今回はチコちゃんに叱られる! ▽アボカドの謎▽バッグはどう持つ▽ステンドグラス 初回放送日NHK総合テレビジョン5月8日(金)を紹介。
アボカドの種はなんで大きいの?
アボカドの種はなんで大きいの?
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、野菜や果物をよく食べるステキな大人ってだーれ?」
チコちゃん「アボカドの種はなんで大きいの?」
チコちゃんの答えは、「でっかい動物に食べてもらいたいから。」
でっかい動物に食べてもらいたいから
アボカドの種、なんであんなに大きいの? その理由は「超巨大な相棒」へのラブレターだった!
クリーミーで栄養満点、「森のバター」として大人気のアボカド。
でも、いざ食べようとすると「種、デカすぎ!」と思ったことはありませんか?
実はあの大きな種には、数百万年にわたるアボカドの「生き残り戦略」が詰まっているんです。
チコちゃんの答えは、「でっかい動物に食べてもらいたいから」!
南九州大学の前田隆昭教授の解説をもとに、壮大な地球の歴史を振り返りながら、アボカドの秘密を紐解いていきましょう。
日本で見かけるアボカド、実は種類がいっぱい!
本題に入る前に、私たちが食べているアボカドについて少しおさらいです。
実はアボカドには 1000 種類以上の品種があると言われています。
ハス(Hass):
日本で最も一般的なメキシコ産。
皮が黒くてザラザラ。
濃厚でクリーミーな味わい。
ベーコン(Bacon):
日本でも栽培されている品種。
皮は緑のままでツルツル。
あっさりした甘みが特徴。
どんな品種でも共通しているのが、あの「巨大な種」。
なぜアボカドは、これほどまでに種を大きく進化させたのでしょうか?
258万年前からの生き残り戦略
アボカドが誕生したのは、人類の祖先アウストラロピテクスがいた約258万年以上前。
植物にとって最大の悩みは、「どうやって自分の子供(種)を遠くへ運ぶか」です。
親の木のすぐ下に種が落ちると、親の枝葉が作る日陰のせいで、日光が当たりません。
そのままでは種が腐るか、芽が出ても枯れてしまいます。
そこでアボカドが目をつけたのが、当時の地球を闊歩していた巨大動物(メガファウナ)たちでした。
全長6mの「巨大ナマケモノ」がターゲット!
約12万6000年前の更新世と呼ばれる時代。
中南米の森には、今の動物からは想像もつかない巨獣たちが住んでいました。
グリプトドン:
全長 3 m にもなる巨大なアルマジロ。
メガテリウム:
全長 6 m に達する巨大なナマケモノ。
彼らは行動範囲が広く、アボカドの種を遠くへ運んでくれる最高のパートナーでした。
アボカドは彼らに選んでもらうため、2つの進化を遂げます。
たっぷりの脂質:
巨体を支えるために栄養が必要な巨大動物へ、「脂質満点だよ!」と猛アピール。
巨大な種:
巨大動物の強力な消化器官でも、噛み砕かれないほど大きく頑丈な種。
当時のアボカドは、今のものより実が薄く、まるで「大きな種を薄い身が覆っているアーモンドチョコ」のような姿だったと考えられています。
表面をツルツルにして飲み込みやすくし、さらに小動物に噛まれないよう、種に苦味や弱い毒まで持たせるという徹底ぶりでした。
絶滅の危機を救ったのは「人類」だった
しかし、更新世の終わりに巨大動物たちが次々と絶滅してしまいます。
運搬役を失ったアボカドは絶滅の危機に。
そこへ救世主として現れたのが、アメリカ大陸に渡ってきた人類でした。
道具を使える人類は、種を上手にくり抜いて、栄養たっぷりの果実だけを食べる術を身につけました。
約7500年前の遺跡からは、この頃から人類が「実の大きなアボカド」を選別して育てる「栽培」を始めた形跡が見つかっています。
日本での「森のバター」ブーム
その後、大航海時代にスペイン人がヨーロッパへ持ち帰り、アボカドは世界中へ広がりました。
日本にやってきたのは大正時代。
当時は「野菜なのか果物なのか分からない」と敬遠されていました.
2000年代のメディア露出をきっかけに一気に普及。
今では食卓に欠かせない存在になりました。
まとめ
アボカドの大きな種は、かつて地球にいた巨大なナマケモノやアルマジロたちと交わした「約束の証」でした。
巨大な体を持つパートナーに、最高の栄養を届けるため。
そして、そのお返しに新しい新天地へ運んでもらうため。
次にアボカドの種をくり抜くときは、かつての巨大な動物たちの姿と、彼らの代わりに種を繋いできた人類の歴史に、少しだけ思いを馳せてみてはいかがでしょうか?
結論
というわけで、
「アボカドの種はなんで大きいの?」は、
「でっかい動物に食べてもらいたいから」
でした。
解説してくれたのは
南九州大学の前田隆昭教授。
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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