今回はチコちゃんに叱られる! ▽ひょっとこってなに▽台風の呼び名▽新橋の謎 初回放送日:2025年8月29日を紹介。
なんで日本は台風を番号で呼ぶの?
なんで日本は台風を番号で呼ぶの?
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、毎日天気をチェックしているステキな大人ってだーれ?」
チコちゃん「なんで日本は台風を番号で呼ぶの?」
チコちゃんの答えは、「日本の台風にも名前はある!でも番号の方が都合が良かったから。」
日本の台風にも名前はある!でも番号の方が都合が良かったから
知ってるようで知らない?「台風の名前」に隠された意外な歴史
日本の夏から秋にかけて、私たちに大きな影響を与える「台風」。
ニュースで「台風〇号」と聞くたびに、その進路が気になりますよね。
実は、この「台風〇号」という呼び方には、意外な歴史と国際的な背景が隠されていることをご存知でしょうか。
今回は、台風の名前の秘密を紐解いてみたいと思います。
ちなみに、北半球太平洋東経100度から180度で発生したのが台風、それより東側ではハリケーン、南半球で発生したものはサイクロンと呼ばれます。
ハリケーンも名前が付けられており、アルファベット順となっています。
サイクロンも同様に名付けられています。
「〇号」の呼び方はいつから?
私たちが慣れ親しんでいる「台風〇号」という呼び方は、実は1953年から始まったものです。
それ以前は、台風が上陸した日にちなんで「9月24日の台風」のように呼ばれていました。
戦後、日本がアメリカの占領下にあった時期には、アメリカ軍が決めた英語名が使われていました。
1947年の「キャスリーン台風」や1950年の「ジェーン台風」などがその例です。
しかし、この命名方法には問題がありました。アメリカと日本で、台風の判断基準が異なっていたため、名前が付かない台風があったり、その逆のケースもあったりと、非常に複雑だったのです。
そこで、1952年に日本が主権を回復したことをきっかけに、1953年から独自のルールとして「台風〇号」という番号制が採用されました。
このシンプルなルールは、気象庁にとっても管理しやすく、広く定着していきました。
世界と日本の「台風の名前」
一方で、世界では異なるルールが続いていました。
アジア地域で発生する台風は、アメリカ軍が付けた英語名が国際的に使われていたのです。
この状況が変わったのは、2000年のことでした。
アジア各国の防災意識を高めるため、台風にアジア名が採用されることになったのです。
この「アジア名」は、台風委員会に参加する14の国と地域が、それぞれ10個ずつ提案した合計140個の名前を繰り返し使うというルールで運用されています。
名前にはルールがあり、一つ目は音節が短く発音しやすいこと。
2つ目がアルファベット9文字以内
最後に不適切な意味をもたないこと。
日本が提案した名前には、てんびん座やうお座など、親しみやすい星座名が使われています。
他の国からは、鳥や山、魚、名所など、様々な名前が提案されています。
なぜ日本では「〇号」が主流なの?
現在、国際的には「アジア名」が使われていますが、日本では今も「台風〇号」という呼び方が主流です。
これにはいくつかの理由があります。
まず、長年親しんできた番号制が定着しすぎていることが挙げられます。
また、日本以外の国が提案したアジア名は、私たちにとって馴染みが薄く、覚えにくいということも影響しています。
台風は、私たちの生活に深く関わる自然現象です。
その呼び名一つにも、国の歴史や文化、そして国際的な協力の歩みが刻まれていることがわかります。
次に台風のニュースを聞くときには、その名前の背景に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
最後に、名前で台風情報をアナウンスして終了
結論
というわけで、
「なんで日本は台風を番号で呼ぶの?」は、
「日本の台風にも名前はある!でも番号の方が都合が良かったから」
でした。
解説してくれたのは
気象庁の福田純也さん。
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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