今回は、2019年3月22日金曜日放送、「チコちゃんに叱られる!」春の拡大SPのお話。
ぼたもちとおはぎって、なにが違うの?
おはぎとぼたもち?
いっしょじゃなの?
関東と関西?
ぼたもちとおはぎって、なにが違うの?
本日の1問目。
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で、甘いものを食べてる姿がかわいすぎるステキな大人ってだーれ?」
岡村さん(高畑さんに)「おかきですもんね?」
チコちゃん「岡村、人が悪いわよ。」
というわけで、広末涼子さんが回答者に。
チコちゃん「広末、おはぎとぼたもちってなにが違うの?」
広末涼子さんの口元に、正解とピヨピヨ。
チコちゃん「いきなりあなた、つまんないやつね。」
チコちゃん「おえかきちょう、開いて。」
チコちゃんから漢字問題 「のり」
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みなさん、書くも不正解。
チコちゃん「はい。全員!ボーっと生きてんじゃねーよ!」
正解は、「海苔」
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さて、問題の答えを、和菓子屋さんのお客さんに聞くも正解なし。
ナレーション「もうお砂糖をそのままお召し上がりください。」
チコちゃんの答えは、「秋か春か!」
そうだったんだ!
秋か春か
解説してくれたのは、2度目の登場、日本料理研究家の柳原一成先生。
おはぎもぼたもちも食べ物としては基本的に同じ。
どちらも炊いたもち米にあんこを付けたもの。
古来から日本では赤いものには魔除けの効果があると信じられていました。
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ナレーション「だから巣鴨のパンツも赤いのです。」
赤い小豆をたくさん使ったぼたもち。
邪気を払う食べ物として先祖の供養の為にお盆やお彼岸の時期に
では、なぜ同じものなのに違う名前があるか?
これらの違いは、元々は大きさの違いによるもの。
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元々は、「おはぎ」=「小さいもの」、「ぼたもち」=「大きいもの」という分け方。
これは、漢字にすると由来が分かるそう。
おはぎ=お萩(の花)、ぼたもち=牡丹(の花)
おはぎ
餅小豆の粒が散らばった様子と萩の花が散って地面に落ちた様子を思い浮かべて萩の餅と呼ばれるように。
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その中でも、小さく上品に作られたものを丁寧に「お萩」。
萩の花が咲くのは秋。
これから次第に秋のお彼岸に食べるものを「おはぎ」と呼ぶように。
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ぼたもち
一方、ぼたもちは大型のおはぎ。
かつて日本では小豆は高級品だったので、おはぎが食べられるのは年に数回。
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集まった人たちに振る舞うおもてなしとして大き目のサイズを用意するように。
これを大きく華やかな牡丹の花に例えたとのこと。
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そして牡丹の花が咲くのは春。
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次第に、春のお彼岸に食べるものを「ぼたもち」と呼ぶように。
さらに、あんこ以外にも東日本ではゴマ、西日本では青のりをまぶしたものなど、地域によって個性がいろいろ。
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柳原先生が全国の変わり種ぼたもちを紹介
「街ゆく人に聞いた!全国の個性的&おいしいおはぎ・ぼたもち 勝手にベスト5」
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第5位 「いもがいもち」
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かつて高価だったもち米を節約するために里芋を混ぜ込んで炊いたのが始まり。
特に富山県のエリアのもの。
第4位 「きなこおはぎ」
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中はあんこ入り。
黄色のきな粉は稲穂を表現。
豊作祈願で関西地方の農村に多く見られるそう。
第3位 「ずんだおはぎ」
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枝豆をゆでてすり潰したあんで作られる一品。
第2位 「納豆ぼたもち」
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主に山形県。
納豆をからめてあります。
第1位 「くるみおはぎ」
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長野県や岩手県で食べられるくるみおはぎ。
特産のくるみがたっぷり。
結論
というわけで、
「ぼたもちとおはぎって、なにが違うの?」は、
「秋か春か、もともとは小さいか大きいか」
でした。
解説してくれたのは
日本料理研究家の柳原一成先生。
柳原一成先生
柳原 一成(やなぎはら かずなり、1942年9月25日 – )は、日本の料理研究家である。東京都出身。東京農業大学卒。近茶流宗家。
父は先代宗家の柳原敏雄(1912年~1991年)で、息子は近茶流嗣家の柳原尚之である。
日本料理の指導だけでなく、食材に研究、テレビ番組の出演やテレビドラマの料理指導のスタッフして活躍している。
本職だけでなく母校の大学の客員教授・儀礼文化学会の常務理事と務めている。
(Wikipediaより)
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