今回はチコちゃんに叱られる! ▽ハンバーガーの謎▽渋谷の謎▽じゃんけんの謎 初回放送日NHK総合テレビジョン7月31日(金)を紹介。
なんでじゃんけんはグーチョキパーなの?
なんでじゃんけんはグーチョキパーなの?
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、勝負強いステキな大人ってだーれ?」
チコちゃん「なんでじゃんけんはグーチョキパーなの?」
チコちゃんの答えは、「ナメクジがヘビに勝ったから。」
ナメクジがヘビに勝ったから
誰かと順番を決めるときや、ゲームをするときに欠かせない「じゃんけん」。
「グー・チョキ・パー」を出すのが当たり前になっていますが、よく考えると不思議ですよね。
「なんでグーチョキパーなんだろう?」
「誰がこの完璧なルールを考えたのかな?」
そんな疑問について、テレビ番組でじゃんけん研究者の稲葉茂勝さんが、とっても面白い歴史のストーリーを明かしてくれました!
今回はその内容をたっぷり引用しながら、じゃんけん誕生のドラマをご紹介します。
じゃんけんの手が「グーチョキパー」なのはなぜ?
チコちゃんの番組での答えはズバリ、「ナメクジがヘビに勝ったから」でした!
「えっ、ナメクジがヘビに勝つの!?」とびっくりしますよね。
稲葉さんによると、じゃんけんが生まれたのは江戸時代の日本です。
世界中にじゃんけんのような遊びはたくさんありますが、その中で最も洗練されているのが、日本で生まれた「グーチョキパーシステム」なのだそうです。
そして、このシステムの肝になっているのが「三すくみ(さんすくみ)」という考え方です。
グーはチョキに勝つ
チョキはパーに勝つ
パーはグーに勝つ
この3つが互いに優劣を持ち、ぐるぐる回る関係になっています。
世界のじゃんけんは不公平!?「三すくみ」のすごさ
実は、勝ち負けを決める人数や手の形は「3つ」だからこそ完璧なのです。
もし手持ちが2つだけだと、どちらかが勝ち続けてしまいます。
また、フランスには「井戸」という4つ目の手が存在する地域があります。
しかし、井戸はグーとチョキに勝ってパーに負けるので「2勝1敗」。
パーも「2勝1敗」です。ところが、チョキとグーは「1勝2敗」になってしまい、出す手によって勝率が変わる不公平なルールになってしまいます。
さらにマレーシアになると、水(パー)、石(グー)、拳銃(チョキ)、板、鳥の5パターンもあります。
勝率が混在してかなり複雑です。
その点、日本の「三すくみ」は絶対的な強者が存在しません。
シンプルかつ究極とも言える、最もバランスの取れた関係なのです。
ルーツは中国!ナメクジがヘビに勝つ「虫拳」の誕生
この三すくみの起源は、10世紀頃の中国の思想書『関尹子(かんいんし)』にあるとされています。
そこには「ムカデがヘビを食い、ヘビはカエルを食い、カエルはムカデを食う」と書かれていました。
これが日本に伝わった際、ムカデがより身近な「ナメクジ」に変更されました。
こうして生まれたのが、日本で最も古い拳遊びと言われる「虫拳(むしけん)」です。
虫拳は指を使って表現します。
親指を立てる = カエル
人差し指を立てる = ヘビ
小指を立てる = ナメクジ
カエルはナメクジを食べ(カエルの勝ち)、ヘビはカエルを食べ(ヘビの勝ち)、ナメクジは粘液でヘビを溶かす(ナメクジの勝ち=ヘビに勝つ!)というルールでした。
しかし、指1本で出すためパッと見で分かりづらく、「ヘビがナメクジに負けるのは納得がいかない!」という問題点もありました。
じゃんけんに影響を与えた「本拳」と「狐拳」
この虫拳の欠点を克服するために、江戸時代に流行していた他の拳遊びの要素が合体していきます。
【1. 本拳(ほんけん)】
江戸時代の元禄年間に、中国から長崎に伝わった遊びです。
片手で0〜5の数字を作り、お互いの合計数字を予想して声に出します。
現代の「指スマ」や「いっせーのーで」の元祖です。
このとき、数字の「0(拳)」、「2(2本指)」、「5(開いた手)」を表す手の形が、そのまま今の「グー・チョキ・パー」に影響を与えました。
【2. 狐拳(きつねけん)】
ポーズで勝ち負けを決めるお座敷遊びです。
「庄屋(村のリーダー)」「猟師」「きつね」の三すくみになっています。
庄屋(手を太ももに置く) = 猟師に勝つ
猟師(鉄砲を構える) = きつねに勝つ
きつね(手を曲げてコンコン) = 庄屋を化かして勝つ
役割やポーズがハッキリしていて分かりやすいため、大流行しました。
「石拳」から「じゃんけん」へ進化!
こうして「虫拳」の三すくみ、「本拳」の手の形、「狐拳」のわかりやすさが合体し、ついに「石拳(いしけん)」が誕生しました!
石 = グー
ハサミ = チョキ
和紙 = パー
子どもでも一目でわかる「石・ハサミ・紙」の組み合わせになり、誰でも納得できるルールになりました。
稲葉先生によると、この「石拳(いしけん)」という読み方が、時代とともに「じゃくけん」⇒「じゃんけん」と変化していったそうです。
まとめ:江戸っ子の知恵が詰まった究極のルール!
私たちが普段何気なく出している「グー・チョキ・パー」。
その裏には、ナメクジがヘビを倒す「虫拳」から始まり、江戸時代の人々が遊びをどんどん改良していった長い歴史がありました!
次にじゃんけんをするときは、江戸時代の歴史ロマンや、完璧な「三すくみ」のすごさを思い出してみてくださいね。
いつものじゃんけんが、ちょっと特別に感じられるかもしれません!
結論
というわけで、
「なんでじゃんけんはグーチョキパーなの?」は、
「ナメクジがヘビに勝ったから」
でした。
解説してくれたのは
じゃんけん研究者の稲葉茂勝さん。
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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