NHK番組「チコちゃんに叱られる!」の放送内容を詳しく紹介!

チコちゃんに叱られる!

チコちゃんクイズ

(再掲)なんでシューマイの上にはグリンピースが乗ってるの?→イチゴのショートケーキのマネをしたから。日本発祥、学校給食から広まった。

更新日:

前回の「チコちゃんに叱られる!」​は、2019年9月6日(金)の再放送!

以下、過去の内容を再掲載したものです。

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今回は、2019年9月6日金曜日放送、「チコちゃんに叱られる!」のお話。


なんでシューマイの上にはグリンピースが乗ってるの?





確かにシュウマイには、グリーンピースのイメージですね。


なぜなんだろう?






なんでシューマイの上にはグリンピースが乗ってるの?



チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番お料理が上手そうなステキな大人ってだーれ?」


岡村さんの推薦で、吹石さんが回答者に。


チコちゃん「家で料理はするでしょ?評判はどう?」


吹石一恵「ボチボチでんな。」


そこで、シューマイの話題。


チコちゃん「なんでシューマイの上にはグリンピースが乗ってるの?」


吹石さん「包み終わりのグチャっとした部分をグリンピースで隠すため。」


チコちゃん「隠れてる?周りにひらひらなってんじゃないの?」


星野さん「確かに。」


吹石さん「栄養バランス」


正解に至らず、叱られちゃいました。


街頭インタビューで、シュウマイの絵をかいてもらうと、10人全員がシューマイの上にグリンピースをかきました。


しかし、その理由は不明。


ナレーション「東京駅でシウマイ弁当を買って、品川駅に着く前に食べ終えてしまう日本人の何と多い事か。ちなみに私はあんずを最後まで残す派です。」


チコちゃんの答えは、「イチゴのショートケーキのマネをしたから。」



イチゴのショートケーキのマネをしたから


グリンピースが上に乗ったシューマイは日本発祥。


シューマイが誕生したのは14世紀ごろの中国。





そして江戸時代の初めころに長崎の唐人屋敷を通して日本に伝来。





さらに明治時代に横浜にある中国料理店でシューマイが販売されて日本各地に広まりました。


1899年に横浜・伊勢佐木町で店を開いた「博雅亭」がその元祖。





当時は「博雅の焼売(シューマイ)」と大評判。





しかしその頃のシューマイのレシピにはグリンピースはのっていません。



グリンピースがシューマイの上に乗るようになったそのきっかけは?


それは、学校給食。。。


昭和29年に施行された学校給食法で全国的に学校給食が実施されました。





当時は、脱脂粉乳やボソボソしたコッペパンなどで、子どもたちには不評。


そこでメニューの開発者たちが少しでも給食を魅力的にしようと試行錯誤。


当時、子供に大人気のイチゴのショートケーキ





その結果が、グリンピース。






冷凍食品メーカーの開発担当者を、過去にNHKが取材済み。


その映像をお借りして放送。


ショートケーキのトッピングのイチゴをヒントに。


ニュージーランドから輸入していたグリンピースを使う事を思いついたとのこと。


当時の子どもたちの大好物はイチゴのショートケーキ。


そこから出てきた発想。


日本産よりもニュージーランド産のグリンピースは甘みがあった。


乗せてみるとなかなかおさまりも良かった。





実際に、子どもたちが食い付き、この試みは大成功。





グリンピースが乗ったシューマイは子どもたちの心をがっちりつかみます。


これが昭和30年代後半。


その後、グリンピースご飯になったり、





肉じゃがやシチュー、スープなどに用いられ、学校給食を彩る重要な食材に。






昭和63年10月19日の10・19決戦の舞台で吹石徳一選手が劇的勝ち越しホームランを放って、試合後に現役引退を発表したのと時を同じくしてシューマイにも変化が訪れます。


ナレーション「吹石選手の引退との因果関係は分かりませんが、シューマイの上から徐々にグリンピースが姿を消し始めたというのです。」


斗鬼教授「本格的な中国料理が日本に入って来た影響でシューマイも中国風のものが広まった事が影響しているのではないか?」


昭和55年以降、各メーカーは、グリンピースをのせることを徐々にやめていくことに。





メーカーの説明ではエビやカニなどのシューマイのバリエーションが増えて、他社との差別化を図るためとのこと。


そして今ではほとんどのシューマイにグリンピースの姿がなくなりました。



結論


というわけで、


「なんでシューマイの上にはグリンピースが乗ってるの?」は、


「イチゴのショートケーキのマネをしたから」


でした。
 


解説してくれたのは


江戸川大学の斗鬼正一名誉教授


斗鬼正一名誉教授


斗鬼 正一(とき まさかず、1950年(昭和25年) – )は、日本の文化人類学者。専門は都市人類学、地域研究。江戸川大学社会学部現代社会学科文化人類学・民俗学コース教授。明治大学文学部講師。明治大学大学院講師。  日本テレビ「世界一受けたい授業」「月曜から夜ふかし」「ZIP」「Nスタ」、テレビ朝日「Qさま」「相葉マナブ」「モーニングバード」、TBSテレビ「アイアム冒険少年」、テレビ東京「所さんの世界のビックリ村」、フジテレビ「リアルスコープハイパー」などのテレビ番組、「週刊女性」などの雑誌、新聞書評で、日本、世界の文化に関する解説、論評多数。
(Wikipediaより)



江戸川大学


江戸川大学(えどがわだいがく、英語: Edogawa University)は、千葉県流山市駒木474番地に本部を置く日本の私立大学である。1990年に設置された。大学の略称は江戸大。

江戸川大学在校生には、1人につき1台のノートパソコンが入学後に配布されている。そして、コンピュータの基礎教育、文章教育、コミュニケーション教育(専門講師を招いて)を積極的に行っている。また、大学敷地内には無線LANも配置されており、インターネットが常時利用できる。

教員には小倉淳(マス・コミュニケーション学科教授)、西條昇(マス・コミュニケーション学科准教授)、小林至(経営社会学科教授)、北原憲彦(経営社会学科教授)、斗鬼正一(現代社会学科教授)他、各分野において著名な人物(非常勤講師も含めて)が多く、同大学卒業生の専任教員もおり、学生との交流も盛んである。

それぞれの学科においての野外活動も多い。特に現代社会学科は、専任教員の専門分野が幅広く、現代社会の諸相を野外活動(フィールドワーク)を軸に研究する学科として、江戸川大学の特色が生かされた学科である。
(Wikipediaより)




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