動産の公正競争規約制定の担当者に。
当時20代だった鈴木深雪さんは、弱者の味方になろうと不動産業界との闘いがスタート。
不動産というのは駅から近ければ近いほど価値が上がります。
そこで、消費者に近く感じさせるために、不動産業界からは徒歩1分=100mという数字が主張。
鈴木深雪さんは実際に自分で歩いて計測する事に。
山歩きが趣味で健脚だったという鈴木深雪さん。
当時持っていた靴の中で一番かかとの高い靴を履き、かなりゆっくりしたペースで歩いて計測。
そこで弾き出したのが徒歩1分=80m。
後にかなり妥当な数字だというのが裏付けられています。
結論
というわけで、
「不動産広告の徒歩○分はどういう基準で決まってる?」は、
「ヒールを履いた鈴木深雪さん」
でした。
解説してくれたのは
明海大学の中城康彦教授。
中城 康彦 教授
chujo博士(工学)(千葉大学) 一級建築士・不動産鑑定士・FRICS(UK)
略歴
【学歴】
1977年3月 名古屋工業大学建築学科卒業
1979年 3月 名古屋工業大学大学院工学研究科修士課程建築学専攻修了
【職歴】
1979年 4月 福手健夫建築都市計画事務所
1983年11月 財団法人 日本不動産研究所
1988年 8月 VARNZ AMERICA, Inc.
1992年 7月 株式会社 スペースフロンティア 代表取締役
1996年 4月 明海大学 不動産学部 専任講師
2003年 4月 明海大学 不動産学部 教授
2004年4月 ケンブリッジ大学土地経済学部客員研究員(2005年3月まで)
2012年4月 明海大学 不動産学部長 不動産学研究科長
【受賞暦】
2015年 都市住宅学会論文賞
2015年 資産評価政策学会論説賞
2016年・2014年・2013年 日本不動産学会論説賞
2013年・2008年 都市住宅学会著作賞
2004年 日本不動産学会著作賞
専門分野
不動産企画経営管理、不動産鑑定評価、建築設計、不動産流通
担当科目
不動産経営計画、不動産鑑定評価論、住宅計画、不動産企画・経営特論、不動産鑑定理論特講
研究テーマ
・建築と都市の再生に関する研究 ・不動産の取引制度に関する研究
・賃貸不動産の経営と管理に関する研究 ・不動産の価値と鑑定評価に関する研究
(大学HPより)
明海大学(めいかいだいがく、英語: Meikai University)は、千葉県浦安市明海1丁目に本部を置く日本の私立大学である。1970年に設置された。大学の略称は明海(めいかい)、明海大(めいかいだい)。
概要
1970年に城西歯科大学として学校法人城西大学の設置する城西大学の隣に設置されたのを起源とする[広報 1]。創立者は、朝日大学の創立者でもある宮田慶三郎[1]。1988年(昭和63年)4月に外国語学部と経済学部を設置、大学の名称を明海大学に変更した[2][広報 1]。名称の元となった浦安キャンパスの所在地の浦安市明海の地名は「あけみ」と読む。
建学の精神
社会性・創造性・合理性を身につけ、広く国際未来社会で活躍し得る有為な人材の育成をめざす[広報 2]
特徴
浦安キャンパス
日本で唯一の不動産学部がある。
資格取得で単位認定や奨学金の支給がある[広報 3]。
浦安キャンパス図書館は全国の大学に先駆けて、地元市民に一般開放した[3][4]。
坂戸キャンパス
坂戸キャンパス(歯学部)
城西大学と敷地を接しているが、明海大学とは別法人である。
敷地内には付属施設として明海大学病院がある。
歯科系以外に内科、耳鼻咽喉科、眼科が設置されている[広報 4]。
沿革
1970年(昭和45年) – 城西歯科大学として開学[広報 1]
1977年(昭和52年) – 大学院歯学研究科博士課程を設置[広報 1]
1988年(昭和63年) – 外国語学部(第一部・第二部)、経済学部(第一部・第二部)を設置し、大学名を明海大学と変更[2][広報 1][広報 5]
1992年(平成4年) – 不動産学部(第一部・第二部)を設置[5][6][広報 1]
1998年(平成10年)
7月16日 – 同徳女子大学校と交流協定書に調印[7]
7月31日 – セントラルクイーンズランド大学と交流協定書に調印[8]
大学院応用言語学研究科・経済学研究科・不動産学研究科修士課程を設置[広報 1]
2000年(平成12年) – 大学院応用言語学研究科、不動産学研究科に博士後期課程を設置[広報 1]。外国語学部(第一部・第二部)、経済学部(第一部・第二部)、不動産学部(第一部・第二部)を昼夜開講制に改組 開学30周年
2002年(平成14年)9月 – 浦安市立図書館との相互交流協定により、双方の蔵書の利用・予約が可能となる[9]
2005年(平成17年) – ホスピタリティ・ツーリズム学部を設置[広報 1]
2006年(平成18年) – 浦安キャンパスに不動産研究センターを設置[広報 1]
2019年(平成31年) – 浦安キャンパスに保健医療学部口腔保健学科を開設
(Wikipediaより)
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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