NHK番組「チコちゃんに叱られる!」の放送内容を詳しく紹介!

チコちゃんに叱られる!

チコちゃんクイズ

(再掲)なぜティーカップにはお皿がついてるの?→カップがポットで、お皿がカップだったから。茶葉が口に入らないように。

更新日:

前回の「チコちゃんに叱られる!」​は、「選▽あくびの謎▽イカ墨とたこ墨の秘密▽世界で2番ほか」で過去の再放送!

以下、過去の内容を再掲載したものです。


4つ目の話題
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今回は、2019年4月26日金曜日放送、「チコちゃんに叱られる!」のお話。


なぜティーカップにはお皿がついてるの?





そういえば、いつもセットですね。


こぼれても大丈夫なようにかな?





なぜティーカップにはお皿がついてるの?


本日の4問目。


チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、優雅なティータイムが似合うステキな大人ってだーれ?」


岡村さんが手を挙げて回答者に。


チコちゃん「紅茶を飲む時を再現してみて。」


ティーカップや湯呑、スプーンやフォークなどが用意されています。


岡村さんは、お皿にカップを乗せてスプーンを添えました。


チコちゃん「なんでティーカップにはお皿がついてるの?」


岡村「えっとね、ちょっと待ってね。」


なんと、岡村さんの口元に正解マークとピヨピヨ音。


チコちゃん「うーん。つまんねーヤツだなー。」


今回は、漢字ドリルなし。


その後、街頭インタビューでも正解なし。


チコちゃんの答えは、「カップがポットでお皿がカップだったから。」



カップがポットで、お皿がカップだったから


解説してくれたのは、は日本中国茶普及協会理事の川谷眞佐枝先生。


お茶が飲まれるようになったのは紀元前2700年ごろの中国。





日本にお茶が伝わったのは平安時代、9世紀の初め頃。





その後17世紀初頭になると1610年にオランダの貿易会社が日本からお茶の輸入を開始。





そこからお茶の文化がヨーロッパ全体に広まっていきました。


実はヨーロッパに初めて伝わったお茶は、日本から輸入された緑茶だそう。






その後に日本が鎖国を始めるとヨーロッパでは中国から輸入された緑茶が主流に。


当時の緑茶は東洋の神秘薬と呼ばれて「飲むと長寿になる。病気が治る。」ともてはやされて西洋の人からすると憧れの飲み物。


そして17世紀中ごろには中国で紅茶が誕生。





コクのある味わいは西洋人の好みに合っていて緑茶よりも人気に。


貴族から庶民まで紅茶を飲むように。


しかし、お茶を入れる為のティーポットが無いという問題が。


お茶が輸入され始めた頃、オランダ・イギリス・ポルトガルの3国はアジア諸国との貿易の支配権を争っていた。





中国からお茶を輸入していたオランダとイギリスはお茶を飲むためのティーボウル(茶碗)の輸入は可能。



しかし、お茶を作るためのティーポットはポルトガルに独占されていたために輸入できず。


その為にティーポットは超高級品としてごく一部の貴族しか持てなかった。






お茶を飲みたいのにポットが無い


そこで考え出されたのが直接ティーボウルに茶葉とお湯を入れて直接飲むという方法。





このシンプルな飲み方は瞬く間にヨーロッパ全土に広まって行きます。


当然ながら茶葉が口に入って来るという問題点が。


実際にこの飲み方で紅茶をご馳走してもらったスタッフも、口に茶葉が入ってしまっています。


そこで登場するのが料理を盛るためのお皿。


お皿にお茶を注ぐことで口に茶葉が入らずに飲めます。





当時ティーボウルと一緒に輸入されていたお皿の柄が似ているという事から自然に受け入れられるようになった。





そして18世紀に入るとやっとティーポットが作られるようになり、お皿にお茶を注いで飲むという習慣は無くなっていきました。


その後、ティーボウルは持ち手が付いてティーカップと呼ばれるように。


ティーカップに今でもお皿が付いているのはお茶をお皿に注いでいた頃の名残。





今では受け皿として役割を変えながらもティーセットの一員に。



結論


というわけで、


「なぜティーカップにはお皿がついてるの?」は、


「カップがポットで、お皿がカップだったから」


でした。
 



解説してくれたのは


日本中国茶普及協会理事の川谷眞佐枝先生。


川谷眞佐枝先生


川谷ティースクール・悠遊ティークラブ主宰。NPO現代喫茶人の会副理事長。昭和49年、東京女子大学卒業。紅茶研究家である磯淵猛氏に師事するとともに、英国やスリランカ、インドなど現地での研修を通して、紅茶に関する知識と技術を習得する。平成4年、鎌倉において川谷ティースクールを開講、その卒業生を中心に平成7年、「悠遊ティークラブ」を設立し、季節ごとのイベントやセミナーなど、地域に根ざした文化活動を続けている。また、長野県小布施の桜井甘精堂・栗の木テラス、東急セミナーなど、各地の紅茶教室でも講師をつとめ、平成11年より横浜の三希堂、東慧堂にて中国茶塾を開講し、中国茶の普及にも力を入れている
(大学HPより)



日本中国茶普及協会


協会について
日本中国茶普及協会とは
日本中国茶普及協会は、中国大陸及び台湾で生産されている多彩な「中国茶」を幅広い販売形態で普及の進んでいる日本において、輸入販売等関連業者と真摯な愛好者・研究者とが協力し合い、更なる普及促進する為に設立いたしました非営利団体です。また、業界を代表する統一的な機関として、行政・メディア・消費者など関係者との対応や、中国茶の知識技術を教える教室・資格等の規格基準の作成などを事業として行っていきます。

本会の目的
中国茶の日本における普及宣伝と消費促進、そして関連文化の普及並びに相互の文化交流を図る為、会員相互の連絡協調の下、日本における中国茶業界・市場の健全な発展に寄与すること。

茶藝とお茶の基礎知識の普及
中国茶藝は茶藝館の発展とともに広まり、中国茶文化を表現する重要な位置づけにあります。中国茶は多くの種類、また分類で分けられ、茶藝にもそれぞれのお茶に応じた違いがあり且つ共有して利用できる点もあります。
日本の茶道は幾多の流派に分かれて存在しておりますが、茶藝も広く枝分かれをしており、茶に対する考え方により様々な流儀が存在しています。
当会では、皆様に中国茶藝をご紹介し、適切な運用を図ることで正しい基礎知識の浸透にも寄与できる体制を目指しております。

中国茶の様々な取り組み
インターネットで中国茶を検索しますと、さまざまなサイトがございます。当会ではそうした一般的に公開されている情報以外の、事業者にとって重要と思われる具体的な取り組みなどを会員相互の情報交換や学識経験者、関係国の専門家の方々にご参加いただく形で紹介していく予定です。
中国茶とひと括りにするには、日本におけるビジネスの広がりは、例えば、料理の世界では、世界中の料理が日本風にアレンジされて繁栄しているのに似て、様々な側面を見せています。それだけに、ビジネスチャンスも多々あると考えられますが、まだまだそう言った意味では未開発の分野やビジネス手法があるように思われます。
それを関連業者のみならず、広い視野にたって意見交換、情報の公開、実施研修、体験学習など考えられる限りの手段を組織として研究・実施して、相互に有益であるようにしていきたいと考えております。
(HPより)




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