今回は、2019年11月15日金曜日放送、チコちゃんに叱られる!「時代劇の『時代』とは?・なぜインフルは冬にはやる?」のお話。
なんでインフルエンザは冬に流行するの?
確かにインフルエンザの流行は冬ですね。
空気が乾燥しているから?
なんでインフルエンザは冬に流行するの?
本日の4問目。
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番健康に自信のあるステキな大人ってだ~れ?」
最後は、岡村さんが自ら回答者に。
インフルエンザの話題。
チコちゃん「なんでインフルエンザは冬に流行するの?」
岡村さん「寝方の問題で、厚手の布団や毛布で寝る事で体温が上がり過ぎて意外と汗をかくから。」
チコちゃん「話の途中ですが!ボーっと生きてんじゃねーよ!」
国分さん「それ、普通の風邪じゃないですか?」
街頭インタビューでも正解なし。
チコちゃんの答えは、「太陽の光が少なくなるから。」
湿気や太陽の光が少なくなるから
冬になると空気が乾燥するのでインフルエンザウイルスに感染しやすくなります。
それに加えて、近年になって別の説。
それが、太陽の光が少なくなるとインフルエンザウイルスに感染しやすくなるというもの。
インフルエンザウイルスは他の生物に寄生する事で生きています。
この寄生される生物の事を宿主(しゅくしゅ)。
ウイルスはまず宿主の体内に入り込み、次に細胞内に侵入してコピーを増やします。
増えたコピーは次の宿主に寄生する事でウイルスは増殖と寄生を繰り返します。
このようなウイルスと宿主との関係にはある決まりがあります。
ウイルスはそれぞれどの生物に感染するか決まっているとのこと。
例えばインフルエンザウイルスは特に水辺で暮らす水鳥に寄生しやすいウイルス。
水鳥に寄生したウイルスは突然変異を繰り返して他の生物にも寄生できるように変化。
そうして様々な動物を経由しながら時間をかけて人間にも感染。
毎年冬になると流行するインフルエンザウイルスのその一生とは一体?
NHKひとり舞台 インフルエンザウイルスの一生
主演:木村多江さん
木村さん「私はインフルエンザウイルス。自分一人では生きていけない。弱い女。いつも誰かにすがって生きて来たわ。人は私を渡り鳥みたいな女だって言うけど、そんな生き方しか出来ないの。」
鳥のインフルエンザウイルスは感染している水鳥のフンと一緒に水中に排出。
その水を他の水鳥が飲むことでさらに感染拡大。
水鳥の中には渡り鳥がいるので一緒に世界中に拡散。
木村さん「彼(水鳥)は付いていけなくなってしまったの。女は旬に合わせて服も髪型もメイクだって変えるものなのにね。」
1年で1000代も世代交代が起きるウイルス。
水鳥から次の宿主へと鞍替え。
歌声の綺麗な彼(ニワトリ)
そして、次はポッチャリの彼(豚)。
木村さん「次に出会わなければならないのは、、あなたなのよ?」
こうしてインフルエンザウイルスは人間に感染。
インフルエンザウイルスは増殖する際に変異を起こしやすい性質があります。
そして、元のウイルスとはどんどん形が変化。
こうするうちに人間に感染するように。
冬は乾燥しているので咳やくしゃみの粒子が空中に留まりやすい。
飛まつに乗って人から人へ(飛まつ感染)。
また寒さの為に人が室内で固まって過ごしたりという環境も感染の拡大の原因に。
木村さん「鼻や口からお邪魔します。」
そして冬になると短くなる日照時間。
日光を浴びると体の中ではビタミンDが産生。
ビタミンDは細菌やウイルスの増殖を抑える抗菌ペプチドを産生して免疫力を向上。
これが日照時間が短くなるとビタミンDが減少して免疫力が落ちる可能性があるとのこと。
木村さん「ここで私、またイチから始めます。私の家族が増えるとあなたは苦しくなっちゃうみたいだけど、、優しいあなたならきっと私の幸せ叶えてくれるわよね~?」
どんどん増殖する木村さん。
そこに白血球(貪食細胞)が。
木村さん「あなた、、健康診断のついでにワクチンを打っていたのね。でも覚えていて。来年も再来年も私は姿を変えてあなたに会いに来るから。来年の冬、、また会いましょう。」
パタリと倒れる木村さん。
結論
というわけで、
「なんでインフルエンザは冬に流行するの?」は、
「湿気や太陽の光が少なくなるから」
でした。
塚原アナから補足
インフルエンザウイルスの予防接種を受けていてもインフルエンザにかかってしまうことがあります。
インフルエンザワクチンは流行の予測に基づいて作られるので、その予測と違うウイルスが流行すると効果が期待できないとのこと。
解説してくれたのは
国立感染症研究所の長谷川秀樹さん
研究者氏名
長谷川 秀樹
ハセガワ ヒデキ
所属
国立感染症研究所
部署
感染病理部
職名
部長
学位
博士(医学)(北海道大学)
研究キーワード
ワクチン学(4) , ウイルス学(265) , 病理学(162) , 感染症(401)
研究分野
基礎医学 / 実験病理学 / 感染症病理学
学歴
1987年4月 – 1993年3月 北海道大学 医学部 医学科
(researchmapより)
国立感染症研究所(こくりつかんせんしょうけんきゅうしょ、英語: National Institute of Infectious Diseases, NIID)は、厚生労働省の施設等機関。1947年(昭和22年)に設立された国立予防衛生研究所(英語: National Institute of Health, NIH)を前身とする。
村山庁舎と理研筑波研究所はバイオセーフティーレベル (BSL) 4の研究施設であるが、両施設とも地元住民らの反対で運用はBSL-3までとされ、BSL-4が要求される研究は行えなかった[1][2][注 1]。2015年8月7日、2014年の西アフリカエボラ出血熱流行に伴いエボラ出血熱感染が疑われる患者の詳細な検査や治療薬の開発のため、日本で初めてBSL-4施設に指定された[2][4]。
(Wikipediaより)
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
他の記事もよろしくね。