今回は、2022年9月9日金 チコちゃんに叱られる! ▽太平洋の「太」▽指パッチンの不思議▽座布団の謎 初回放送日: 2022年9月9日の番組内容を紹介。
なんで指パッチンすると大きな音が出るの？
なんで指パッチンすると大きな音が出るの？
本日の2つめ目の話題。
ちこちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、リズム感のあるステキな大人ってだーれ？」
岡村さんの指名で、陣内さんが回答者に。
チコちゃん「なんで指パッチンすると大きな音が出るの？」
陣内さん「関節が鳴っている。」といった趣旨の回答。
正解に至らずしかられちゃいました。
チコちゃんの答えは、「中指が人類が作れる最速の動きをしているから。」
中指が人類が作れる最速の動きをしているから
解説してくれたのは、早稲田大学の及川靖広教授。
指パッチンの音というのは親指の付け根に中指が当たる事で生まれる音。
指同士がこすれる事で生まれる音ではありません。
その瞬間の映像を捉える事ができる偏光高速度干渉計(音が空気中を伝わる要素を映像化する機器)を使って観察。
スーパースローカメラ
突き出た親指の付け根に中指が当たると
黄色から赤い色が表示されて音をだしていることがわかります。
ジョージア工科大学の研究結果によると、中指が親指の付け根を叩く時のスピードは「7800度/秒」。
中指は回転運動をしています。
これが親指の付け根に当たらずにグルグルと回転し続けると仮定すると1秒間に約21回転。
まさに超高速の動き。
この驚異的スピードを生み出しているのが親指と中指の柔らかさが生み出す摩擦。
摩擦があるおかげで親指と中指にためが作られます。
それが一気に開放されるので高速運動。
指パッチンでは0.007秒というスピードに。
時速にすると約25km。
ジョージア工科大学では指パッチン＝人間が作り出せる最速の回転運動と結論。
これは、ピッチャーの腕の振りとほぼ同じ速さ。
さらに付け根を叩いた後に薬指と小指が作る空間で共鳴が。
これにより、より音が大きくなるという原理も。
こうして発せられた音が周囲のあらゆる物に反射してさらに大きくなって最終的に私たちの耳に届きます。
驚くべき指パッチンのメカニズム。
試しに壁に音の吸収材などを備えて音の反響を抑えた無響室で指パッチンをやってみます。
指パッチは、指パッチん演奏者の指男さん
すると、音が小さくなるという結果に。
音の大きさ的には、63→61デシベルとあまり大きな変化は内容でしたが、波形で計測すると、約1.5倍大きく聞こえます。
実際に指パッチンの音を大きくするには、
・適度な湿度握力(指の筋力)、親指の付け根、薬指、小指の位置などの条件を整える必要があるとのこと。
結論
というわけで、
「なんで指パッチンすると大きな音が出るの？」は、
「中指が人類が作れる最速の動きをしているから」
でした。
解説してくれたのは
早稲田大学の及川靖広教授
オイカワ ヤスヒロ
及川 靖広
所属
理工学術院 基幹理工学部
職名
教授
ホームページ
http://www.acoust.ias.sci.waseda.ac.jp/
兼担
理工学術院 大学院基幹理工学研究科
附属機関・学校 グローバルエデュケーションセンター
学内研究所等
2021年 – 2022年 データ科学センター 兼任センター員
2020年 – 2022年 理工学術院総合研究所 兼任研究員
学位
早稲田大学 博士(工学)
経歴
2012年 – 早稲田大学理工学術院基幹理工学部表現工学科 教授
2012年 – デンマーク工科大学 客員教授
2007年 – 2011年 早稲田大学理工学術院基幹理工学部表現工学科 准教授
2005年 – 2007年 早稲田大学国際情報通信研究センター 客員助教授
2001年 – 2005年 早稲田大学国際情報通信研究センター 客員講師
（大学HPより）
早稲田大学（わせだだいがく、英語: Waseda University）は、東京都新宿区戸塚町一丁目104番地（新宿区西早稲田一丁目6番1号）に本部を置く日本の私立大学である。1882年創立、1920年大学設置。大学の略称は早大（そうだい）。
概説
大学全体
大隈重信が明治十四年の政変による下野後に設立した東京専門学校を前身とする四年制の大学である[1]。1920年（大正9年）に日本の私立大学では慶應義塾大学などと共に最も古い段階で大学令に基づく大学となった（詳しくは旧制大学参照）。2019年時点で、10の学術院のもと13学部・25研究科（大学院）を設置している[2]。国際交流が盛んで、特にアジアからの外国人留学生が多い。
大隈重信が明治の代表的な政治家の一人であり、イギリス流の政治経済学を中心とする大学をモデルに設計されていることから政治経済学部を看板学部とし、政治経済学部を中心に政界・財界に多くの人材を輩出しているのをはじめとして、出版、新聞、文学などの分野でも多くの卒業生が活躍している。英国の教育専門誌『タイムズ・ハイアー・エデュケーション』による2017年の日本版ランキングでは、私大1位に認定された[3]。
早稲田大学は、東京専門学校時代から、文部省「特別認可学校規則」や専門学校令の特例適用、大学令による私立大学として最初期の認可などを受けてきた。政治学、法律学、文学、商学、理工学、教育学、芸術、スポーツなど様々な分野で、近代日本国家の教育・研究分野の形成をリードしてきた学校であり、上述の慶大と共に「私学の雄」と並び称され、私立大学の最高峰に位置付けられることが多い[4]。
同窓会は「稲門会」（とうもんかい）と称され、 早稲田大学校友会に登録している「登録稲門会」に限っても1300を超える団体が存在し、国内有数の学閥となっている。
（Wikipediaより）
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