今回は、2019年2月22日金曜日放送、「チコちゃんに叱られる!」のお話。
なぜレジ袋を使う
物心ついたときから、レジ袋もらってました。
改めて考えたら、どうしてレジ袋を使うようになったんだろう?
なぜレジ袋を使う
本日の一問目。
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で、この中で一番スーパーとかでお買い物している姿がステキな大人ってだーれ?」
ということで、雛形さんが回答者に。
チコちゃん「なんでレジ袋を使うの?」
雛形さん「エコバッグを持って行かなかったから。」
雛形さん「スーパーの人の陰謀。後で、それでお金取ろう、みたいな。」
チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と、叱られちゃいました。
街頭インタビューでも、正解なし。
チコちゃんの答えは、
「女性のストッキングを守るため」
そうだったんだ!
女性のストッキングを守るため
解説してくれたのは、老舗袋メーカーの3代目中川兼一社長。
レジ袋を開発した元祖はこの中川製袋化工。
イギリスのモデル、ツイッギーがミニスカートで来日した1960年代。
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空前のミニスカートブームと共にストッキングは女性のマストアイテムに。
一方で、この時代のお買い物風景。
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野菜を買うには八百屋さんへ、豆腐を買うにはお豆腐屋さんへ。
竹で編んだ買い物かごを持って商店街を周るスタイル。
この頃はまだレジ袋誕生前。
そのレジ袋の原型は多摩川のナシ園で生まれたそう。
NHKたぶんこうだったんじゃないか劇場(TKG)「ナシとストッキングとレジ袋と私」
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古くから東京と神奈川の間を流れる多摩川周辺は多摩川梨のブランドで知られる一大産地。
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舞台は1960年頃の多摩川周辺のあるナシ園。
ミニスカートにストッキング姿で梨狩り中の女性。
ナレーション「もちろん梨だけに、このお方も。」
かたせ梨乃さん。
梨狩りを楽しんでいましたが、梨を入れた竹かごがすれてストッキングが伝線。
ナシ園の従業員にクレームするも、却下されます。
かたせさん「ちょっとアンタぁ、待ちや。400円で買うたナウいストッキングが台無しや!」
かたせさん「この竹かごのダボが!」
当時はこんなクレームが多数寄せられたそう。
1960年の物価ではうどん1杯約30円の時代にストッキング1足は約400円。
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そして竹かごに代わるものを作って欲しいというナシ園の依頼を受けた中川製袋化工。
当時の東京営業所所長であった青井龍夫さんはポリエチレンの袋に注目。
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ポリエチレン製の袋の4方向を全て塞ぎ、縦に切れ目を2か所。
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その切れ込みを入れた隙間から梨を入れるという袋を開発。
青井所長は1962年にこの新開発した袋の実用新案を申請。
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この袋はナシ園で評判になったとの事ですが、梨が横から入れ辛いという意見が寄せられた事で改良。
研究開発に7年。
遂に青井所長は1969年に新たな袋を実用新案登録。
現在のレジ袋とほぼ同じ。
かたせさん「これなら私のストッキングも安心ね。」
これがレジ袋誕生の瞬間。
最初は、あくまでも梨を入れる為の袋。
時代は移り変わり、1970年代のスーパーマーケット。
持ち手の無い紙袋が使われていました。
その後、スーパーマーケット業界でも梨を入れる袋が知られるようになります。
強くて丈夫、水濡れOK、かさばらないという利点からレジ袋に使用され初めて今に至っているとのこと。。
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結論
というわけで、
「なぜレジ袋を使う」は、
「女性のストッキングを守るため」
でした。
中川社長「レジ袋を何に使っているの?」
チコちゃん「メガネのレンズ拭くのにいいのよ。」
レジ袋に使われる主な素材であるポリエチレンは油と似た化学構造で脂分がレジ袋にくっついて取りやすいとのこと。
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塚原アナから補足
環境省では2020年以降、小売業を対象にレジ袋有料義務化を目指しているとのこと。
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解説してくれたのは
老舗袋メーカーの3代目中川兼一社長(中川製袋化工)。
中川兼一社長
社長挨拶
当社は昭和4年に紙袋メーカーとして創業以来、包装用品の専門メーカーとして歩み続けて参りました。
タイヨー(=太陽)マークで知られる商品が全国の皆様にご愛顧されるようになり、現在では大手ポリ袋メーカーと呼ばれるまでに成長いたしました。
当社が発明したレジ袋をはじめ、これまでも当社は、いかにユーザーの皆様に喜んでご使用頂ける商品を供給できるかを最優先で考えて参りました。
時代は刻々と変化しておりますが、その気持ちは変わることなく日に日に強くなるばかりです。どこの誰よりもポリ袋のことを深く考え、追求して参ります。
当社がポリ袋を通じて、太陽のようにこの業界の活力ある中心体となり、太陽のように世の中を明るく照らす存在になれるよう、社員一丸となって全力で努力して参る所存ですので、尚一層のお引き立てご指導ご鞭撻を賜りますよう心からお願い申し上げます。
代表取締役社長
中川 兼一
(会社より)
通い合うまごころ
「包む」とは人とのつながりを大切にした贈り、受け取る「まごころ」の文化。私たちはこの「まごころ」を基本に、社訓に掲げた「あたりまえ」の製品造りに励んでいます。消費者には快適を提供し、顧客には信頼で結びつき、そして社員には基礎の徹底と能力の向上を推進し、「包む=まごころ」の文化の創造に貢献し続けています。
中川製袋のコンセプト
>「みなぎる人力 Manpower」
>「羽ばたく先端技術 Technology」
>「強まる連携 Network」
(会社より)
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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